或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

NY回顧(6)[ミュージカル]

2005-09-06 06:38:04 | 800 観光
土曜日の午後に見たのが写真のブロードウェイのミュージカルで、1992年にヒットした「Crazy for you」。ジョージ・ガーシュインの曲を寄せ集めて製作されたもの。「Someone to watch over me」、「But not for me」といった名曲がめじろ押し。その意味では私にピッタリでした。

今回調べて分かったのが、「CATS」、「オペラ座の怪人」といった英国産の作品が世界を席巻する中で、最近米国産も盛り返していて、そのきっかけの一つが「Crazy for you」のリバイバル上演だということ。それで本場のミュージカルを楽しめたかって?いや、それが恥ずかしい話、英語が全く理解できませんでした。(笑)

最近はまだましですが、当時はまったく英語力なし。本人はちょっと自信を持っていたんだけど。でもそれは日本にいる欧米人相手。仕事英語中心。日本人に合わせて喋ってくれてますからね。でも本場じゃスピードも速いし、生活英語だし、ギャグやシャレも入ってるしで、もうお手上げ。(笑)

よくありますよね、言葉の意味はちんぷんかんぷんだけど、分かったふりして周囲に合わせて笑う、みたいな。あの屈辱を存分に味わいました。今思い出すと、劇場を出る時、なんか落ち込んで辛かったなあ。でもまあこれがきっかけで英語の勉強に励みましたから、まさに“動機は不純なほど上達する”という格言?が当ってます。

アルバムを2枚紹介しておきます。このミュージカルのオリジナル曲集と、ハービー・ハンコックのガーシュイン生誕100周年記念トリビュートアルバム「Gershwin's World」(1998年)。後者はバラエティに富みすぎでそんなに愛聴盤ではないのですが、ピアノソロの「Embraceable you」は美しい。

最近になって劇団四季による「Crazy for you」の広島公演が10月にあることを知って、試験も終ってるしタイミングがいいので見に行くつもりです。

Crazy For You: Original Broadway CastCrazy For You: Original Broadway Cast

Gershwin's WorldGershwin's World