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はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

激走!!自転車in台湾 30 烏來5

2011年09月10日 05時41分12秒 | 自転車
原住民のおじさん。
日本語が堪能です

それでも日本統治時代にはまだ3歳か4歳くらいで、実際に覚えたのは自分の両親が日本語を話していたのを聞いてたかららしい。
そうです、戦争が終結したのが今から70年近く前です。
日本が台湾を統治したのは、それ以前の50年間ですので、統治時代を知っている方も高齢になってきていて、その当時のことを知る人も少なくなってきているようです

おじさんも、そんな子供のころのことは覚えておられませんでした。

日本の統治50年間。
2世代分くらいでしょうか。
統治時代の終盤は、ほとんどの人が日本語をペラペラ話していたはずです。
台湾には各地に日本家屋や灯篭や神社の跡が残っていて、当時の日本人的な生活の一端を垣間見ることもできます。

日本以外の日本。
う~む・・・・なんだか想像がつきませんが、そんな時代があったんですね~


おじさんはこの土地に住んでいるタイヤル族ではなく、花蓮(ホアリェン)の辺りに住む部族で、名前は・・・忘れてしまいました~
ガイドブックに載っている読み方と違っていて、これは伝えるべき情報だと思ってメモしておいたのですが、どこかにいってしまいました

その辺りでは、ちょうど今頃(7月の終わり)から8月にかけてお祭りがあるようで、是非行ったらいい、と勧められましたが・・・遠すぎます 
今から考えると、十分行けたのですが、当時は1日40kmが限界と思っていたので、断念しています。

夜遅いのに、原住民や台湾に関する話をたくさん聞くことができました
ありがとう、おじさん!


さぁ部屋に帰って洗濯です

部屋はかなり広くて、一人で寝るにはもったいない。調度品も豪勢な感じです。


ただお風呂は残念なことに、窓がふさがれています。
椅子などが置いてあって、昔は快適なお風呂ライフが送れていたんだろうな、と想像できますが、今は薄暗い感じ。
浴槽が立派なだけに、惜しまれます。。。


さて、明日からの予定ですが、ここから東の海岸にある、世界に3つしかないという蘇澳(スーアオ)の炭酸の冷泉に行きたかったので、そちら方面に向かおうかと・・・。
しかし、距離的に100kmくらいはありそう
ぼくの足だと、行くのに2日、戻るのに2日とすると、4日を費やすことになってしまいます

ちょっともったいないかなぁ~と悩みつつ就寝
明日もまた早起きです



激走!!自転車in台湾 29 烏來4

2011年09月08日 22時47分03秒 | 自転車
さて、露天風呂は? どこ?

連れてって頂きました。
一度外に出て、階段を下りて行って、食堂みたいなところに入ります。

日本語が分かるおじさんがいると、宿の人は言ってたのですが・・・・
「こんにちは~」と日本語で話しかけたのですが、台湾語で返事が返ってきたので、あとの会話はグシャグシャっとなりました
ボクは片言までいかない、言わば単語の連呼「ウェンチェン(温泉)」のみ。
やっと通じた・・・

案内してもらいました。
広い露天風呂を想像していたのですが、連れて行かれたのは個室

そう、台湾の温泉は2種類あります。
一つ、公衆浴場。
露天の場合は基本的に水着着用です。
もうひとつが個室です。

台湾の人はあまり人に裸を見せる習慣がない(抵抗ないの、日本人だけかな?
そんな恥ずかしがり屋さんのために、個室があります。

ボクは別に恥ずかしい訳ではないし、人目を忍んで一人でこっそり入りたいこともない。
広い空の下で涼しい風に吹かれながら、お湯に入りたいだけ

温泉とは、このことだったのか・・・・
露天かどうか確認するんだった。

おじさんは、いろいろ使い方を教えてくれます。
「リャン(冷)」「タン(湯)」とか、言ってたように思います。
「タンはそうか、白湯(パイタン)スープのタン(湯)か・・・」などと感心しながら、なんとなく分かった気になります

カメラを取りに部屋に一旦帰って戻ってきたら、場所が変わっていました。
「????

するとおじさんがひょっこり現れて、日本語で「広い方に変えといたよ」
やっぱりしゃべれたのですね、日本語

お湯も張ってくれています。
おじさん、ありがとう!!(突っ込まれる前に・・・ボクもおじさんです、一応)

お風呂は屋内ですが、湯船の向こうは大きく開いています。
これなら風も入るし、窓辺に座れば露天風呂と変わりません。


少しぬるいので、水を絞って調整、好みの熱さ加減にします

う~ん、気もちいい~
窓の向こうに見えるのは、深い森、吸い込まれそうなほど真っ暗です。

出たり入ったり、入ったり出たり。。。。
1時間ほど入っていました。

気付いたらもう9時
「やばい、おじさん待ちくたびれてるかも・・・
と思って、急いで着替えます。

タオルを返しに行くと・・・・お水を出してくれました

テーブルに座ると、おじさんも座って、いろいろ話を伺うことができました~

激走!!自転車in台湾 28 烏來3

2011年09月05日 22時31分54秒 | 自転車
原住民の集落までは少し上ります。
かなり急なヘアピンが続き、たまらず休憩です。

汗だくになってやっと集落に到着すると、コンビニと食堂がありました。

「かき氷食いたい・・・

食堂に行って「ピン(氷)」とジェスチャーでなんとか伝えようとしますが、やはり最後は紙と鉛筆の世界・・・
あいにくかき氷はありませんでした。
ついでに民宿も聞いてみると、「あっちにある」と(方角を)教えてくれました。

また山を登る。
途中でお婆さんに道を聞くと、ペラペラと台湾語で説明。
日本人だというと、今度は日本語で教えてくれました
さすが原住民のお年寄りです、日本人みたい。
なんだか外国に来て日本語を聞くなんて、ちょっと変な気分です。


さて、原住民の民宿は「大山」といいます。
入っていくと、小学生くらいの男の子がカウンターの中でパソコンをやっていました
今日泊まれるか台湾語で聞くと、なんと!! 英語で確認されました・・・・
小学生かどうみても中学生1年くらいに見えます。

台湾の人はやはりスゴイ。
まず勉強熱心ですね。
ITも強いし、語学もみんな進んで勉強しています。
日本人もちょっと見習わないと・・・・自分もな!!

