ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

芽生えるかな

2008-03-16 09:23:49 | Weblog
かすかなる息吹の伝ふ木の芽道


今日は、家内が久々の休みですので、共にあさから散歩しながら春を満喫する。あたり一面にふりそそぐ春の光 春の光には 清らかな透明感があり有難い。厳しい冬を越えた人々のみが味わう春の寧日だ。さくらの木々の先をジーと眺めますと、ぼちぼちと芽生えが始まってきているようだ。

加島祥造の「求めない」から
求めないーすると、それでも案外生きてゆけると知る

初めての蕗の薹

2008-03-15 16:19:37 | Weblog
道すがら初をいただく蕗の薹


このところ、好天続きで雪国も音を立ててというと大げさになりますが、どんどんと雪が消えてすっかり春めいてきました。何時も通る仏壇町通りで、知り合いの仏壇店の主人に「蕗の薹」あげるけど持って行かないかと、声を掛けられた。
あれ!!」もう蕗の薹出ているんですかと聞きますと、家の庭で採れたとのこと、初物である。オサンドン係長としましては本当にありがたく頂戴してきた。今夕餉は蕗の薹のてんぷらと行こう。

加島祥造の「求めない」から
求めないーすると、いま持っているものがいきいきとしてくる。



猫の恋

2008-03-14 07:05:20 | Weblog
恋の猫鼻に患ひしたりけり

恋猫や朝の空気を澱ませる


<春眠暁を覚えず>と言われるように春の朝の深い眠りが気持ち良い。だが早朝4時ごろから隣の猫が恋路の闇に入る。朝の清らかな空気が汚れてしまうような怒号の威嚇で目を覚ましてしまった。春の風物詩みたいになっているお隣の猫の恋、これからしばらくつき合わされるだろう。
加島祥造の「求めない」から
求めないーするといまじゅうぶんに持っていると気づく





歯の診療所

2008-03-13 07:32:17 | Weblog
夫婦鳥ついばむしぐさうららかな

のどけしや小鳥のつどう診療所


先週、親知らずとその隣の虫歯を抜くため、行きつけの歯医者さんからの紹介で小布施町の口腔外科診療所にて抜く治療をしていただいた。今日はその抜糸の日なので出向いた。拙句2句のごとく、今日は春そのもの「うららか」と「長閑」な暖かい日となった。診療所の待合室から望める庭に栗の木がある。その小枝にりんごが刺してあった。小鳥たちがりんごを啄ばみに入れ替わり立ち代り来ていた。小布施は葛飾北斎と栗を絡めた「街づくり」に成功した街で、ウイクデーというのにかなりの観光客が、街を散策していた。羨ましいかぎりである。
加島祥造の本「求めない」から抜粋
求めないーすると簡素な暮らしになる。






雪解けて

2008-03-12 10:20:43 | Weblog
雪しずくあつめあつめて大河なる



芭蕉の句の<五月雨をあつめて早し最上川>に類似した句だ、意図して詠むことが多い。春の暖かな陽気になりますと屋根に積もっている雪が音を立てて溶け水となり樋に集まり、そして千曲川に注ぐ。<小さな一滴一滴が大河となる>世の全てに通じそうだ。
コメント!!」
会津のマッチャンからいただいた情報「みちくさ新聞」のなかの大好きな「小沢昭一」さんのエッセイを載せてみました。

「いのちの叫び」 小沢昭一

「大国ごめん蒙る」
 「いのちの叫び」とありますが、叫ぶのはニガテで、専らボヤキ専門ですが。
 年寄りの私は、昭和のはじめの頃の生活を思い出しては心を癒す。ハイ、「昔はよかった」の老人の繰り言です。 
 私、東京の場末の一介の写真屋の小伜。まだ自然いっぱいの中で、毎日遊んでばっかりいる子供でした。横丁で原っぱでとび廻る。池や川や森や林で、虫や魚を捕る。また近所の寄席へもぐりこむ。たまには親に連れられてジャズを、あるいはロッパや藤山一郎を観にいく。という、楽しい毎日が続きました。
 しかし、やがて戦争が激しくなる。みんな軍国少年として教育されて、私も軍隊の学校へ進む。しかし間もなくわが家は空襲で焼け出されて敗戦。焼土の中で軍国少年のマインドコントロールは解けました。
 解放、自由を貧苦のドン底の中で頂戴し、でも今後は文化国家だと聞いて胸をふくらませたものです。しかし、軍事大国を目指して瓦解した日木は、文化国家の掛声もすぐ消え、次は経済大国を目指してヒタ走り。その結果は、今日、ご存知のとおりの荒廃です。
 どうも大国志向が、世の中、人間をダメにすると私は信じているのです。天丼じゃありませんが、上、並の、並の小国を目指してはいけないのでしょうか。
「清貧の思想」って程のものでなく、小国だった並貧の昔を「あれで十分、生き甲斐もある、結構楽しい」というのが、私の、民主主義をもじった貧主主義なんです。便利文明追求の大国では人間力が衰え、心も亡びる。……いえ、便利の恩恵にも浴しているので「叫び」はしませんけれど。    
みちくさ新聞129号掲載







