常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

ムササビ探訪 新兵器登場

2009年04月30日 | 季節の便り
新兵器

特別に新兵器を試用できる機会をいただき、GWの隼人君は忙しくなる。
この工業用内視鏡は、細いチューブの先端に、光源とレンズを装着した、デジカメで、写真は勿論動画も写せる勝れものである。
一方我が家にも小さな獣が出没する。
発端は 古い奈良漬カスを捨てるつもりで戸外に出しておいたところ、夜間何者かに食い荒らされ翌朝ひどく散乱していた。
「タヌキは酒粕が大好物で香りに浮かれて集まってくるらしい」とかみさんが、だれからか聞いてきた。
写真集や絵本に出てくるタヌキは可愛い。
そんなこともあって、人間と野生動物が出会える仕掛けを考えた。
タヌキが現れやすいと思われる植え込みに夜間照明の設置、これはソーラー照明という便利なものがあって即決した。
撒餌は古粕を牛乳パックに入れて照明器具の脇に置いた。
日が落ちると照明装置に明かりがともり、粕入りパックを明るく照らした。
予算を奮発して高輝度型を設置したのが功を奏し、部屋から植え込みの中を走る小ネズミでも確認できる程である。
まさか初日から現れると思わないから昨夜は早く寝た。
10時頃かみさんに起こされた、窓際に急ぐと、植え込みの光の輪の中に猫ほどの黒い獣が見えた。
そして短時間で寝ぼけ眼の視界から闇の中に消えた。
私の思うところハクビシンに違いない。
昨夜は何ともあっけない珍獣との出会いであった。






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降霜

2009年04月29日 | 季節の便り
花カイドウ

二朝続けて降霜があった。
昨日は名古屋にいたので朝の様子はわからないが、名古屋の風が冷たく、郷里に遅霜が下りた予感がした。
松本の郊外では延び始めた果樹の新芽に深刻な被害をもたらしたらしい。
家では植え付けたキュウリが全滅し、戸外に出したばかりのアボカドの葉が一部変色してしまった。
今朝の霜は露と見まちがうほどの少量が、延び始めた若草の先を光らせていた。
この程度だと農作物に顕著な被害は出ないだろう
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珍しい桜草

2009年04月28日 | 季節の便り
喰裂紙 桜草

珍しい桜草が咲いた。
喰裂紙という奇妙な名前である。
花びらの先端のギザギザを、白い和紙を引き裂いた形と見て命名したのだろうと思った。
そうかもしれないし、もっと深い意味があるのかもしれない。
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巣箱とシュジュウカラ

2009年04月27日 | 季節の便り
シャクナゲ

巣箱の周りでシュジュウカラの番が盛んに鳴きかわしているけれど、巣箱に入る気配はなかったから、出入り口の口径が小さ過ぎたのではないかなど勝手な憶測で、今年はあきらめかけていた。
先日隼人君が来た折、その状況を話したら、多分巣作りを始めているだろうと云いつつ、脚立を使って巣箱の内部を確認してくてた。
藁屑や苔を使った巣がほぼ完成しているという。
その巣材はいつどうやって運び込んだのだろうと不思議に思った。
その後も親鳥が巣箱へ出入りする姿は一度も見ることはなかった。
昨日かみさんにせがまれて脚立を運び、巣箱の天窓を開けると、動物の毛や羽毛を敷き詰めた巣の中に9ケのソラマメ程の卵があった。
その間にも親鳥の姿もなければ、鳴き声一つしない、隼人君によれば、卵は10け程揃ってから親が孵卵に入るらしい。
そうなると親を驚かせるような天窓からの観察は慎むべきだろう、というのは私の考えである。
どこかの時点で一度はブログにアップしたいのだけれどさてどうしたものか。


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桜を植える

2009年04月26日 | 季節の便り
イカリ草

八重の桜が見ごろを迎え、八重桜のない我が家では、毎年花漬け用に5分咲き程に開いた花を近所から頂いている。
このような八重桜を自分の庭にも欲しいと言い出したのは上さんで、思い切って園芸店に出かけた。
標高2千メートルの高原に、季節外れの雪を降らせた雲の集団は駈け去ったらしいけれど、吹く風は冷たく朝早い園芸店は閑散としていた。
店員さんお勧めの苗木を1本1200円で買い求め、庭の隅に植えた。
うまく行けば来年から少しずつ収穫できるという。
花の塩漬けは赤飯の色付けに使ったり、極くたまに桜湯にして飲んだりする程度だから数量は極く少ない。


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タラの芽

2009年04月25日 | 季節の便り
タラの芽

山の木はある年月を経て商品価値が出ると伐採する。
建築用材、土木用材、薪炭などの価値を生み出す山林は山村の財産である。
切り払われた山林は、日光に恵まれ次の木が繁るまで、様々な植物が生育し山菜の宝庫となる。
タラは特に顕著である、日の光を吸ってそれまで眠っていたものが起き上がるように一斉に芽ふき、四方に根を伸ばしその先々に芽を出す。
数年を待たずして全山はたらの林となるが、周囲の樹木の成長により、一気に衰退しするのもたらの特徴である。
昨年の収穫を夢見て同じ場所に行っても、期待はずれでがっかりすることも多い。
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山菜の効果

2009年04月24日 | 季節の便り
こごみ

冬眠明けの熊さんは山菜をむさぼり食うと聞いたような気がする。
冬の間に溜まったストレスを除くのに効果があるのかもしれない。
ここではちょっと出れば、メジャー山菜、ローカル山菜に事欠かない。
量は取れないけれど、その気になれば二人分位いつでも旬を味わえる。
この時期 萌え出ずる新芽はほとんど食べることができるらしい。
数年前、庭の隅に移植したこごみが根を延して、あっちこっちに新芽をのぞかせた。嬉しい季節の贈り物である。

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ウコギ御飯

2009年04月23日 | 季節の便り
ウコギの若芽

ウコギの山菜番付けは低い というよりウコギを知らない人が多い。
以前は垣根や畑の畔に植えられていたウコギは姿を消してしまったし、山地に自生する大柄の山ウコギは食用に適さない。
若芽は鋭い棘に守られていて、見るからに恐ろしく近寄りがたいし、山菜としてスーパーで売られることもない。
幸い我が家にはウコギの一株が元気に育っている。
緑滴る若芽を摘んでさっと湯がき、水分を絞って刻み、塩を振ってなじませる。
熱しても色あせしないことがウコギの特徴である。
炊きあがったご飯に、適量を混ぜ合わせる。
たったそれだけで、新緑の色 香り高いウコギ御飯が出来上がる。
米沢ではウコギの青垣が続く街並みがあると聞いた。

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気がつけば二輪草

2009年04月22日 | 季節の便り
ニリンソウ

昨日名残の桜を容赦なく散らした雨が上がって、一夜明けると新緑の世界が広がっていた。
樹陰はアズマイチゲから緑の濃い二輪草に入れ替わって、白い花が木漏れ日に揺れている。
浮かれていられるのもあとわずか、また気忙しい日々の始まりである。
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陽気に誘われて

2009年04月21日 | 季節の便り
ヤマカガシ

冬眠から覚めたヤマカガシが夏ハゼの細い枝に絡まって何かを狙っていた。
通常 人間は、程度の差はあれ蛇嫌いだそうだ。
私もリスや小鳥を慈しむような気持ちは湧かないけれど、さりとて蛇を敵に思うこともない。
子供のころから身近に接していたからだろう。
一方に蛇が冬眠から覚めて、冬眠に入るまでの期間、野に出ることを拒む人もいる。
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