あいにく部屋は一杯。
他にも何件か宿はあるので、適当に巡りましたが、かなり高いですね
平日ということもあり、かなりディスカウントしてくれていますが、2000元が一番安かったです

一番最初に行ったのは、3000元→2000元+別室露天風呂600元、英語の堪能な女性が対応してくれました。
ちょっと高いのでパス。
でも他に無かったら戻ってくるかもしれないから、と、一応保険はかけておきました。


その他、5000元→3000元の立派なホテル、3000元→2480元の清楚で感じのいいホテル、一軒あったモーテルも2600元でした。
モーテルも含め、ほとんどの宿は部屋に豪華な露天風呂が付いています。
日本の基準で考えると、この値段で泊まれるならどこでもOKって感じですが、台湾の感覚だとかなり高級です。

どこも断って、最初の宿に戻ろうか悩んでいたら、もう一軒ありました。
レストランと一緒になっています。

最後に行って一番安かったのがココです。
といっても、2000元なので高いし、部屋もあまりきれいではないですが、露天風呂もあるということで、決めました。
みなさん、かなり日本語が話せます

自転車は別のところに置く、ということで押して行ったのですが、一応鍵のかかる柵の中ではあるのですが、簡単に持ち出せてしまう場所でした。
「大丈夫、大丈夫」と言うのですが、片手でひょいと持ち上げて見せると、多分オーナーと思しき男の方が英語で「屋内のいい場所があるのでそちらにいれましょう」と言ってくださいました

レストランの奥の階段を降りたところ。


あぁ、よかった~

さっき河原の露天風呂に入ったばかりなので、まずはご飯を食べます。
ホテルのレストランには、原住民の料理もあるということで楽しみ

まずはお勧めの川エビの料理と「原住民チャーハン」、それと野菜の料理を注文しました。


料理が出てくるまでの間、お茶を頂きます。
これがおいしいんです~
久しぶりに熱いお茶を飲んで、落ち着きました。


原住民炒飯。これといって何か変わったところがあるかというと、そうでもない、うむむ・・・ごく普通の炒飯でした。
でもおいしかったですよ~




続いて川エビのカリッと揚げたもの。
日本では見ない丸っこいエビで、ウマい!!
小さいなりに身がぎっしり詰まっていて、食べ応えがあります。



最後にキャベツの炒め物。



量は少ないかと思いましたが十分。
メニューに載っていたのはチャーハンだけで、心配されたお値段ですの方ですが、500元くらい(1800円くらい)でした。
ちょっと贅沢してしまいましたが、原住民の料理が食べれて、おいしかったし、満足です

さて次はいよいよ露天風呂ですよ!!

激走!!自転車in台湾 27 烏來2

2011年09月04日 01時27分12秒 | 自転車
雨上がりの山道をのんびり登ります。
一気に気温が下がって、爽やかな秋のような空気です

脇には小さなトロッコ電車用の線路が並走していて、すれ違ったら写真を、と思っていましたが一度もすれ違いませんでした。
残念
駅に止まっていました。まるでおもちゃみたいでカワイイ列車です。


駅の近くにあった、古いタッチの壁画。
みんな楽しそうですが、左下のおばちゃんが持っているモノが気になります。一体何?


遂に滝に到着!
もっとも、日本みたいに滝つぼまで行けるわけではないので、遠くから眺めるだけ。
ちょっと物足らない気はします


この時点で3時半。
少々早いですが、今日はここで宿をとることは決まっています。
いや、宿が決まっている訳ではなくて・・・

原住民の人の民宿に泊まることに決めていたのです。
そもそも原住民って・・・?
台湾って中国の人がいるんじゃないの? って思いますよね~

台湾には中国から人が渡ってくる前から、いろんな部族が住んでいました。
この近辺に住んでいるのはタイヤル族。
お互い交わることなく、言語も違います。

日本統治時代に日本語を強要されてからは、日本語が共通語になったみたい。
日本が統治するまで、首狩りをしていた部族もあるとか・・・・
南方系の人たちなんですね。
台湾のイメージとちょっと違います

純粋にそういう興味と、あとは日本統治時代の名残で日本語を話せる方が多いらしいので、昔の話でも聞けたらなぁ、という思いもあって、どうしても原住民の民宿に泊まりたかったのです

観光案内所が一番奥にあったので聞いて見ました
が、近くの民宿は一杯で、ここから2km離れたところの原住民の集落に行けばある、とのこと。
空いてるかどうかわからないけど、そこまで行くしかなさそうです。
ちょっと不安

そのまえに。。。。河原の露天風呂に入らないと
老街の橋の下あたりに見えていたのがそうらしいです。

近くまで行ってみると、どうやら急な階段を下りて、細い道を歩いていかねばなりません。
当然、自転車は置いていくことに。
坂の途中です、自転車を止める場所を慎重に選んで、ロックをかけていると・・・・

こりゃスゴイ! その階段から自転車を担いだ女性が上がってきました

ちょうど烏來に到着したときに見かけた女性で、背中に子供の背負うためのキャリアをしょっています。
が、子供は乗っていません。
不思議な人だなぁ、と思って見ていました。

その人が自転車を抱えながら狭い階段を上ってきて、ドンと自転車を置くと、何やら話しかけてきます。
決して友好的な感じではなく、何かを忠告している感じなのは分かりました
自転車の置く場所かな、とか、ちゃんとロックしたか、とか、いろいろ考えられることを試してみましたが、どうやら自転車を持って行け、と言っているようです。
自転車乗りたるもの、片時もそばを離れるな、ということなのでしょうか
ロックを外していると、何も言わずに立ち去ってしまいました


カッコいい・・・・

自転車乗りとはかくあるべきものか。

自転車乗りは自転車を担ぐべし、という規範のようなものもありますが、自転車乗りの理想像というか、目指すべき姿を示してくれた気します

気になるのは背中の子供を乗せるキャリア。
なんとなく子供と一緒に旅をしているんだろうな、というのは想像がつきますが・・・・
事故か病気で亡くされたのでしょうか?

