秋菊菜持っていけよと農婆言ふ
散歩コースで何時も野菜を作っている元気な農婆と親しくなる。200坪ほどの畑に季節の野菜をローテーション良く作っているのに感心させられる。農婆はその畑を自分なりに計画を立てて野菜を作るのが大きな生甲斐なのだろうと思う。推察するに多分84・5歳だろうか、張りのある声といい、動作といい若いのに驚かされている。
今日は野沢菜や秋の春菊の収穫のようだった。背中越しに、声を掛けると、私が通るのを待っていたかのように春菊をナイロンの袋に沢山入れてくれ「持っていけ」と言う。私は遠慮言葉を言いながら、内心は喜んで頂いてきてしまった。