或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ふぐ政

2010-01-21 06:18:36 | 600 グルメ
つい先日、家族で久しぶりにフグを食べに広島市街へ。夕方、近くのショッピングモールに出かけ、食指も動かないバーゲンにうんざりしながらぐだぐしていると、バスで雪山へスノボーに出かけた娘が広島駅に着くので迎えにいこうということになって。暇だし、クルマで出かけているし、電車の方がホントは速いはずだけど、なんのためらいもなくカミさんの勧めるままに。

運転しながらふと思い浮かんだのがフグ。今シーズンはまだ食べていないなと。正月に家族が揃った時にでもと思ってはいたけど、結局皆の都合がつかずお流れに。実はその時にどの店が良いかいろいろ調べてはいた。だけど何所もかなり高価。デフレで物価が下がっているというのにフグの値段は変わっていない。コースを食べると8千円から1万円ぐらいかかる。

しかしこの不景気に、この値段じゃどうも気が乗らないなと絞り込んだのが、市街地のど真ん中にあるフグ専門のチェーン店「ふぐ政」。ざく(皮の切り身ポン酢) ・刺身・から揚げ・雑炊だけの最も安い得々コースが4,500円。これならなんとか手が出るなと。

娘を駅で拾ってそのまま店の近くにあるパルコの駐車場へ。街中での家族の食事は久しぶり。娘が先に降りて店で個室を確保してくれていたので助かった。案内されたのは8人は座れる畳の座敷。ところが仲居さんは皆若い女性。おそらく二十歳前だろうなあ。日本料理屋というよりファミレスの雰囲気。メニューを見ると、ふぐグラタンなんかもあったりして。なるほどね。

そうこうするうちに出てきたのが、お待ちかねのフグ刺し。ところが一人用の皿に盛られたのは10切れ程度。うーん、そうなのか、そうだろうなあと納得はしたけど。おまけに包丁さばきがイマイチ。味気ないのっぺり感に少し興ざめしたかな。ただし活きだけは良さそうだった。お次はから揚げ。これまた小さい身が3切れ程度。さすがにカミさんからきつーいダメ出しが。

最後がフグちり。出てきたフグを見て驚いた。たった今さばいたのか、身がピクピク痙攣している。やはり活きは良かったんだと納得して。雑炊を食べた後に出てきたのが、お品書きになかったアイスクリーム。これは逆に量が多かった。終わってみれば、自分にはちょうど適量だったような。この店を選んで大正解。自分って安あがりに出来ているなあ、不況向きだなあと。

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