涼風の中の喉越し蕎麦鼓
この連休に孫達は両親と何処へやら出かけましたので、久しぶりに家内と静かな時を過ごす。良いチャンスと思い思い二人の間が持たない。どうも二人は声なき孫に気が馳せるようだった。やはりわが家はいつの間にか孫が中心の生活になったのだとつくづくと思う。二人きりで何処かえ出かけようと話しては見るのですが、さていざ解放されると出慣れない二人である。それでもと思い、近くの温泉で一泊ゆっくりしたいと思い、行きつけの温泉宿に予約を入れては見る物の余りにも急の上、三連休が重なって、何処も予約客で一杯だった。仕方が無いので、昼食を兼ねて、地元のイベントにでも出かけようかと、まず、木島平村の大賀蓮で有名な「稲泉寺」に行き、帰りに蕎麦の美味しい「小菅神社」入口の「浅葉野庵」にでも寄って美味しい手打ち蕎麦でも舌打ちしてゆっくりしようと決めて出かける気になった。家内の運転で目的の「稲泉寺」に着きましたが、沢山の見物客で駐車場が満杯の上、農道に何十台もはみ出していた。これは駄目だ大賀蓮なんぞ、改めて見なくも良いと思い、蕎麦処「浅葉野庵」へ車を向ける。蕎麦処に到着すると十一時回ったばかりでしたので、店が開いているか心配となりましたが、幸いに開いていた。早速、ざる蕎麦の大盛り、家内は普通盛りを注文する。
来るるたびの思うのですが、この「浅葉野庵」は豪勢な庭ではなく、沢山の自然な木々に囲まれ、ここへ来ると何処か落ちつく。庭にも食卓があるのに気が付きお願して涼しい微風のある外で美味しい蕎麦を舌鼓みした。東京の長女の亭主、つまり私の義理の息子は蕎麦好きも手伝ってか、ここ「浅葉野庵」が大好きだ。この「浅葉野庵」はお金が掛かりませんが、もう一ヶ所「本多のうなぎ」である。来ると必ず「お父さん」と呼ぶ、決まって本多のうなぎへ連れて行けとの合図だ。私よりかなりの多い収入があるはずだから、たまには僕が払いますと、そろそろ言ってもいいはずだが、何時も私が払うはめになる。ウナギは絶滅になることが心配になるほど稚魚が少なくなっている。そんなわけで「本多のうなぎ」の価格は、丼で3000円以上はする、収入減の私としては痛いのですが、ここは我慢のしどころである。
浅葉野庵は小菅参りの折、よくお邪魔します。
お庭や店内のしつらえもすてきですね。
歴史ある山岳信仰の小菅の歴史を、しみじみ振り返るのにふさわしい場所ですね。