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なかなかに難しい

2019-05-29 | ニュース

 旧優生保護法によって強制的に避妊手術を受けさせられたのは違憲であるとし、全国の集団訴訟での最初の地裁判決が出て、賠償請求は時効につき棄却だが旧優生保護法は違憲という判決が出た。色々な意見はあると思いますが、今年の4月24日に強制不妊救済法が成立・施行された事を込みで妥当な判決かなあと個人的には思う。

 憲法の精神から言えば、強制的に避妊手術を受けさせられたのは違憲であるとしか言えないし、今回の判決でもそうなっている。本来ならば賠償も認められた方が今の風潮からも正しいのかもしれません。しかし、社会風潮や福祉の整備が憲法に追いついていなかった当時の現実やらを考えた場合に、一概に全てを訴え通りに判決を出すべきなのかは判断が難しいのもあるのではないだろうか。

 また、実際問題として自由は認められなければならないのですが、現実としてのその後を考えた時に…というのもある。 そんなことは当事者の問題で、無関係な野次馬である私たちが勝手にその後の事とかで意見するのもおかしなことでもありというのもまた正しいのだろう。

 高裁や最高裁で判断が変わる可能性も十分にある裁判でもあり、今後でる各地裁の判断も異なる可能性もあるだろう。本音と建前であったり、ケースバイケースという面もあったりして、専門家でも難しい問題なのだと思う。

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