人間として背負っているものの重さが、きっとぼくなんかとは全然違うのです。

一言お礼が言いたかったなぁ・・・・


気を引き締めて、自転車を担ぐと急な階段を下りていきます。


途中かなり危険な場所もありますが、なんとか温泉まで来ました。
やればできるものなんですね~

台湾の露天風呂は大抵水着が必要ですが、ここの温泉も例にもれず水着着用です。
みんなどこで着替えてるんだろう?

川べりでくつろいでいる人に聞くと、わざわざ脱衣所の前まで案内してくれました。
コンクリートの陰に帆布を張ったような場所で着替えます

台湾の公衆浴場に入るときは、けっこうその場のしきたりがあるらしいので、注意が必要。
湯に入る前にじっと観察していると、湯に入る前にはこんな容器で体にお湯をかけて洗っています


真似をして入浴!!
湯船には熱い湯とぬるい湯がありますが、熱い方は長くは入っていられませんので、主にぬるい方に浸かります。

ふぅぅぅぅう~

とっても気持ちいい。
川面を吹き過ぎる風が、濡れた体から熱を奪っていきます。

40分ほど出たり入ったりを繰り返して、再び自転車を担ぎ、露天風呂を後にしました

もう夕方の5時半。
まだ宿が決まっていないので、あまりゆっくりはしていられません。

原住民の集落に向かいます





激走!!自転車in台湾 26 烏來

2011年09月01日 05時48分41秒 | 自転車
今日の目的地は烏來(ウーライ)。
原住民がたくさん住んでいて、しかも河原に無料の露天風呂があり、旅のテーマをそのまま具現化したような町

ここはどうしても行きたかった訳ですが、問題がひとつ

山の上にあります・・・・

ということは、当然登らないといけないわけで・・・・・

まぁそれでも今日は気分がいい。
なんとかなりそうな気がします。

まずは山のふもとにある新店(シンティエン)に行き、上を目指します。

新店にはお昼頃到着。
碧譚という湖があるけっこうデカイ町です。


さぁ、登り始めます。烏來まで9km。


この時は「さぁ、行くぞ!!」と、気合が入っていました。

しかし、10分も経たないうちにその気合はどこかへ消えてしまいました・・・・

進まない・・・・

疲れないようにギアをかなり落としているので、力は要らない代わりにたくさん漕がないといけません
漕いでも漕いでも進む距離は微々たるもの。
歩いたほうが早いんじゃないかと、歩いてみましたが、それよりは早いみたいです。

そしてもう一つ問題が・・・
昼ごはんを食べていなかったこと。
お腹がすいてきましたが、この道には店が全然ありません
新店で食べればよかったのに、よさそうな店が無かったので。

40分後、へとへとになりながら飯屋を発見、自転車を降りて店内によたよた転がり込みます。


頼んだのは、昨日食べておいしかった陽春麺と○魯飯?(忘れた・・・)




陽春麺・・・昨日と全然違う。味が無い・・・
○魯飯?・・こってりしていて濃厚でおいしい。が、麺とWだと少々量的にキツイ。
店員の女の子がむちゃくちゃ可愛かったです・・・・

お腹がいっぱいになりましたが、すぐには走る気にならず、外の木陰でしばらくぐったりと座りこむ。

いまどこなんだろう・・・あとどれくらい走らねばならないのか?
買ったガイドブックに付いている荒い地図ではさっぱりわかりません。

重い体に鞭打って、出発。

しばらく行くと、現地の方が道の脇の湧き水で水を汲んでいる。


名水好きのボクです、ちょっと飲んでみたくなりましたいけません!!生水です!
自転車を停めて、飲めるかどうか片言の台湾語で聞いてみると、どうやら飲めると言っているようです(ホントか?!
飲んでみましょう。
「ゴクリ・・・」(あぁ~あ、飲んじゃった・・・

ぬるい

ぬるいということは、新鮮な水ではない、ということです。
飲んでから、ボクは大変な間違いを犯したかもしれないことに気付きました・・・・アホです・・・

いつお腹が痛くなるやもしれない爆弾を抱えながら、出発。

原住民の像?絵?がありました。なんとなく目的地には近付いてる気はします・・・


川沿いの道。暑い。


背中にしょっているリュックが重い。重すぎる。
肩に食い込んできます。
お尻が痛い。

「いったい何で台湾まで来てこんな辛い思いをしているんだろう・・・」
台湾に来たのは観光目的です。
当初行きたいところはたくさんありましたが、今の行程だとほとんど行かないことになっています。
自転車で走りたい訳ではなく、いろんなところが見たかったんです。
時間ばかりかかって当初の目的も達成できず、おまけにこんなにツライ思いをして、一体何しに来たんだ?
なんで自転車なんか買ってんだ?
スクーターがダメになった時点で、イギリスとか別の場所に行けばよかったのに・・・

自問自答を繰り返しながら走り、川沿いの休憩所でとうとう力尽きました・・・・


もういやだ、もう走りたくない。
暑いし、カバンは重いし、なんだか腹の調子もおかしいような気がする。

ふてくされたようにぐったりとベンチに横になると、もう立ち上がれない。
このまま動かずにいたら野宿する羽目になるなぁ~

いつのまにか寝ていました。20分ほど寝たでしょうか。
寝たおかげでスッキリ・・・・なんて都合のよいことにはなっていません
相変わらず重い体。

それでも気力だけは少し回復していました。
台湾の重力は日本の1.5倍です

そう言われたら無条件で信じてしまうくらい重い体を引きずり、再び漕ぎ始めます。

ずっしりと重いカバンをなんとかしようと、自転車につけてみました。


足に当たるし、ハンドルがとられて危険なので断念・・・

40分後。烏來の老街に到着。
やっと着いた・・・
喜ぶ気力も残されていません。
老街の写真も撮り忘れました。が、普通の商店街です。

行こうと思っていた原住民博物館です。


お休みでした・・・・

とぼとぼと歩いて橋を渡り、案内図を見ると、そうだ、トロッコ電車と滝があるのでした。
橋の下には河原の温泉が見えます。

とりあえず滝に向かうか・・・・

途中に郵便局がありました。
こんな辛いときに思い出すのは家族の顔です。
絵ハガキでも買って手紙出すか・・・

なぜか、他の観光地の絵ハガキはあるのに、烏來のはありません。
絵ハガキを指差して「ウーライ、ウーライ」と繰り返すと、局員さんが奥から持ってきてくれました。
お金は要らないらしい。「謝謝!」

