或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

犬山祭り

2010-04-14 06:04:23 | 800 観光
親戚の結婚式の翌日には犬山祭りがちょうど開催されていた。結婚する前かすぐ後だったと思うけどカミさんと一緒に一度見物した記憶があるけど、何かのついでだったのか記憶がなくて。別に他に予定もなく暇だし、カミさん達の誘いにすぐに乗って愛知県の犬山市へ。犬山城には元々興味があったし同時に犬山祭りを楽しめるとくれば、まさに一石二鳥のグットタイミング。

この祭りは名古屋近郊ではとても有名で、新聞では20万人を超える人出と報道していた。現地に着くと朝9時過ぎという早い時間にもかかわらず観光客が既に大勢ごった返していて。皆のお目当ては”車山(やま)”と呼ばれる山車。城の前の広場に行ってみると、ちょうど各町内の屋台車が集まってきていて。全部で13台の車山が終結して並んだ様は壮観そのもの。

その後で各車山が沿道を練り歩くのだけど、見所はなっといっても車山の方向転換。実際に近くで見ると、大勢の男が一斉に力を入れるその瞬間は迫力十分。なるほどね、その瞬間だけやけに多くのカメラのシャッター音が響き渡るから。面白いと言えば、車山の動きを指示する頭領のような年配者がいて大きな掛け声を出している。これが手厳しくて聞いていて面白い。

昼食時に親戚一同で沿道にある昔ながらの店に入って昼間からビールを飲んでいると、遠くから笛の音色が聞こえてきて、いつしか車山が近づいてくる。そのうち車山の下層で化粧をした可愛い子供たちがお囃子となって太鼓を叩いている姿が軒先から見え始めて。背中に背負った凝った細工の電飾が眩い。まさに日本の祭り。なんか、とても幸せな気分になったけど。

思ったのは、いろいろと費用がかかるのだろうなということ。聞けば電飾の細工がべらぼうに高価なのだとか。規格品じゃなくて特注品だからなあ。原則として春に1度開催されるのだけど、秋にもやったりやらなかったり。やはり費用が影響しているのかも。それにしても沿道の両側に陣取る屋台の数の多いこと。かつて記憶がないぐらいのにぎやかさだった。