今日の夕陽はとっても赤かったですね
いつもは給茶器のある誰もいない会議室から眺めるのですが、今日は仕事中にもかかわらずついつい外に出てしまいました
夕陽を見ると、なんだかもの悲しくなります。
闇に包まれる前の、ほんの一瞬、辺りを赤く染めて沈んでいく太陽。
まるで消えていく自分のことを、残った精一杯の力で印象付けているかのようです。
もの悲しくなると、あたたかいものが恋しくなります。
それは大切な人だったり、家庭だったり、温かいシチューだったり
子供の頃は、ご飯を作って待っててくれる家庭でした。
結婚して子供が出来てから、会社のすぐ横のアパートに住んでいた時は、夕陽を見ると急いで帰って子供を自転車に乗せて散歩に出掛けましたねぇ~ (その後また出勤しましたが・・・・)
夕陽を見て思いを馳せる人、その人が今の自分にとって一番必要な人なのかもしれませんね
今日の夕焼けは細長い何筋かの雲と絡んで、複雑な色合いの混ざった美しい赤。
しばらく眺めてから、事務所の人に「空がすごく赤い」と話したら、すぐに見に行ったみたいです。
ボクが席に戻って電話をかけている間に、今度は事務所中の若いのがみんなぞろぞろと外に出て行ってしまいました
急いで電話を切って、ボクも再び外に出ます。
太陽はさっきよりも赤の深みが増しているような気がしました
建物の出入り口に5~6人が固まって夕陽を見てると、通りかかる人はみんないぶかしげな顔をしていきますが、気にしません。
ホントは仕事中なんですけどね・・・・ まぁいいや、少しくらい。
みんなで夕陽を見ていたら、なんだかすごく満ち足りた気分になりました。
なによりも、同じように夕陽を見て感動してくれる人がいて、ボクはうれしくて涙が出そう・・・
幸せなひとときでした。
(その後は、また仕事・・・)