ハローお馬ちゃん

ニュース、スポーツ、芸能、競馬
ぼちぼちやってます

また閉店

2011-08-18 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、ここへ越してきて以来35年以上利用してきたスーパーが閉店した。昔は、現在よりも もう少しだけ売り場も広くて人も賑やか、店の前のスペースには回転焼きやたこ焼き、日用品などの出店が2~3日周期で出ていたものでした。

 それも、周辺のスーパーが価格競争を始めた20年ぐらい前までの話。その店が大手デパート系列の為か、社員の店長に公務員のような人が続いてしまい、客がが減り続けてこんなことになってしまった訳。

 何が公務員だったかといえば、10年1日のごとく週に1回新聞に折り込みチラシを出し、しかもそこには超目玉商品は無く中途半端な値段の付いたものしかなかった。いつの間にか「あの店は高いから」と噂は広がる。その上に、新聞の購読者の割合は激減しているのである。いくらチラシを入れようとも人の目に触れる事はほとんどない。こんな状況で、お客さんが増えるはずが無い。これが、少なくとも10年は続いたのです。

 ようやく、というか最後の結論を出す為か、女性のやり手店長に代わったのが1年少し前のこと。まず、近隣他店の休業日である水曜日に、大規模な値引きセールを行うようになった。そして、ネットの「シュフー」でチラシを見られるようにもなった。こんな近隣の他の店では当たり前のことをようやくやったのです。除々に水曜日にはそれなりの集客が出来るようになったようですが、時既に遅し。

 こんな店でも、高齢者にとってはやはり無くなると不便なようです。歳をとって、あまり遠くに買い物に行くことが出来ないからです。まあ、この辺りはなんだかんだ言っても大阪の衛星都市ですから、何十分も掛かるような距離ではありませんが、地方の都市なら大変なはずです。車の運転が出来ないなら尚更です。大店法の規制緩和の負の部分は、確実に地方の過疎化を加速させているのは間違いないなあと実感します。

 それにしても、駅前の40年近く続いた中規模スーパーも2月に廃業して、今は更地になっている。マンションを建設する予定だそうだ。前にも書きましたが、駅近辺の3件あった本屋は壊滅した。小売業の形態の移り変わりは早い。結局、小売業は大規模スーパーとネット通販に集約してしまうのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする