或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Jakarta

2015-01-31 13:44:13 | 900 その他
東南アジア出張の2日目に、昼間の客先との打ち合わせを済ませてから、夕方からインドネシアへ移動。タイはちょくちょく訪問しているけどインドネシアは初めて。イスラム圏の国ということで、ちょうど日本人の人質事件が勃発しているだけに、ちょっと不安を感じていたというのが正直なところ。バンコクからジャカルタへ向かうガルーダ航空での移動のフライトは満席だった。

冴えなかったのが機内食。とにかく全てが完全にNG。まずはサラダ。春雨のようなものに野菜が混じっているのだけど、ドレッシングが最悪。ちょっと下品な言い方をすれば、ウンチがちょっぴり混じっているような。そんなヤバイ匂いが感じられた時点でアウト。それ以上食べる気にならなかった。ということで空腹のまま、夜9時にスカルノ・ハッタ国際空港へ到着。

後で思うに、これって単なるプロローグだったような。インドネシアではビザが必要なのだけど、手配が遅く日本で取得できなくて。渡航経験者に事前に確認すると、機内で手続きできたと。それでCAへ相談すると、後で来ると。ところが着陸まで1時間を切ってもその気配なし。最後尾まで歩いていき「ビザの件、どうなった?」と質問すると、のらりくらりいい加減な返事が。そのうちベテランが出てきて、機内では無理で空港で手続きするようにと。それだったら最初からそう言えよと。

着陸直後にスマホで空港内の窓口の場所をなんとか調べてなんとか到着ビザを取得。ネットではドルしかダメと書いてあったけどタイバーツでもよくて、なんとかクリア。だけどそれのつかの間。フライトの荷物ベルトNOが掲示板に表示されなくて。係員に聞いてようやくそこへ。ところが荷物がなかなか出てこない。なんか待っていた周囲の客がいなくなっていることに気づいて。人影が多い別のベルトまで行ってみると、そこに自分のスーツケースが。「おいおい、掲示板と違うベルトじゃん?」と。

ハラハラドキドキが続いた後でようやく出口へ。そこで待っていてくれた現地駐在員を見つけた時はホッとしたなあ。ホテルへ行く前に日本食屋へ立ち寄り、遅めの夕食を。イスラム圏では禁止されている豚肉を食べ、これまた禁止されているビールを飲み、すっかり和んでその日の出来事をしゃべっていると、「インドネシアってそんな国だから」と軽く笑いながら応えてくれた。

翌朝車に乗ると、後席に一緒に乗った彼がすぐにシートベルトを装着。「こっちって交通ルールがうるさいの?」と聞いた自分の間違いがすぐに分かった。車とバイクで異常に混んでいる上に皆が交通ルール無視。危なくて怖いのなんの。だからシートベルトが必要だということ。「まあ、そういう国だから、ここは」という言葉にインドネシアに対する印象が集約されていたような。

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