手紙書いて読み返してみると・・・なんだか、疲れたとかキツイとかマイナスのことばかり・・・
これでは家族が心配してしまいます。
最後に、台湾の人はとても親切で楽しい(これはホントです)と書き加えておきました。

トロッコ電車の線路沿いに走り出したら、雨がボツボツ。
雨粒がデカイ、危険です!!

急いでUターンすると、家の軒先に避難。


ブレーキのときに、下り坂でフロントブレーキをしたつもりが、後輪がロック!
そうです、日本は諸外国とブレーキレバーの設定が逆
日本では、右手がフロント、左手がリアなのですが・・・・。
危うく転倒しそうになりました

30分ほど雨宿りしたら、元気が戻ってきました~


線路沿いの道をのんびりと滝を目指します。



激走!!自転車in台湾 24 大渓

2011年08月29日 23時13分32秒 | 自転車
大渓(ターシー)に到着したら、お祭りの真っただ中でした。




ものすごい人です。
移動するのも一苦労。
でもここは老街ではありません
老街はどこ??

でも時刻はもう6時を過ぎています。
もう宿を探して決めないと、ゆっくり見ていられません

宿を探しつつ、祭りの中を歩きます。

出ました。またあのモビルスーツです。
ちょっとタイプは違うようですが、腕の振りは同じ。


おっと、こんなタイプもありました。
超小型モビルスーツです。




最後のヤツは人相は悪いくせに、お菓子をばらまいてました

祭り地帯を抜けだし、街中をウロウロしましたが、宿らしき建物はなく、人に聞いてもなぜか取り合ってもらえず、途方に暮れていたら、祭りの警備の警察官らしき人を発見。
公務員なら海外からの旅人を邪険に扱ったりしないだろう、と思った訳ではないと思いますが、藁にもすがる思いで聞いてみました。

すると、英語で「この街には一軒しかないけど、そこに案内するからついてきて」と、スクーターで先導してくれました
途中からは祭りの真っただ中を通るためスクーターを置いて徒歩。

宿に着いて、警察官の方は中に入って交渉してくれましたが、残念ながら今日は満室らしいです

「一度警察の事務所に帰って調べるからついてきて」と言われて、またおとなしくついていきます。
ありがたいです~ もうこの人だけが頼りです。

この警察官はスーさん。
ご自分でも自転車を持っていて、休日は走りまわっているそうです。
少し前に日本にも来てたらしい

自転車を警察署の中まで入れさせていただき、事務所に。
インターネットで宿を検索するスーさん。
「予算は?」「希望は1000元(3500円)以内」

なかなかありません。
「2000元(7000円)くらい出せばあるけど、どう?」「それなら別のデカイ街まで行って探します・・・

台湾で2千元といえば、かなり高級な宿。
最初から贅沢するわけにはいきません

「これだとモーテルになっちゃうけど・・・」
さすが警察官のスーさん、教育上よろしくないので気を遣って頂いています。
が、、、こちらは40歳代半ばのオッサンです、全然問題ありませ~ん

見つけていただいたのは、ここから5キロほど離れたところにある宿(1200元)です。
電話で予約までしていただきました。

ホントに助かりました~ ありがとうございます!!
蘇san、感謝!!


道順は地図を頂いて分かっています。
約2kmの登りがあるそうで、一度宿にチェックインしてから再度ここに来るのは無理。
でもまだ老街見てないし、祭りもこれから盛り上がりそうな雰囲気なんですが・・・・

でも予約の電話を入れてもらっているものの、多分「これから行きます」と言ってもらってると思うし、あまり遅くなって予約がキャンセルされてたりしたら目も当てられないので、とりあえずチェックインだけは済ませ、後はタクシーで来るなり考えることにします。
もう7時30分を過ぎ、ここでリスクは採れません。

晩御飯だけはここで済ませていくことにしました。
宿の近くに飯屋が無いかもしれないしね

選んでいる余裕もあまりないし、目についた台湾らしい店(店舗はあるけど、開放的で半露天な感じの店)に入ります。


依然としてメニューを見てもどんなモノなのか分からないので、適当に頼みました。

ボク「ヤ、ヤンシュンメン(陽春麺)?」
なんとなく読んでみました。
店の人「ヤンシュンミェン!」

通じた!!
インスタントラーメンで「マダム・ヤン(楊夫人)」というのがあったのをなんとなく覚えていまして・・・
なんだかとってもうれしい(これ以降これに味をしめ、各地の飲食店でメニューを適当に読んでは、店の人を困らせることになるのであった・・・

出てきたラーメン、かとおもいきや、これは細いうどんに近い気がします。
スープは無色透明。



一口食べてみる・・・うまい!!
薄味であっさりしているのに、しっかり味がします。
スープを飲んでみます。
と、、、暑いのに、この熱いスープは心地よく、ジワワ~っと滋養成分が体に浸み渡っていきます

もうあとは止まりません。
あっという間にたいらげてしまいました

このガツガツとかき込む、無限とも思えるような食欲を抑えきれず、もう自分を止められない状態、これ以降も台湾のご飯を食べたときに何度も経験しているのですが、これをどこかで見たような気がしていましたが・・・・しばらく経ってから思いつきました。

「千と千尋の神隠し」で、廃れたテーマパークに迷い込んだ千尋の両親が、無断で飲食店のご飯を食べて豚になってしまうシーン。まさにあれです
もう理性を失ってひたすら食べてしまう、魔法にかかったような状態になってしまうのです。
うむむ、、、台湾の料理、おそるべしですね

