金婚を寿ぐ夏の一(ひと)夜かな
私ども夫婦は昭和42年の結婚であるから今年の11月23日(勤労感謝の日)で丸50年になり、金婚ということになる。商人に家でなに不自由なく育った私は、我儘一杯で、家内に随分と迷惑をかけた上に嫌な思いをさせたと思う。家内は私の我儘に良く耐えて頑張ってくれたと、いまでは感謝の気持ちでいっぱいである。先日の二十五日に家内の兄さん夫婦が、私たちの結婚五十年を祝って、前祝いで澁温泉旅館に招待してくださった。家内の兄弟は、家内の実家の兄さんと二人だけの兄弟である。しかも兄さんと家内とでは、十二年の差がある。従って義兄さんは、おん年八十四歳になる、その連れ合いの義姉さんは八十二歳だと思う。義兄さん夫婦も元気でよく頑張ってこられた。私どもは、義兄さん夫婦の金婚に御祝いなどしてあげなかったのに、気を使っていただき誠に恐縮しながらの楽しい温泉の一夜であった。
義兄夫妻は、お優しく、お元気で何よりですね。
マーヤンさんがいつも奥さんの生家を大事にしてこられたから。