或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

青島食堂

2010-08-12 05:52:17 | 600 グルメ
新潟と喜多方でラーメンを食べた話をしたけど、その前にちゃっかり賞味していたのが長岡のラーメン。地元の人に後で聞いて知ったのだけど、新潟で4大ラーメンと呼ばれている種類があって、ひとつは新潟の三吉屋で食べた薄い醤油系。次が燕市の背脂こってり系。それと何処だったか忘れたけどピリ辛味噌系。そして残りのひとつが長岡が発祥の生姜醤油系。

薄い醤油系、背脂こってり系、ピリ辛味噌系のどれも一応どんな味なのか、なんとなく推定できるのだけど、生姜醤油系というのはこれまで経験がない。客が常に並んでいるとの話から、仕事が終わってすぐに友人の案内で地元で最も有名な青島食堂へ直行。だけど店に着いてみれば時間が6時前と早かったせいもあって客は我々2人だけ。焦る必要はなかったということか。

食券を買い席に着いてメニューを眺めると、ラーメン以外に料理がないことに気づいて。自分的には夕食はこれだけなので、餃子と白飯でも注文しようかと思っていたけど甘かった。しかしねえ、餃子がない店はけっこうあるけど白飯がないのは初めて。まあそれで経営が成り立つのならそれも良しだけど、別に飲み屋街にある夜食中心の店でもないのにと思ったりして。

やや落胆しながら待っていると、これまた繁盛店によくいる無愛想なオバさんが無言でラーメンを運んできた。伝統がある店のラーメンは見た目ですぐに分かる。無造作な具のトッピングになんとも言えない風格が感じられて。うーん、これはと思いながら麺を口へ。美味い。スープから確かに生姜の味が感じられる。生姜と醤油が絶妙なブレンド。想像以上に合うんだなあと。

麺とスープもだけど、口に入れる途中でバラける程の柔らかいチャーシューがこれまた美味い。長岡ラーメンもなかなかやるねえと感心しながら周囲を見回すと、いつの間にか10人ぐらいが席に着いていて、徐々に混雑し始めていた。そうか、午後の開店直後だから空いていたのかと気づいて。いや、やはり有名店というのはそれだけのことはあると感服したかなあ。