紅葉燃ゆ木戸池に映へ空を飲む
思い出の志賀高原の池の紅葉です。若い時代、友人と志賀高原へ池の紅葉を撮りに行った思い出が今でも鮮明に覚えている。ふと撮った写真を見たくなり、記憶の簡易アルバムを捜すのだが見当たらない。そこで、先日写真のセミプロと言ってよいほどに写真好きの家内の甥っ子のTに、志賀高原の池の紅葉を撮ってメールで送ってくれと頼むと、彼は紅葉はまだ早いと思うが、撮りに行ってみると言ってくれた。気が付くと数点の池の写真がメールに添付されて来た。彼の説明では、一枚目は大沼池とのことだ。今、志賀は紅葉の最中だった。
紅葉の池に映るや魁夷の画
次は琵琶池だ。琵琶池は志賀高原で2番目に大きい池で、その、 雄大さが印象的だ。蓮池から続くトレッキングコースが整備されている、そこと繋がる琵琶池は絶景で紅葉の名所と言われている。東山魁夷の絵、白馬が現れそうな風景だ。
蓮池の白き花浮き紅葉呼ぶ
次は志賀で一番奥の蓮池だ。蓮の花の時期は、それは見事に湖面に蓮の花が色付ける。野沢温泉の上の平から、北は栄村南は志賀高原に繋がる「スーパー林道」が走っている。このスーパー林道が蓮池と繋がる。何回もスーパー林道を走って志賀高原へ行ったことを思い出した。
白樺の黄葉の紅葉深きかな
T君が送ってくれた御気に入りの写真の最後は木戸池だ。周辺の紅葉は水面に映る白樺の黄葉が綺麗だ。この木戸池のすぐ隣に三角池(ミスマイケ)がある。木戸池は、広い田の原湿原に覆われていて、夏場はレンゲツツジやワタスゲなどが咲く平和な空間だ。また冬はスキー場となり、垂れ流し温泉がある木戸池ホテルは有名である。