男性の女性化を言われて久しい今日この頃。そういえば、流行の女優もどちらかと言えば、「色気」というよりは「美しい」「かわいい」「清楚」「かっこいい」といった女優ばかりだ。
私の中で「色気」というと、太地喜和子さんに止めを刺す。彼女は演技派で大女優であったのだが、とにかく顔を見ただけで「妖艶」としか思えませんでした。もちろん、私とは一世代は違っているので、ファンとかいう訳ではありません。でも、とにかく顔を見ただけで「いやらし」かったのだ。
他にはと考えると、夏木マリ・辺見マリ・緑魔子さんなんかもいるが、やっぱり太地喜和子さんのいやらしさには敵わない。翻って、今の女優でみると、そういうエロい系統の女優がいないのではないだろうか。ただ、「脱げばいい」「激しい濡れ場を演じればいい」っていうものではないのだ。
欧米では、そういったエロい女優の系譜が未だに健在のように見えます。要するに、日本の社会が特に女性化してきていると言えるのではないでしょうか。アイドル歌手の衣装が、ちょっと露出が増えただけで「エロい」のなんのと言って拒否反応を示すような、童貞臭い輩が増えている現状では、流行の女優に「エロさ」を求めないのも当然なのかもしれません。
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