初時雨あびてしなやか干大根
ふるさとの風に晒すや干大根
大根干す軒の明るさ街日和
毎年、街の人々の話題となる、八百屋さん南壁に大根を干されて数日となる。今では初冬の風物詩となっている。今は多分、電気干しと思われる漬大根がスーパーに並ぶようになっていますが、やはりお客さんは、自然の太陽、風、初時雨、初霜などに晒されて干された大根が格別の味なのだろう。これから私共地方は、野沢菜漬、たくわん漬、などは勿論のこと、最近は各家庭で、白菜の朝鮮漬が流行っているようで忙しい季節となります。私のところは、16年前、私が病気してから、塩のある漬けものを漬けるのは一切止めている。特に野沢菜漬は各家庭家庭にそれぞれ漬け方があって、代々お嫁さんは姑から受け継いでいると言う。私の家も、母が亡くなる三位前から、家内が母に伝授され漬けていた。なかなか美味しい野沢菜漬であった。今でもこの時期になると母から伝授された野沢菜漬を食べたい衝動が走ろ。
以前は、大きな木の置けに野沢菜をたくさん漬けました。
このごろは、食生活が変化しましたが、乳酸発酵を利用した野沢菜漬けは、やっぱり漬けたくなります。