はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

ゆるゆりライブイベント2「七森中♪うたがっせん」感想

2012-06-20 21:18:43 | アニメイベント
 17日(日曜日)に、ゆるゆりライブイベント2「七森中♪うたがっせん」に行ってきた。昼の部と夜の部の2回公演だが、2回続けて参加する猛者も結構いたようだが、私はもう歳で翌日にも響くので、私は昼だけにしておいた。

 このイベントの感想だが、これはもう「大満足」の一言に尽きる。何と言っても、約3時間の大ボリュームだ。曲の詳細は公式サイトのセットリストで参照できるが、全30曲で、これまでリリースされた『ゆるゆり』関係の曲のほぼ全てが歌われた。さくひま*ひまさくの「よしなしOKI☆DOKI」だけは漏れてしまったが、デュエットソングは各デュオで一曲ずつだったので、これは仕方がないところだろう。

 ここから先は、順不同で細かい感想を書いていく。
 今回、特にデュエットソングが印象深かった。京子&綾乃の「Miracle Duet」、さくひま*ひまさくの「恋のダブルパンチ」、あかり&ちなつの「女と女のゆりゲーム」、京子&結衣の「パジャマ旅行」、それぞれの曲で歌われているキャラの関係性は、特別の衣装での生歌を聴く事で、より鮮烈な印象が頭に残った。中でも、「パジャマ旅行」が一番ツボに入った。しっとりと歌っているように見せかけておいて、最後に二人が寝る布団が用意されているあたりは笑ってしまった。
 各キャラのソロ曲は、以前に「七森中りさいたる」で歌われた曲に加えて、今回はカップリング曲も全て歌われた。どの曲も好かったが、ライブならではの仕掛け(?)が印象に残ったのは、あかりの「背景」だった。あの曲の「雑音であかりのセリフが聞こえない」と言う部分をどうやってライブで再現するかが気になっていたが、あかりのセリフパートになると、自然と観客から雑音(?)の声がわき上がってきて、しっかりとあかりのセリフを聞こえなくしいた。これは、ある意味で感動的ですらあった。セリフパートが終わった後、みかしーが「みんな、空気を読んでくれてありがとう!」と言っていたのも印象的だった。
 なお、今回は千歳役のあいなまさんが不在のため、千歳のキャラソンは歌われずじまいになるかと思っていたが、千鶴役の倉口桃さんが千歳のピンチヒッターとして登場して、千歳の持ち歌「あなたのシアワセ うちのシアワセ」の千鶴バージョン「姉のシアワセ わたしのシアワセ」を披露した。なかなか堂に入った歌いっぷりで、代役を堂々と果たしていたと思う。
 他に、サプライズゲストとしては、ガンボー役のグリリバさんが登場した(ただしセリフだけ)。女の子だらけのところに、男が出てきたらどうなるか、ぜひご本人にも登場していただきたかったものだ。ガンボーと言えば、なぜか戦闘員(セットリストによると「ガンボーズ」と言うらしい)が出てきて、身体をくねらせる謎の踊りを妙に長い時間をかけてやっていたが、後から思うと出演者の衣装替えとかの時間稼ぎだったのだろう。

 途中には、2期『ゆるゆり♪♪』の最新PVも公開されて、ますます2期への期待が高まり、またアンコールでは2期のオープニング主題歌「いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪」も歌われた。これは、まだPVでワンコーラスしか聴けない曲にもかかわらず、会場のコールがばっちり決まっていたのは、すごかった。

 アンコールも終わって完全にライブが終了して、ふと我に返って時計を見ると、16時25分。13時35分頃の開始だったので、予定の2時間より50分ほどオーバーした事になる。そもそも、単純に曲数から計算して、どう考えても2時間で収まるわけがない。
 さすがに3時間近くもぶっ通しで体力はかなり吸い取られたような気はするが、体感時間では3時間もたったとは全く思えず、それどころか2時間も過ぎていないようにしか思えなかった。楽しい時間は過ぎるのが早いというのを改めて実感したライブだった。

 そんなわけで、アニメ2期が始まる前の、1期の集大成の「お祭り」としてふさわしい、素晴らしいライブイベントだった。願わくば、今度はフルメンバー(もちろん、千鶴も千歳も二人とも参加で)でのライブをお願いしたいところだ。