雪国の風土と暮らしを写真にした「松瀬孝一氏の写真集奥信濃 」 を久しぶりに紐解いた 。
重い出の雪の深さを忘れいず
雪山つくり昭和28年/本町商店街
屋根から降ろした大量の雪を昔は商店の店の前に木鋤 で雪を高く積み上げたていた。その技術を競ったものだった。
細き道バスに盗られし雪の街
雪国のバス 昭和32年/飯山市本町商店街
屋根から降ろした雪が道路の両側に積まれるため、せばめられた本町商店街を窮屈そうにバスが通る。
ぽかぽかの母の箱橇夢ごこち
昭和35年になるとカラー写真である。まだこのころも、冬の商店街の道路は少し広くはなりましたが、本格的にブルが入って雪を片づけていなかった。
かっての雪道は、散水や除雪車、それにロード・ヒーティングで真冬も自転車が使えますね。
それなのに、どんどん人口減です。