ここの陽春麺はフキが入っていて、これが絶妙でした。


お腹がいっぱいになり、出発。
橋まで長い坂を下ります。
信号が変わって左折、下り始めたその時!!
老街の入り口が目に入りました

見つけたら行きたくなります。
慌てて止まろうとしましたが、スピードが乗りかけたタイミングで、また後続車もいますので、止まれず。
Uターンする場所も見つからず、そのまま下っていきます。
あきらめました

橋を渡って、2キロの登り。
上り坂以上に、すぐ脇を通って行く大型車やスクーターが怖い。
登りのボクの漕ぐ自転車の速度は、時速70kmで走っていく車にしてみれば、ほぼ止まっているのと変わりません

それでもなんとか登り切って、宿に到着。
バリバリのモーテルでした が、なんら問題なし。


洗濯しました。


自転車は物干しに早変わりです



一人にはもったいないくらいの広い部屋です。


これまで寝れなかったり、ドミトリーだったりで落ち着かなかったので、やっと一息ついた感じですね~
ゆっくりと明日の予定を考えます。

今日一日走って、ヘトヘトになって、走った距離は・・・30kmか40kmくらい。
当初考えていた距離の半分にも満たない

これでは南の方までとても辿りつけません。
このまま南下すると、どこかの地点でUターンする必要がありますが、帰ってくる復路はおそらく走るだけになるでしょう。
それはあまりにももったいない

それに、当初行きたかった阿里山は列車が止まっているし、行きたいところはみんな山の上の方。
今日の経験から、山を登るのはもうこりごり、できるだけ避けたい、という軟弱な考えも疲れたボクの頭を支配しかけています。

出した結論は、南下はやめて、台北の周りをぐるりと回ろうというもでした。
見どころもたくさんあるし、当初は次回来た時に行けばいいと思っていたのですが、まぁ下見もかねて、ということで手を打ったわけです

今から考えると、南下していても、かなりのところまで行けたと思うのですが・・・・

そんな訳で、明日は来た道を戻ります。
大渓の老街も見ることができますね

激走!!自転車in台湾 23 鶯歌の老街2

2011年08月29日 02時58分54秒 | 自転車
鶯歌(インクー)の喫茶店のトイレで。

お腹の具合が良くなかったのですが、なんとなくガスが溜まっているような感はあったのです。
それで、気にはしていたのですが、ちょっと気を緩めた隙に、一気にお腹のガスが抜け、破裂音が!!
あっと思った時には、もう遅すぎました

トイレの入り口は喫茶店の奥ではなく、ど真中にあります。
しかもそれほど立派なドアではないので、かなりの音が外に漏れているはず・・・・

破裂音の後少し間をおいて、クスクス笑う声が聞こえました。
トイレのドアの前のアベックに違いありません

どんな顔をして出ていけばいいのか・・・・

仕方なく、いかにもお腹の具合が悪いという風に背を丸めてお腹に手を当てながらトイレから脱出しました。
堂々と出てけばいいとも思うのですが、日本人は豪快だ、と印象付けてしまうのもなぁ・・・・

奥の席に戻り、おとなしく地図を眺めます。


さて、この先の行程どうするか・・・・
明日は龍譚方面へ行くとして、次の目的地は大渓(ターシー)ですね。
ここも老街がある街です。
とりあえず観光地かデカイ街に行けば安心です。

出発。
冷房の効いた場所でかなりの時間休憩したおかげで、体力はかなり回復しています。
まずは一旦三峡(サンシャー)に戻り、そこから細い山道を通って国道3号線に合流するルート。
国道は交通量が多いので、怖いのです。
山道だと気持ちいいだろうしね

ところが・・・・・地図の通りに来たはずの山道の入り口付近に、こんな看板を見つけました。


どうやら行き止まりのようです
が、とてもいい道で、とても行き止まりになっている感じはしません。

「誰かに聞いてみよう・・・」

見回すと、スクーターの女性がヘルメットを脱いでいます。
近寄って話しかけると・・・・どうやら英語が少し通じます。
大渓(ターシー)に行きたいが、この道で行けるか聞くと、台北大学まで行くから一緒についてこい、と言います。
「???」
台北大学は鶯歌から来る途中にあったので、逆ですね。
「何か違う・・・・」

地図を出して指し示すと、「あぁ、ここか」といった感じで、道順を教えてくれました
うむむ、、、危ない、危ない。
地名は絶対字を見せないと、ボクの発音では通じないという前提で話さないといけないと、痛感しました

その女性は最後に、「国道3号線は峠があるから頑張ってね」と言ってくれました。
地図を見て想像はついていたので、カッコよく親指を立てて立ち去ります

しかし、初めての峠越えは、そんな生半可なものではなかったのです・・・・

国道3号線は片側1車線ですが、道幅は広く、車もあまり通らないので走りやすかったです。
登りであるということを除けば・・・・

いつ果てるとも分からない上り坂。
ギアを落としているので、力はそれほど必要ではありませんが、全然進まない・・・・
コーナーを曲がった先は、もう下りになっているのではないか、という幻想を幾度となく打ち破られ、次第に精神が疲弊していきます

たまらず休憩。



ときおり涼しい風が吹いてきて気持ちいい。
川沿いのサイクリングロードではこんなことはありませんでした。
自転車乗りは山に集まる、と何かに書いてあったけど、こんな理由からでしょうか・・・?

