葦原は壮大な工場群だ

本当に久しぶりに堤防から河川敷に降りた。
水辺の葦が既に背丈を越えて、みずみずしい活力に圧倒される。
葦はとても大きなな水質浄化能力を持つという。
たくましい葉の茂りに囲まれていると、そのエネルギーを実感することができる。

岩と雪渓のコントラスト

常念の雪解けが進み、尾根筋の岩場と谷の雪渓のコントラストが面白い。
夏に向かって、雪解けのスピードが上がり、面白い雪形発見と思っても、次の日に同じ雪形は望めない。
卯の花が咲いて、水田の水に頭を突っ込んでいた水稲もたくましく成長し、殺伐としていた水田は美しい緑の絨毯に変わった。

小浜 明通寺三重の塔

小浜から常神岬まで新鮮な海の幸を求めての小旅行。
海彦、山彦ではないが、山に生まれたものは海にあこがれる。
小浜の宿で一晩中鼓動のような波の音を聞いていた。

アカシア

青い空に透き通るような新緑、白い花房初夏の風物詩、また香り高い蜂蜜の蜜源でもある。
しかし現実は植生を破壊する旺盛な繁殖力と、花粉症の元凶であるとして嫌われている。

オオアマナ

過酷な環境に耐えて何十年も絶えることなく咲き続けている。
3角形を二つ組み合わせた6角形は安定感がり、美しい幾何学模様に見える。
オオアマナという名前は昨年ブログを通して教えていただいた。

松本市ごみゼロ運動清掃活動 エゴの花

松本市環境衛生協議会連合会による清掃活動に参加した。
市内のメインストリートは、植え込みの中にタバコの吸殻が捨てられている程度で、思ったよりゴミの散乱は少なかった。
ポイ捨てをしないのか、掃除が行き届いているのか判らないが、きれいな場所にゴミは捨てにくいものだ。
伊勢町通りの街路樹がイルミネーションのように輝いていた。

五月のてっせん

五月は晴れた日が少なかった。
はるか離れた海や陸地の気象が居ながらにして分ってしまうから、照る照る坊主のご利益も半減である。
下駄を投げて空の神様に明日の晴天をお願いすることもなくなった。
あまりにも先のことが判ってしまうと、便利なことも多いけれど、なんだか味気なさも残る。

シャガの咲く景色

梅雨の頃、谷川は流れの岸辺に咲くシャガをなぎ倒して、川幅一杯に流れたという。
私が訪れた時、普段の流れに戻った小川のところどころに、川砂に半ば埋もれたままのシャガが咲いていた。木漏れ日に一段と鮮やかに見えたことを思い出す。

黄菖蒲が咲くころ

5月も残りわずか、南の地方は梅雨に入ったらしい。
アカシアの花房が風に揺れて、花は春から夏に移行する。
光を反射していた緑が、光を吸収する緑に変わって部屋が暗くなった。
そんな緑の中に黄菖蒲が咲いている。

くさぼけ

野生のぼけで「くさぼけ」よんで、土手の傾斜地が真っ赤になるほど咲いていた。
庭では緑に映えて今を盛りと咲いている。
早い一週間の終わり