隼人君のことである。
遺失か盗難か迷ったけれど、遺失にした。
顛末はかくのごとし。
家からJR広丘駅まで自転車で走り、電車に乗る、これが隼人君の通学スタイルである。
その日、ライフワークのムササビ研究をまとめる必要から、バックにいれたパソコンと研究ノートを自転車の前籠に入れて駅に向かった。
背中に大きなリュックを背負っていたという。
駅の駐輪場に自転車を入れ、パソコンバックをそのまま残して電車に乗ってしまった。
途中で気づき、引き返したけれど、自転車の前籠にバッグはなかった。
先生のアドバイスで、急遽地元新聞二紙に探し物広告を掲載していただいた。
実は、私がこの不幸な出来事を知ったのは、新聞広告を見た知人からの電話問合わせよってである。
広告「ムササビ研究ノートを見かけた方は、どうかお知らせください、私にとってかけがえのない大切なものなのです」
事件から10日余が経過したが進展はない。
バッグを持ち帰った人が新聞を読んだとしたら、多分迷っていると思う。
「実は私が」と名乗り出ることを望んでいるわけではない、数年間の昼夜に及ぶ研究過程を記録した、4冊のノートが戻ることが切実な願いなのである。
せめて新聞社に郵送してくれるだけでもよいと思うのですが。
隼人君の気持ちを考えたら、なんと言ったらよいことやら・・・慰めようもありませんね。
無事戻ることを念じております。
これほど悔やまれることはありません。
無事、早くに戻ることを祈っております。
小生も、いや誰しにもこのような取り返せない出来事はあったと思います。きっと戻ると思いますが、運命のいたずらを嘆かず、これまで以上の宝を取り戻せると信じています。祈っています。
コメントありがとうございました。
多分、出来心からだろうと思います。
ある意味で、道に落ちていたようなものですから
ノートを開いて、そこから何かを感じ取ってもらえたらいいのですが・・・
速いスピードで梅雨が明けました。
連日猛暑で、季節先導が入れ替わったようです。
立ち止まって振り返る、良い機会になるかもしれません。
失ったものよりもっと大きなものを得ることができるように思います。
皆様からこのよう励ましのお言葉を頂けることが宝です
農学部で山岳部に入部して張り切っています。