或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

バカラ エキノックス

2005-09-23 06:41:16 | 520 アンティーク
今日9月23日は秋分の日。この日にちなんで、バカラのクリスタルグラス、エキノックス(Equinoxe)の話です。言葉の意味は、フランス語で“夜と昼が同じ時を刻む日”、つまり春分と秋分。1999年の新作で、天体の世界を感じさせる太陽と、地軸を象徴するような円と線のコンビネーションによる、コンテンポラリーなモチーフを使用しているとか。

サイズ的には、同じSサイズでもアルルカンより一回り小さい。持ちやすくてお酒用だけじゃなくて、いろいろな用途で使ってます。まあ売れ線狙いかもしれません。

記事を書いているうちに、ところでクリスタルって何だったっけ?という素朴な疑問にぶつかりました。グラスの製造には、「珪砂」、「ソーダ灰」、「炭酸カルシウム」という三大原料が使われるらしいのですが、クリスタルというのは、その中に酸化鉛を混ぜ合わせたもの。この含有量が24%以上のものをクリスタル、8~12%のものをセミクリスタルと呼んでるそうです。

含有率が高いと、輝きや光沢が増し、屈折率も大きくなり、ガラスをより一層キレイにみせてくれるのだとか。ちなみに「バカラ」のクリスタルは30%%以上の鉛を含んでいる。なるほどね。納得。

グラス洗いとかは私が全部やってます、っていうかやらされてます。「高級品なので壊すといやだから、自分でやって」とカミさんに言われて仕方なく。そうすると、なんだか大事にしようという気が湧いてくるから不思議。(笑)

“エキノックス”つながりで、セルジオ・メンデスとブラジル’66のセカンドアルバム「Equinox」(1967年)を紹介しておきます。この中にコール・ポーターの名曲”Night and Day“のカバーが。これってシャレ?。それにしてはカッコイイ。この頃はまだ営業臭さがあまりなくて、いい感じです。

EquinoxEquinox