けむり

谷間の朝　果樹園から煙が上がる、剪定した枝を焼く季節の便りである。
煙は大気の機嫌により、色も昇り方も様々に変化する。
もちろん所轄の消防署に事前届けが必要である。
無届で煙を上げると消防車がとんでくる。
遠望は針の木岳と蓮華岳である。

ふきのとう

　雪国の山では背丈を越す積雪が一気に解けて、黒い土から柔らかいふきのとうが一斉に顔を出す。それは採っても採っても採りきれないほどだという。
　それも楽しいだろう、しかし冷たい風に吹かれながら、土手の斜面で枯れた蕗の葉を頼りに探すのも早春の楽しみである。
　えぐ味が強く、独特な香りに満ち満ちて、それだけを食べると、通人以外は顔をしかめるかもしれない。
　それでも疑いなく、体で覚えた春の香りと味覚である。

夜明け前

放射冷却で凍てついた空に少し明るさが滲んで、白銀の峰々が次第に浮かび上がる。
目を凝らすと空には星が瞬いている。
夜の余韻を残す街の灯が陰りはじめた。
三脚を窓際に据え２秒間露出した。ちょっと明る過ぎる気もするけれどほぼイメージ通りに写せた。

去ってゆく2月

裾に薄い雲の衣をまとった常念がくっきりと観察できた。
昨日は降雪があったらしく頂きの白さが際立って見える。
2月も後わずか、土手でフキノトウを10ケほど収穫する。

福寿草

憂鬱は春眠の寝不足が誘引すると思う。
もし福寿草がブルーだったら憂鬱は秋のようにもっと深くなるだろう。
この明るさに手をかざせば、まるで温もりが伝わってくるようだ。
手が届くところまで来た春に福寿草の盃をあげて乾杯しよう。

春雨

刷毛でなぞるような雨が降って、街路樹の梢に樹液が循環を始めたらしく、なんとなく赤みを帯びてきた。
窓辺のオキザリスもにわかに元気になる。
私も力を得てＥ－タックス電子確定申告に挑戦

2月２２日の常念

日を追って常念は鋭さが鈍化されて、ソフトにフォーカスされている。
気がつけば目覚めの前に朝日が枕元まで忍び込んでいる。
風が電線を鳴らして、２月が音を立てて崩れはじめた。
２月の後にくる季節はなんだろう。

４５階展望台 東京都庁

昨日　会議の合間に東京都庁の４５階展望台に登った
小雨を通して眼下の景色が霞むほど高かった。
建物は権威の象徴であることを再認識した。

浅い春

木蓮の梢に風が鳴っている
気温0.5℃　これは３月中旬の気温だそうだ
暖冬になれたせいか風が冷たく感じる。
交通安全協会の仲間の一人が、酒気帯び引逃げの疑いで逮捕された。
信じられないことだ。

大阪 天満宮

大阪天満宮近くの相生楼で会合に出席のため早朝4時出立
天神境内の大盆梅展見学
会合終了後小雨のぱらつく大阪市内散策　通天閣、道頓堀、水掛不動等等
大阪宿泊