或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

米沢牛

2010-08-04 06:12:00 | 600 グルメ
プチ旅行2日目の夜に山形県米沢市に到着した後、満を期して出かけたのが街の中央部にある上の写真の山懐料理「吉亭(よしてい)」。いわゆる老舗中の老舗。大正年間に建てられた母屋は国の有形文化財に登録されている。今回の旅行のグルメ編の真打ちと期待していたが有名な米沢牛。ホテルから歩いて数分、表通り沿いにやけに大きな屋敷があると思ったらこの店だった。

米沢牛についてはネットで調べてみたけど、霜降りが細やかで柔らかいのが特徴とか。それを最大に引き出す料理がしゃぶしゃぶということで、夏にもかかわらず鍋料理を事前に予約。門をくぐり歴史を感じさせる庭園を横目に見ながら店内へ。さすがに上品な雰囲気。オードブルの後に眼の前に現れたのが米沢牛。これがしゃぶしゃぶ用なのと思うくらいの肉厚。

数枚しかないので、できれば分割して入れたいという気持ちを押さえて贅沢に一枚を一気に湯の中に投入。ごまだれをたっぷりつけて口の中に入れると評判どおりの柔らかさ。だけどこの辺りからが貧乏人の悲しさ。慣れていない食感に戸惑いが。やはりしゃぶしゃぶは、よくぞここまで薄く切ったものだと思うくらいの肉の方が合っているんじゃないかなと。

こりゃ、この時期にしゃぶじゃぶという選択がまずかったかなと反省し、前夜がかなり高額だったにも関わらず翌日のランチでリベンジをしようと。やはり肉料理としての王道であるステーキにしようと。あえて朝食を抜いて午前中の観光を予定通りこなした後に訪れたのが、これまた明治27年創業の老舗「登起波」の分店である「登(のぼる)」。前日より更に期待したりして。

それで注文したのが5千円のステーキ。ご飯と味噌汁付ではあるもののランチとしては超豪華。だけど出てきたのを食べて、これまた昨日と同じようなイマイチな気分に。確かに柔らかいのだけど、どうも自分の中にある高級肉の食感じゃなくて、悪く言えばハム。しかも味付けが塩コショウじゃなくて醤油。なんらその辺りの飯屋の800円の定食と変わらない。やはり貧乏人には良さが分からないのかなあと。

吉亭

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