休憩した場所の目と鼻の先に、こんな看板が。
自転車用の休憩所があるみたい。
さすが自転車大国台湾、うれしいですねぇ。
こんなことなら、ここまで我慢すれば良かったなぁ~


休憩所に到着


しかし・・・・閉鎖中



仕方なく、先へ。
それほど急なこう配ではないのですが、右カーブのときはきつくなります。
反対に、左カーブのときは下ってるときもあったりして、「せっかく上ったのにやめてくれ~」と叫びたくなります


登り始めて約30分後、峠の頂上らしき場所に到着


実はその当時は1時間以上は漕いでいた気がしていたのですが、今写真のデータを見て30分足らずだったことに気付きました。
よほど辛かったんですね・・・

そこからもずーっと下りという訳ではないのですが、だいぶ楽になりました。
峠の売店っぽいところでジュースを買います。

水ではなくジュースを買うのは、ちょっと自分にご褒美を与えたかったからでしょうか
これが10元(35円)


汗が玉になっています。


そこからさらに30分。
ボクは大渓(ターシー)の人ごみでごった返す祭りの喧噪の中に立っていました。

激走!!自転車in台湾 21 三峡の民権老街2

2011年08月27日 02時26分51秒 | 自転車
さて、道草してしまいましたが、本来の目的地、老街に向かいます。

人ごみの中を自転車を押していきます。
少し気が引けますが、この中をスクーターが平気で通って行く環境で、押している自転車など気にかける人などいないんでしょうね・・・

頭が暑いので、帽子を探しますが、いいのが無いのであきらめます

商店街を過ぎ、四つ角で看板がありました。

とうとう到着です


うむむ、どこが旧い街並みなのかよくわかりません。

「おっ!! こ、、、こんなところに・・・・
GIANTショップがありました!!


さっそく中に入ります。
冷房が利いていて気持ちいい~

まず気になっていた手袋を見ます。
素手でもいいと思っていたのですが、こけたときに手をつくこともあろうし、なにより汗でベトつくのが気になります。
安いのは・・・・ありました~
200元(800円弱)のグローブです。


あとお尻スポンジパンツ。
さすがにもうタオルではちょっと・・・
でもみんな4千円以上します。
一つ2500円のがありましたが、サイズがLLでした。
うむむ、、、もう少しタオルで頑張ってみるか。

それと、頭があまりにも暑いのでヘルメットを覗いてみます。
でも大体5千円以上、いいのは1万円以上と、けっこう高いんですよねぇ~
帽子なら1000円以下で買えますから、無理に買うことはないんですが。

お、、、!? 450元のがありましたよ!
でもサイズが小さい。残念。
他には無いなぁ・・・・

店員さんが寄ってきました。
これのデカイサイズは無いか聞くと、探しに行ってくれましたが無し。
代わりに500元のを持ってきてくれました。
500元と言えば、1800円くらいです
買いました


歩いていると、建具や天井などの木の部分が年季が入っているのに気付きます。
ここが老街なんですね・・・


またまたのどが渇いたので、かき氷を食べることにしましょう
さぁ、どれにするか・・・
周りを見ると、かなりのボリュームがあって、大抵2~3人で一つを突っついています。
でもボクは、、、一人でいただきます~

さて、どれにするか・・・・これにしよう。
「○○豆花なんとか(忘れました・・・)」

出てきたのは・・・・・


な、、、なんですか、これは・・・・?
小さいし、かき氷でないことは確かです。

すくって、白いものを食べてみますと・・・・


まさに豆腐でした・・・
なんでのどが渇いて豆腐を食べねばならぬ・・・?

泣きそうになりながら、豆腐を、豆腐を喉の奥に流し込みます。
氷水もありましたが、とても喉の渇きを止めるだけの力はありません

うむむ、ここで老街は終わり。

なにか飲まないと、と思っていると、老街を出て角を曲がったすぐのところにお茶屋さんがありました。
お茶が10元(35円)で売っています。
もう、これで十分です、もう次の目的地に向け出発ですので、ぜいたくは言ってられません。
買って飲みました、、、、
うがっ!!

ま、、、まずい・・・

台湾で口に入れてまずかった唯一のモノ、それがコレ


これだけじゃわかりませんよね・・・
自分でも2度と同じ過ちを犯さないよう、名前をチェック


冬瓜!! 数少ないボクの嫌いな野菜の一つです、しかも、あ~ま~い~

それでも目をつぶって全部飲んで、カップをお店の人に渡します。
とりあえず、喉の渇きは癒されました。

そして買ったばかりの手袋をはめて、ヘルメットをかぶって、颯爽と出発!!

次の目的地は、陶器の町、鶯歌(インクー)の老街です

激走!!自転車in台湾 22 鶯歌の老街

2011年08月27日 02時26分51秒 | 自転車
陶芸の町、鶯歌(インクー)に向け、颯爽と出発したはずですが・・・・

暑い・・・・
走り出してすぐ、ジリジリ照りつける太陽に焦がされそうになります

そして早くも、お尻が痛い・・・・

お尻の下に敷いたはずのタオルは、落としたかと思って何度も確認しましたが、ちゃんと入っています。
機能はしていますが、走り出して5分で、すでに効果は完全に不足していることが明らかに・・・
やはり三峡のGIANTショップでスポンジパンツを買っておけばよかったか
「喉元過ぎれば・・・」で、その時は我慢できそうな気がしたのですが・・・・。
後悔の嵐が余裕のないボクの心の隙間を容赦なく吹き過ぎていきます。

しかも、、、、なんだかものすごく遠回りしている気がします・・・・
こんなに遠いはずはないと思うが、地図が大きすぎて、自分がどこを走っているかわからりません。
とにかく道路の看板通りに進んでいけば、たどりつけることは確かで、今は何も考えず、我慢して漕ぐのみ

と、、、、「うぁっっ!! あったったーーー!!」


信じられないことに、現れたのはGIANTショップ!!

