はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

アニメドラ新スタッフ情報

2004-12-13 23:36:33 | 藤子不二雄
 今日発売された「週刊ポスト」に、アニメ「ドラえもん」新スタッフの情報が載っていると聞いて、さっそく読んだ。その「本誌だから書ける新生ドラえもん最強スタッフ」とは、

 総監督:楠葉宏三
 脚本:高橋ナツコ、大野木寛
 演出:善総一郎(正しくは「聡一郎」)

 「ポスト」は小学館の雑誌だから、ドラに関してあまりいい加減な事は書かないだろう。よって、とりあえずこの情報を真実とみなして第一印象を素直に述べると「微妙」。記事中にもあったが、楠葉氏は主に「世界名作劇場」シリーズなど、これまではもっぱら日本アニメーション作品を手がけてきた人で、最新作は今年10月まで放映していた「それいけ!ズッコケ三人組」の各話演出。はっきり言って、これまでの作品と「ドラえもん」とが、イメージとして全く結びつかない。そもそも、ギャグマンガ原作のアニメを手がけていないのではないか。
 そして、脚本家。「高橋ナツコ」の名前を観た途端、「ぴちぴちピッチ」を連想してしまった。ピッチに限らず、どんなアニメでも独自の世界にしてしまう「超脚本」を書く人として有名だから、一体どんな「ドラえもん」になってしまう事やら。ある意味、ちょっと楽しみな気はする(大野木寛は、あまり知らないので、ここでは触れないでおく)。
 最後に、演出だが、善聡一郎を配したのは、一応これまでの「ドラえもん」を知っている人間を残しておこうとする意図だろうか。とは言え、この人はテレビシリーズへの参加はさほど多くなく、1990年代前半に何回か演出を担当している程度。むしろ、劇場版ドラの演出家としての方が記憶に残っている。
 こういったメンバーが組み合わさって、どんな新生「ドラ」が生まれるのか。まだ声優や作画監督がわかっていないせもあって、全く想像できない。このメンバーでは、今まで通りシンエイ動画で作るのかさえも怪しいような気もする。まだまだ、新生ドラの姿は見えてこない。