前回に引き続いて新潟県長岡市のグルメの話。というか2泊3日のプチ東北旅行も終わり、新潟の話も今日が最後。新潟、喜多方、長岡と続いたけど、今日は同じ麺でもラーメンじゃなくて蕎麦。出張する前にご当地の名物グルメは何かと会社の知り合いに質問すると、「へぎそば」ですよという答えが返ってきて。「へぎそば」を漢字で書くと「片木蕎麦」。片木(へぎ)というのはこの蕎麦が盛られる器のこと。もともとは”剥ぐ”が訛って”へぐ”、木を剥いだ板を折敷にしたのが始まりとか。
この「へぎそば」は新潟県魚沼地方が発祥地で、そばのつなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使っているのが特徴。もともとこの辺りは”縮”を中心とした織物が盛んで、麻糸の糊付けをするのに布海苔がつかわれていた。それをそばのつなぎに使ったたということで、江戸時代には「へぎそば」があったらしい。当時の薬味は”からし”。その後”わさび”が流通するように。
しかしねえ、よく食べたなあ、これを。通算すると2週間で4回も。たまたまだけど、全て小嶋屋。とは言っても小嶋屋にもいろいろあるらしく、自分が利用したのは写真の長岡小嶋屋が3回と、小嶋屋総本店長岡喜多町店が1回。なんてこの記事を書いていてそれを知ったのだけど。後者の小嶋屋総本店の本店は十日町にあって、この辺りがへぎそばの聖地なんだろうなあ。
それで十日町に程近い小千谷市に行く用事があって、これは本場でへぎそばを堪能できると早速調べて須坂屋にターゲットを設定。そこまでは良かったけど、用事の都合で須坂屋にはいけず、もっと言えば詩人、西脇順三郎の生誕地や墓所にも立ち寄れなかった。今思えばとても残念。西脇と言えばシュルレアリスム。おっと諸橋近代美術館のダリつながりか。
それで「へぎそば」の味なのだけど、つるりとした食感でさっぱりした中に腰もしっかりあって美味い。そうそう、長岡小嶋屋をよく利用した理由は、そばもだけど他もなかなかだったから。特にぜんまいと鰊。それから名物の栃尾あぶらげ。酒飲みにはたまらない肴だったなあ。
この「へぎそば」は新潟県魚沼地方が発祥地で、そばのつなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使っているのが特徴。もともとこの辺りは”縮”を中心とした織物が盛んで、麻糸の糊付けをするのに布海苔がつかわれていた。それをそばのつなぎに使ったたということで、江戸時代には「へぎそば」があったらしい。当時の薬味は”からし”。その後”わさび”が流通するように。
しかしねえ、よく食べたなあ、これを。通算すると2週間で4回も。たまたまだけど、全て小嶋屋。とは言っても小嶋屋にもいろいろあるらしく、自分が利用したのは写真の長岡小嶋屋が3回と、小嶋屋総本店長岡喜多町店が1回。なんてこの記事を書いていてそれを知ったのだけど。後者の小嶋屋総本店の本店は十日町にあって、この辺りがへぎそばの聖地なんだろうなあ。
それで十日町に程近い小千谷市に行く用事があって、これは本場でへぎそばを堪能できると早速調べて須坂屋にターゲットを設定。そこまでは良かったけど、用事の都合で須坂屋にはいけず、もっと言えば詩人、西脇順三郎の生誕地や墓所にも立ち寄れなかった。今思えばとても残念。西脇と言えばシュルレアリスム。おっと諸橋近代美術館のダリつながりか。
それで「へぎそば」の味なのだけど、つるりとした食感でさっぱりした中に腰もしっかりあって美味い。そうそう、長岡小嶋屋をよく利用した理由は、そばもだけど他もなかなかだったから。特にぜんまいと鰊。それから名物の栃尾あぶらげ。酒飲みにはたまらない肴だったなあ。
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