はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

2010年 謹賀新年

2010-01-08 00:15:25 | 日記・雑文
 あけまして、おめでとうございます。本年も、よろしくお願いします。

 と言うわけで、年が変わってから最初の更新。我ながら、1月8日にもなって「あけまして」は遅いだろうと思う。年末年始、東京に行かず家にいて何をやっていたかというと、基本的にはゴロゴロしておりました。


 なにしろ、12月25日に『藤子・F・不二雄大全集』の新刊が出て、同じ日に『漫画少年版 ジャングル大帝』も届いたものだから、読む本には事欠かない。講談社全集版の『ジャングル大帝』を初出版と比べながら読んでみたが、特に前半部分は別物と言っていいくらいに絵が違う。後半はある程度初出の原稿に沿っているものだから、全集版『ジャングル大帝』は1巻より3巻の方が絵が古い。あらためて読み返すと何とも奇妙だ。
 『漫画少年版 ジャングル大帝』の藤子ファン的なポイントは、付属の冊子にA先生のコメントが載っている事と、『まんが道』でも紹介されていた初出版の連載第1回がそのまま読める事だろうか。本編冒頭の「ウオッ パンジャ!!」のコマは『まんが道』でも登場していたので、眺めていると妙に嬉しい気分になってくる。

 『ジャングル大帝』からの連鎖反応で、『まんが道』も久しぶりに「青雲編」の最後まで再読した。『まんが道』の単行本はFFランド版で持っているので、ちょっと読みふけると自分の回りが『まんが道』だらけだ。全23巻は多すぎる。中公愛蔵版だと全4巻ですっきりしていいのだろうけど、今更あんな分厚い本を買っても置く場所がない。
 『まんが道』には初期の藤子作品が多く登場する。その中で10ページに満たないような短編は作品が丸々載っているからいいが、「バラとゆびわ」や「三人きょうだいとにんげん砲弾」のような別冊付録作品は断片的な再録なのが残念だ。どうしても、全体を通して読みたくなってしまう。また、連載作品では『四万年漂流』は最終回のラスト1ページだけが明らかに描き変えられていて、元がどんな終わり方だったのかが気になる。はたして、これらの初期作品は『藤子・F・不二雄大全集』で刊行されるのだろうか。まずは2期で、ある程度古い作品が入る事を期待しているのだが。


 年末年始、漫画は他にも手塚作品をいくつか再読したので結構な数を読んだ気がするが、アニメは放映休止が多かったので普段ほどには観なかった。
 東海地区は、昨年最後の深夜アニメは12月30日(実際には日付が変わって31日)のテレビ愛知『ささめきこと』最終回だった。毎年の事ながら、他の局が特番編成を組んでいる中で、年が終わるギリギリまでアニメを放送するテレビ愛知のマイペースっぷりは素晴らしい。2週も特番(と言っても、ドラマの集中再放送)でアニメを休むCBCは見習って欲しい。おかげで、他地区では昨年内に終わった『けんぷファー』の最終回が、CBCではやっと今晩の放送だ。まあ、『けんぷファー』の最終回自体は番外編だし、本編がアレだったのでもうどうでもいいのだが、それより後番組『ひだまりスケッチ×☆☆☆』の予告が流れるかどうかが気になる。

 と、アニメについて書いていて、最近は古い作品にあまり触れていない事に気が付いた。
 昨年は、1月に『ワンサくん』を観始めて以来、『ミクロイドS』『鉄腕アトム [第2作]』と継続的に手塚アニメを観てきた。その流れで年末からは、DVD-BOXで20年ぶりに『悟空の大冒険』を観返しており、現在第18話まで観終わった。初めて観たのは小学生の時だったので当時はドタバタギャグを単純に笑っていたが、大人になってあらためて観てみるといい意味でものすごくデタラメな作品だ。中でも「宝の地図はペケペケ」「ニセ札で世界はまわる」「おかしな?おかしな?」などのテンポのいいネタの繰り返しやブラックなギャグは特に強烈で、トリップしそうになる。「ニセ札で世界はまわる」はお蔵入りで未放映になってしまったのだから、本放送当時でも「なんだこれは」と言った扱いだったのだろうか。
 手塚アニメ以外に昨年観た旧作アニメとなると、東映チャンネルの『超人戦隊バラタック』と、DVD-BOXで『タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊 オタスケマン』を最終話まで観返したくらいか。色々と観た気になっていたが「全話通して観た」作品となると案外少ない。特定の話数を発作的に観た作品となると、もっとある。例えば、『ドラえもん』は「タイムマシンBOX」で初ソフト化作品中心に何本か観たが、こういうものをカウントしているときりがない。
 現在は、『悟空の大冒険』の他に、ホームドラマチャンネルの『ゴワッパー5 ゴーダム』と『忍風 カムイ外伝』を観ている。『ゴーダム』は前から観たかった作品だが、結構重い話が多くて、聴いていて元気の出てくる主題歌とのギャップには戸惑ってしまった。家弓家正のナレーション&ゴーダム役は渋くていい。軽い『悟空』に重い『ゴーダム』『カムイ』で、うまくバランスが取れているのかも知れない。



 年明け最初の更新だったせいか、普段以上にとりとめもなくダラダラと書いてしまった。内容が「年末年始は家でゴロゴロしていた」なので当然かも知れないが。とにかく、今回はこれくらいにしておこう。
 こんな感じで、今年も当ブログでは自分の好きな漫画やアニメを中心に取り上げていく予定なので、趣味が合うなと思った方はお付き合い頂ければ幸いであります。