さっき老街にあったばかりなのに・・・、こんなに近くにあるとは想像だにしていませんでしたが、まぎれもなくそうです。
スポンジパンツ・・・

もう何があっても買います、高かろうが、アウター用だろうが、サイズがデカかろうが、目をつぶって買います、神様ありがとう。

冷房の効いた店内、気持ちいい。
ぐるっと回ってスポンジパンツを探します。
「おっ!」XTC-2がありました。
そして目的のスポンジパンツ(正式名称は何て言うんでしょうね・・・・)を発見!
見ていると、店員さんが話しかけてきました。
ズボンの下に穿くインナータイプを探している、と説明するのに少し苦労しましたが、要件を満たす製品を2つに絞りこみます。

当然安い方、、、、と思ったのですが、こちらは台湾製。
もう一つは日本製で、600円くらい高い。

うむむ、、、、肌につけるものだし(痛くなったりしたら嫌だ)、機能が要求されるものだしなぁ。
少々高くても失敗のない日本製を買うことにしました。
階段の一角で着替えさせてもらいます。
出てきたら、お水を飲んでいけ、というのでいただき、「シェシェ(ありがとう)」と言って店を後にします。
(この頃にはすでに気後れせずに「シェシェ」が言えるようになっていました

さて、効果のほどはいかに
座って漕ぎだすと・・・

「あぁ・・・痛くない・・・

痛くないことはありませんが、痛みは激減してもう気にならないくらいのレベルまで落ちています。
買ってよかった~

スポンジの黄緑袋を落としたおかげで、最初痛い思いをしたわけですが、後から考えてみると、早々にスポンジパンツを装備したのはそのせいでもあり、逆に良かったんじゃないかと思っています

暑さだけはなんともなりませんが、お尻の痛みがなくなっただけでも、気分が全然違います。
心にも余裕ができました


そうこうするうちに鶯歌(インクー)に到着。
ついつい癖で無意識に駐車場を探して自転車を停めようとしていましたが、「ちがうちがう、自転車乗りは自転車持って行くんだろう」と自分に指導を入れながら街に入っていきます。


さすが、焼き物の街だけあって、焼き物の店だらけです。
スゴイなぁ~

しかし、、、行けども行けども焼き物の店、最初に一軒喫茶店を見つけて「ここで休憩しよう」と思った店以外は、すべて焼き物の店です。
焼き物が好きじゃない訳ではないですが、重いし壊れるし、自転車でどうせ持って帰れないモノです。
しかもこれだけ店があると、時間的に全店見れるわけもなく、ちょっと覗いてみようかと思う店もたくさんありすぎて、もう見ないことにしました。

それよりも古い町並みはどこ?
ぐるりと歩きましたが、それらしい場所は無かったのですが・・・・

到着が2時過ぎ。
あまりにも暑く、初めての自転車行で、へとへとになっていて、とりあえず休憩しなければ体がモタない気がしていましたので、さっき見つけていた喫茶店に入ります。

すずしい・・・・
冷気が体に染み入るようです。

カウンターで注文して、先にお金を払うシステムのようです。
あったかい紅茶を頼みました。

L字型のソファーの短辺に座っていたら、2家族くらいの家族連れが入ってきて相席に。
台湾で買った地図を見ていたら、話しかけてきます。
台湾の人は、ホントに人なつっこいですね~

やっぱり何を話してるかわからないので、「ウォ ズーペンレン(私 日本人)」と言って、ボールペンと紙を渡します。
いろいろ筆談しました。
相手の方は、年齢はほぼ一緒で高雄(カオション)から車で来られているようです。



すると、、、何やら食べ物が出てきました。喫茶店の中なのに・・・
台北の名物だそうで、勧められるままに頂きます

枝豆
ちょっと辛い味付けがしてありますが、味は枝豆でした。


臭豆腐?
少しにおいはありますが、味が浸みていて、噛むほどに口に広がります。


「どうだ?」と聞かれて「ハオツー(おいしい)」というと、「へぇ~」とみんなで顔を見合わせていましたので、日本で言うと納豆を外人が食べた、みたいな感覚なのでしょうか??

そして、これです。
にやにやといたずらっぽく笑いながら出された、なにやら得体のしれないもの。
なんじゃ、これは・・・?
爬虫類か両生類か?


食感はグニュッとした煮込んだ手羽先の感じ。


味は醤油ベースで、味付きのスルメみたい。
聞いてみると、鴨の舌でした

40~50分話したでしょうか、もう行かなきゃ、とその家族は帰ってしまいましたが、残った食べ物を置いていってくれました
今思い返しているのですが、その日、昼ごはんどうしたかな?
食べた記憶が無い・・・食べ物屋を探した覚えもないし、ご飯どうしようと考えたことも、ご飯はもういいやと決断した記憶もありません。
つまり、昼ごはんのことはすっかり忘れていた、ということなのでしょうか・・・
確かにお腹の具合はあまりよろしくなかったので、そうなのかもしれません。
そんな訳で、今から考えてもありがたいことです。

鴨の舌の写真を撮っていたら、喫茶店のきれいなお姉さんが「それ何か聞いた?」と話しかけて(英語です)きてくれました

家族と話したので、まだ今後の予定を決めていませんでした。
今日どこに泊まるか、明日以降どこに向かうかも、決めないといけません

紅茶をもう一杯おかわり。
そして、どうやらやはりお腹の具合が悪い。
ちょっとトイレに・・・・

台湾のトイレでは、紙を便器に流してはいけません。
それは十分に認識しているのですが・・・。

便座を紙でクルーリと拭いて、そのままポイ・・・。

・・・・うあぁーーー やっちゃった!!

思わずというか、無意識のうちに便器の中に投げ入れてしまいます

どうする・・・
といっても、もう仕方がない。
このままにするか・・・

そのあと、神はとっておきの罰をボクのために準備していてくれたのでした。
恥ずかしい悲劇がボクを襲う・・・・

激走!!自転車in台湾 20 三峡の民権老街

2011年08月26日 02時28分47秒 | 自転車
お店の人に聞いたら、橋を渡ったところが老街だということなので、早速行ってみます。

と、、、橋の手前の木陰で将棋みたいなボードゲームをしている人がいたので、しばし見学。
何を言ってるかわかりませんが、とっても楽しそうでした。


橋の上にも出店があって、ジュースやおもちゃなどを売っています。
両脇には狛犬がずらりと並んでいて、よく見ると前足で踏みつけているモノが微妙に違います。


その中でも異色のコレ。猿かなぁ、情けなくってかわいくて笑ってしまいます~


橋を渡ると急な階段が!
自転車を担いで降ります。
すると、目の前にものすごく立派なお寺が出現。

ものすごい装飾です。これに比べたら、日本のお寺なんてシンプルなものですね。


これまたすごいのが、木ではなくて石でできてるところ。
柱が石なのも「えーっ!?」って感じなのに、彫刻が見事!!


