一昔前の地区交通安全協会支部長時代管内で死亡事故が3回続いたことがあり、事故防止の一環として、安協で交通安全看板を設置した。
詳しいことは忘れたが、県道道路敷へ立てる為、長野県の道路占用許可を受けなくてはならない、その手続きが厄介だったことを覚えれいる。
看板の制作設置は、同じ支部安協役員で交通標識やカーブミラー等を手がけていた石原さんにお願いした。
看板が功を奏したのかその後は事故が減少したようだ。
先日長野県から封書が届き、上記道路占用期間が3月末で満了となる、引続き占用するなら占用更新許可申請をするようにとの連絡であった。
申請書に、占用物件の現状写真を、添付するようにとの添え書きがあった。
立春の日の午後、自転車に乗って写真を撮りに現場に向かった。
看板は10年ぶりの対面にも関わらず、風雨に曝されながら色あせもなく、パイプ支柱にシミ一つない、設置当時のままの姿で真っ直ぐ立っていた。
石原さんの適切な材料の選定と、丁寧な制作技術に改めて見入った。