蛼の泣き声何処や耳の外
温暖化のせいで鳴かずのきりぎりす
写真ネットより
このところ、秋の夜に草の間で鳴く蛼(こおろぎ)の声が少なくなった(まだ早いのか)気がする。御年73歳で耳が遠くなったのせいなのか・・・・・・」さなかでない。これも温暖化のせいで蛼(こおろぎ)の生息が少なくなっているのか分からないが、このごろ、とかく自然界の変化を温暖化のせいにする傾向となることが多い。またパソコンでは、蛼(こおろぎ)と言う字が出てこないようで蟋蟀(きりぎりす)同じ蟋蟀と書いて「こおろぎ」と読ませている。俳句では蛼(こおろぎ)の鳴くことを「ちちろ鳴く」と詠っている。意味が分からなく不思議に思っている。こんな句があった。
外務省にも夜が来てちちろ鳴く 泉田秋硯
寝入るまでつき合ひくるるちちろかな 田中まさ子