床屋にて

2008-03-11 21:25:45 | Weblog
春日和鏡にそむく素浪人

朧とは鏡にの中の我の顔


気が付けばかなりの間で床屋に行かない。毎日顔を洗い髯を剃りながらまじまじと自分の顔を眺めたことはないのだ。今日は、待ちに待った暖かい春日和となり気分爽快、自然と床屋へ足が向いた。久しく大きな鏡に映った自分の顔をまじまじと見る、そむきたくなるような素浪人が映っていた。歳はとりたくないものだとつくづく思う。

ねむい

2008-03-09 18:58:48 | Weblog
春眠や書くことのなきブログかな


夕食後、ブログを書かなければと思い立ちパソコンに向かっては見ましたが話題が浮かばず、ただただ腕を組んでいますと、そのうちにコックリコックリと夢の世界に入る。ふと、背中から、家内の声<お風呂へ入って寝たら>それでもと思うが結局そのものを句にして万事休す。

お手伝い

2008-03-08 18:25:52 | Weblog
孫がいて空気やはらむ春うらら


家内が私の部屋を掃除してくれていた。何が原因だかさなかではないですが、口論となり険悪なふんいきとなった。そこへ「ばーばー」と言って孫椋一君が入ってきて、ナプキンを持ち掃除の手伝いを始めてくれた。一瞬、ばばの機嫌が直りニコニコ顔に変身した。



晩酌二合

2008-03-07 20:52:34 | Weblog
春の宵スルメ齧りて酒二合

歯を抜いたため3日間晩酌が抜きでした。家内いわく「このままやめたら」私の身体を心配しての言葉だが、一番きついが聞く耳を持たない。反動が手伝ってか、いつも1合半くらいの晩酌が2合たっぷりとなった。句は(スルメ齧りて)と詠みましたが、今宵はすこし踏ん張ってお刺身のつまみ、生きていることを実感した。

期待房総の旅

2008-03-06 19:51:34 | Weblog
誘われし春の房総夢に見る

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友人、千葉の馬場君から房総の旅に誘われた。発病以来、とんと旅行とは縁遠くなっているため今から楽しみである。チョクチョク団体の旅行に誘われてはいましたが、もしものことがあった場合、みなさんに迷惑をかけてはと思い断っていた。以前、外房の旅を会社の社員旅行と団体旅行で二回経験した覚えがあります。昨日と続いて旅の話となった。


四国遍路

2008-03-05 10:51:13 | Weblog
あきらめの四国遍路や沸き立てり



以前から60歳過ぎたら、家内と四国遍路をすることが夢であり目標でしたが、
病気によりその夢も儚く消えた。勿論その計画は40日以上かけて歩くことでしたが、ネットで調べましたら、<年間10~20万人の遍路が四国を巡っています。その大半は車やバスを利用していますが、中に1000人程度の歩き遍路がいます。遍路の動機としては、「家内安全」、「祖先や死者の供養」というのが定番ですが、歩き遍路の場合は、これらに加えて「修行」とか、さらに宗教的な意味合いを全く離れて、単に歩くことを目的とするもの、「自分探し」や「癒し」といった精神的なもの、自己鍛練など、実に様々である>とあった。今の体調だと、ゆっくりと日にちをかけたバス遍路なら可能かなと思うこの頃です。


道路特定財源

2008-03-03 12:06:58 | Weblog
啓蟄や道に滲みたる石油税


[そんなの関係ある」虫達よ、もう少し待ってくれ!!!」この石油税を「なんとかせにゃ」・・・・・」  
コラム!!」
フィールドが衆議院から参議院に移りました。皆さんは道路法案は審議が尽く
されたと思われますか?国会の中継で見たのは冬柴国土交通相のシドロモドロな答弁と、福田首相の投げやりな答弁だけでした。 きちんと59兆円の根拠を示してもらえれば、国民世論も納得するはずなのに、それを放り出して採決では国民は怒ります。福田さん、すごくいいかげんです。口先では「誠実、誠意」を言われますが、行動は例の「誠意大将軍」と同じレベルです。まったく国民に対する誠意が感じられません。  オリーブ!ニュース


芸術選奨

2008-03-02 09:50:47 | Weblog
戦争がもぐらのやうに春の国
仏壇へアリガトマシタ彼岸の子

上田市の矢島渚男さんの句


昨日の新聞に、2007年の芸術選奨が身近なところから上田市の俳人「矢島渚男」さんに贈られた。俳句を齧る一人として大変に嬉しいニュースです。矢島さんは「ふくろう」を主宰する。受賞対象となった八冊目の句集(百済野)に多彩な作品が収められているとあった。是非句集を読んでみたいと思い早速、アマゾンにて購入を申し込んだ。楽しみが一つ増えました。