或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

John Coltrane

2006-02-24 06:54:47 | 200 ジャズ
この間本屋でぶらぶらしていると馴染み深い顔を発見。上の写真の月刊プレイボーイ3月号。コルトレーン特集をやってました。表紙は「Blue Train」(1957年)のジャケットからの引用。いいなと思ったのはブルーの色合い。渋いサックスブルー。まさにジャズって感じ。“ジャケ買い”じゃなくて“表紙買い”してしまいました。(笑)

それに触発されてメモリーウォークマンで聴いているのが「Coltrane」(1962年)と「Transition」(1965年)の2枚のアルバム。いわゆる黄金のクァルテットによる演奏。彼にとってインパルス時代における正統派モードジャズのプロローグとエピローグ。

これまでもちょくちょく触れてますが、私は学生時代のある時期、完全にコルトレーン信者でした。当時よく演奏したのがこの頃のコルトレーンの曲。モードジャズはマイナーなジャズの中でも特にマニアック。難しいし普通の人はまず聴きません。特に各々のアルバムの1曲目なんかは、個人的には大好きなんだけど、居間でたまにCDをかけると家族にすごくいやな顔をされるのでつらい。

当時はハマってましたね。とにかく朝から晩までコルトレーン。部屋のポスターも全部コルトレーン。時には部屋にお香をたいて座禅を組んでコルトレーン。もう宗教の信者状態。だからマッコイ・タイナーのピアノをコピーしまくり。時代的にも学生運動が終焉する頃で、そういう過度期のニヒリズムに影響されてたのかなあ。後ろ向きだけどつっぱってたし。演奏もかなり戦闘的。ギラギラしてたなあ。まあその反動で享楽的な性格が形成されて今日に至ってる訳ですけど。(笑)

今聴いて一番懐かしいのが前者の2曲目に入っている”Soul Eyes“。これはピアニストのマル・ウォルドロンの作曲。愁いを含んだ素晴らしいバラード。激しい曲の合間によく演奏しました。今聴くと熱い青春時代が走馬燈のようによみがえります。

月刊 PLAYBOY (プレイボーイ) 03月号 [雑誌]

ColtraneColtrane

TransitionTransition

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あるある! (ダイアン)
2006-02-25 10:54:10
表紙買い、ありますよ~!

みなさんがこういう濃いジャズを聴いているときに私ったらルイ・アームストロングの古いの聞いているんです・・・乙女心です・・・
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やっぱりあるんだ。 (ハンコック)
2006-02-26 07:28:05
でもジャズ畑の人がメジャーな雑誌の表紙になんて。

凄く珍しいと思うよ。1970年代ならいざ知らず。

勿論スイングジャーナルなんかの専門誌は別にして。



最近ネットが発達したから、雑誌を買うことが

少なくなったなあ。



うんうん、ルイ・アームストロングもある意味マニアック。

濃い奴の女性版としてはよく分かるなあ。

でもルイならカフェとかでかかってもまだ溶け込むよね。

コルトレーンだと、ブルーになるか落ち込んじゃいそう。(笑)
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