或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

アイナメ

2009-03-17 06:10:22 | 400 釣り
徐々に暖かくなっている今日この頃。この日曜日はひとりで釣りへ。狙いは”花見カレイ”。カレイは厳寒期に産卵を行い、その後餌を食べない時期が続くけど、深場に戻る前に体力をつけるために荒喰いをする。これが”戻りガレイ”で、それが桜の開花の時期と重なるので”花見ガレイ”と呼んでいる。瀬戸内海ではだいたい2月下旬から3月いっぱいが最盛期。

カレイは潮が大きく動く時によく釣れるけど、日曜日はちょうど大潮の直後の中潮で、時期といい潮といいベストチョイス。数日前にカキ筏への渡船をしている釣具屋へ久しぶりに電話して予約したけど、2、3年ぶりだよなと妙に興奮したりして。

心配だったのが花粉症。この時期は花粉の最盛期でもある。いつだったか花見カレイ釣りに出かけてひどい目に遭ったことを思い出して。海は山から遠いから花粉が少ないと考えていたら大違い。逆にさえぎるものがないだけ浴びる量も半端じゃなくて。いつだったか帰宅した翌日から数日間、かつて経験したことがないくらいの目のかゆみや鼻水で悩まされた。

ということでカミさんからマスクをもらい完全防備で出かけたけど、天気は良いし風も思ったより弱くて絶好の釣り日和。場所は港からすぐ沖合いのカキ筏。ちょうど安芸の宮島と岸との中間地点。今年は釣れれば良型が多いとの事前情報もあって期待したけど、いつまで待っても合計7個の仕掛けからは何の反応もなくて。結局数時間経ってもアタリは皆無。こりゃダメだと完全なギブアップモード。でもこういう時の釣りは楽。酒を飲んで筏の上で寝てればいいから。2時間近くは熟睡したような。

それで昼過ぎにようやく釣れたのが写真の30cmのアイナメ。釣果は結局これ1匹だけ。帰りに周りで聞いてみても、ほぼ全滅状態。シチュエーションは最高だったのに。まあ釣りとはそんなもの。実は前夜にカミさんとスーパーへ行った時カレイの刺身がセールで半額になっていて、それを食べたのがいけなかったかな。今思えば釣れないと無意識のうちに察知していたのかも。