或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

確定申告

2009-03-04 06:21:25 | 900 その他
この土日に父と自分の確定申告を完了。電子申告(e-Tax)は利用していないけど申告書の作成がスピーディーになっている。というのも国税庁のHPに確定申告書等作成という便利なコーナーができて、過去の申告分のファイルを読み込んで、そこからアップデイトできるから。慣れてきたせいもあるけど、申告書の作成だけなら、ものの1、2時間もあれば済んでしまう。

とは言えそれはあくまで作成作業だけ。問題は作成するための資料準備。昨年は父の入院に伴う高額医療費控除に手間がかかった。とにかく家族全員の1年間の医療機関の領収書を全部揃える必要があるからタイヘン。特にもうろくしてきている両親に領収書を1ヶ所にまとめて保管させるのが一苦労。だけどそんな作業も今年は全くなくて、ちょっと拍子抜けだったかな。

ただし毎年なにか引っ掛かることがあるのが確定申告。今年悩んだのが父の社会保険料の所得控除。原因は昨年4月から導入された後期高齢者医療制度。それまでは両親共に国民健康保険の被保険者で、保険料は口座振替により父の銀行口座から自動的に引き落としされていた。ところが制度が変わり、医療保険料は個々に特別徴収と呼ばれる年金からの天引きに。

このため社会保険庁から送付されてくる国民年金の源泉徴収票に記載されている控除額は4月以降の天引き分のみで、3月以前については別途市からの国民健康保険料の情報が必要。つまり昨年1年間に支払った医療保険料の総額をドンピシャで示すものはなかったということ。これはねえ、複雑すぎて自分でも混乱するから、75歳以上の老人には理解はまず無理。

更に調べて分かったのが、3月までは父が扶養者である母の保険料まで支払っていて、それが所得控除の対象になっていたけど、4月以降の年金からの天引きは個人毎に行われるため、母の保険料は控除の対象になっていなかった。つまり年金からの保険料の天引きが、実は父の所得控除を減額させ税金を多く支払うしくみだったということ。こりゃ、うまくやられたなあ。

冴えないのは、それが分かったのは確定申告を済ませた後。3月以前の保険料の控除申請は漏らすし。市役所には年金からの天引きを止め口座振替へ戻す申請書を頼んだけど後の祭り。金額的には微々たるものだけど。うーん、悔しい。