私的、’０９大相撲春場所回顧

　大相撲春場所は、先場所の盛り上がりを引き継いで、客の入りも絶好調の満員が続きました。しかしながら、肝心の優勝決定は白鵬の独走で14日目に決まる体たらく。結果は白鵬が全勝で優勝した。

　　よくやった力士

　白鵬・・・本当に横綱相撲。とにかく強かった。特に右上手を引いた時には、余裕を持ちすぎるぐらいの強さを見せました。私が子供の頃から知る限りでは、間違いなく恐らく最強だと思う。それほど強かった。全勝優勝は当然。

　朝青龍・・・9日目の把瑠都で精根尽き果てた感じ。先場所優勝してますし、まあこんなものなのかも。千秋楽も相手に上手を許してしまうとアッサリと土俵を割った。

　　頑張りましょう

　琴欧州・・・久々に二桁も強さは全く感じず。とにかく優勝争いをやって欲しい。10日目まででもいい。そうなれば相撲はもっと盛り上がる。

　魁皇・千代大海・・・魁皇は強さを感じなかったが、何故か早々に勝ち越して8勝したら後は全敗。千代大海にいたっては、史上最低の２勝13敗・・・。休場しろよ。

　私のひいき力士

　日馬富士・・・９日目まではとにかく元気が無かった。負けたときの粘りの無さが目立ちました。終盤は大関互助会で二ケタ勝ちも値打ちは低い。とにかく、内容が悪い。

　豪栄道・・・寝屋川出身の御当所場所。９勝は地力の証明か。相撲内容も見ていて面白い相撲な上に強さも感じさせた。もう三役定着も目前だ。

　把瑠都・・・何とか勝ち越しというのが不思議でなりません。とにかく脇の甘さが致命傷。あれだけ簡単に二本を差されると厳しい。白鵬戦は久々の惨敗も、朝青龍戦は健闘の内容で結局横綱をつぶした。相撲さえ憶えれば、確実に横綱なのでしょうが・・・。

　言いたいこと

　春場所は先場所の人気を引き継いでなかなかの好況でした。お客さんが多い為か、相撲内容はなかなかいい相撲が多かったように感じました。先場所が最近の東京場所にしては引き技も多く、気の抜けたような相撲が多かったのでよかったです。

　ただ、優勝が白鵬の独走だったことだけが残念。とはいえ、彼の強さはもはや異次元。朝青龍といえども、彼に勝利するのは容易ではないだろう。

　とにかく、来場所こそ優勝争いに期待したい。特に、両横綱に琴欧洲、日馬富士、把瑠都が優勝争いに絡んで欲しい。切望したい。