石川県を一周するつもりで出掛けました。
おそらく時間が余るのではと思われたので、富山県ですがなんとなく南砺市で高速を降りてしまいました。
目指すは「蔵回廊」。
立て看板によると、正式には「旧野村家の土蔵群」というらしい。
土蔵の壁の全面に板が張ってあるのがこのあたりの特徴なのでしょうか、ぱっと見蔵に見えません。
なかなか風情のある道ですが、残念ながらここだけです、、、
一本向こうに大きな道路があるのですが、おそらく推測ですがお寺の門前町として発展してきて、道路の開発で旧い町並みはなくなってしまったのかな・・・
その立派なお寺は、城端別院善徳寺。
特に予備知識はなかったのですが、一見すべきと思ったので行ってみました。
参拝して帰ろうとしたときに、立派な山門を見上げていると、ふと横に入口らしきものがあるのに気づきました。
たまに登れる山門もあるので覗いてみようとすると、受付の方が「どうぞ見て行ってください」という
有料かと思って一瞬固まったら、「こちらは無料ですよ」と教えてくれました。
「バレてた。。。」かなり恥ずかしい思いをしました。
上には天女の天井絵があるそうです。
山門に上るのは、なにか鍾乳洞に入るのと似ています。
暗い中を通って、未知のものに出会える気がしてわくわくするのです
上にはボランティアの方がいて説明してくれました。
ここは年に2回しか公開しないらしく、わざわざ見に来る人もいるそうなので、かなりラッキーでした
ここからすぐのところに、得体のしれないものがあります。
「丸山監的壕」と「立野原監的壕」
中国語で「~の」を「的」と書くので、中国の人がグーグルマップに載せたのかと思っていたら、日本語でした。
この辺りは旧日本陸軍の演習地だったらしく、この丸い建造物は打った大砲の弾の弾着を確認する施設です。
こちらもワクワクしながら近寄って行ったのですが、中には入れず。。。
穴から中の写真を撮ってみました。
へぇ~こんなんなんだ
仲間と一泊するくらいだと楽しそうですが・・・
弾が直撃しても大丈夫なんですかねぇ、もしかして命がけ?
こちらは近くにある「立野原監的壕」
おもしろい!! なんじゃこりゃ!! 目玉か!!
のどかな田舎の風景の丘の上に、意味不明な建造物がのっかっている違和感。
今にも転がり落ちてきそうな緊張感があります。
こちらも中に入れないので、
のぞき穴から這って入れないことも無いなぁ・・・」
と、どの穴から入るか物色していたところ、向こう側に通路が見えました!!
裏に回ってみると(道はないけど)、入り口が。
うわぁ~ ドキドキします
こんな風に見えます。
のどかな風景ですが。。。
当時の兵隊さんは、故郷を離れ弾の雨が降る中どんな気持ちでこの景色を眺めていたのでしょうか・・・
北上し、妃の清水で水を調達。
穴から湧き出していて、汲みにくい。。。砂が入ってしまう
山から下りてきたところの角に「富田家住宅」があります。
残念ながら、表札がかかっていたのでまだ人が住んでいるようで、見れませんでした。。。
国指定重要文化財「佐伯家住宅」
も、また、人の家でした。。。
そうか、「旧○○家住宅」みたいに、名前に「旧」があると、国や自治体に寄付されて公開してるのかな。。。
高岡市福岡町の「殿様清水」。
飲料水ではないとは書いてありますが、触ったら冷たかったので気にせず飲みます
さらっとした味のない水です。
さっきの「妃の清水」とどういう関連があるのか、もしくは無いのか、、、とりあえずセットで飲めて良かった
近くに「島田邸」というのが地図にありました。
行ってみたら旧い家ではありましたが、よくわかりませんでした。。。
しかし、、、この時点ですでに16時過ぎ・・・
肝心の高岡市街の古い家は見学できそうにありません
もう少し計画的に動けないものでしょうかねぇ