中は荘厳です。すごい迫力で、神のいる世界はこんなんなんだ、と思わせられる説得力があります。


お寺の中を見て外に出てきたら、早くものどが渇いていました。
何か飲むものは、と見回すと、ありましたぁ~

台湾にいる間は、できるだけ現地のものを、と思っていましたので、ペットボトルのジュースには目もくれず、台湾のどこにでもある生ジュース屋さんへ


どれにしようか迷いましたが、一番安価な部類のスイカジュースにしました。
日本ではあまり見かけないジュース。
アイスキャンデーにスイカバーがありますが、それ以外にはスイカを材料にした冷たいものは見たことありません。
はてさて、どんなものがでてくるのか・・・?
興味津津眺めていると、「おぉっ!!」
こりゃまたバカでかいスイカが出てきました!!
台湾のスイカは細長いんですね~


これの赤い部分をスプーンでジューサーにじゃかじゃか入れて、お水?をジャバッ、シロップ?をジャバッといれて、ジューサーのスイッチをON!!(種はそのまま・・・)
出来上がったものをカップに入れて、蓋をして、ハイ出来上がり~
(どこかで氷を入れていたはずですが、どのタイミングで入れていたか、記憶が定かではありません)

ジュースを受け取って、握りしめていた代金30元(100円ちょっと)を渡すのと、お店の人が「サンシィウー(35)」というのとが同時でした。
「えっ? サンシィウー?」
間違えたかと固まるボクに、お店の人はいいよいいよ、と笑いながらお店に入って行きました。
うむむ、、、、危ない危ない
台湾に限らず海外ではどこでもそうですが、自分がしっかりしていないと、代金やお釣りのちょろまかしは当たり前。
お釣りの確認をしなくていいのは日本くらいのものです
注意しないとね

手にしたジュースを飲んでみます。
・・・あ、スイカだ・・・

あたりまえです。スイカジュースですから。
でも、ほんとにスイカを飲んでる、って感じです。
最初味がうすいと感じましたが、ゴクゴク飲むうちに、これでいい気がしてきました
あまり甘かったりすると、たくさん飲めないですもんね~

なんだか辺りが騒がしくなってきました。
通りの奥の方から音楽が流れてきます。
「何かイベントでも始まるのかな?」

と、、、、4輪バギーを飾った山車が登場。

どうやらお祭りのようです。
これはラッキー、見ていくことにしましょう

ほどなく、通りの向こう側から何やら現われましたよ。
デカイ人です!!

両手を振って歩いてきます。
肩車でもしてるんでしょうか・・・・?

「バババババンバンバン・・・!!」

いきなりものすごい音です
耳をふさがずにはいられません(写真を撮るために片手離しましたが、鼓膜がおかしくなりそうです)

やっと視界が晴れてきました。


自転車は大丈夫か?


オッケーのようです。

音楽隊が目の前にやってきました。
録音を流しているのかと思ったら、生演奏です
マイクをつけてアンプを通して音量を上げていました。
見たことない楽器、バグパイプのような音がしますが、トランペットと同じように唇を振動させているのでしょうか?



まずは4輪バギーがしずしずと進んできます。



「日本の方ですか?」
近くにいた方に、日本語で話しかけられました。
やっぱりわかるんですかね?
これから三国史が始まるということを教えていただきました

とすると、これは諸葛孔明でしょうか? 持つところが竹でできていて、ビヨンビヨンはずみます。


そしてついに登場です。デカイ人。


おや? デカイ人がぐらりと傾いたかと思うと、中から小さい人が出てきました。
どうやら要員交代のようです。
暑いから大変ですね


両腕を振っているので当初二人入っているのかと思いましたが、先ほどの交代劇でこのモビルスーツの操縦者は単身なのはわかっています。
どうやら腰を左右に回す回転運動と上下運動の組み合わせで、ぶら下げた両腕を振っているようです
これがなかなかリアルな動きなんですよね~


上下運動で、まぶたも動いています。


でかい人はこのあと赤いのとか黒いのとか、何体かが居て、それぞれ踊るようですが、3体目くらいで見るのは打ち切って先に進むことにしました。
いやぁ、たまたま到着したタイミングでお祭りが始まって、ほんとにラッキーでした
年に一度のことらしいので、なおさらです

好運に感謝(カムシャ)、感謝(カムシャ)

激走!!自転車in台湾 19 台北脱出!!

2011年08月25日 02時05分20秒 | 自転車
パソコンの調子がまだ悪いですねぇ・・・
まだ買って4年なのに、ハードディスクがもうだめなんでしょうか、動作がものすごく遅いです。

昨日の記事に写真を付けました


河岸のサイクリングロードに着いて、やっと落ち着きました。

見回すと、自転車乗りたちが連れ立って、あるいは単独で休憩中。
みんなサマになっていてカッコいいです。

自分は、というと・・・・どうなんでしょう
ヘルメットはないし、素手だし、お尻にタオル入れてるし、自転車には大きな荷物と、そしてスタンドが・・・
とりあえず、自転車はスタンドがあるにも拘わらず、みんながやってるようにベンチに立てかけてみました。



さっそくコンビニで買ったおにぎりを食べます。


ツナは日本のと違い味が付いています。タコのサラダ?もおいしい。

しばらく休憩して、出発。
もう道に迷う心配もないので、落ち着いた気持ちで走れますね。

川沿いのサイクリングロードは、舗装状況があまり良くなくて、後ろに重い荷物を積んでいる身としてはあまりうれしくないですが、自転車乗りがたくさんいて、心強い

自転車の師匠から「長く走り続けるためには、30%の力で」と聞いていたので、足の重さでペダルが下がるくらいの感じで漕いでいると、思ったより疲れませんね

快調に走ります、、、遅いですが・・・
かなり抜かされます、が、こちとら初心者、無理は禁物です。
のんびり行こう、のんびり




・・・・・日差しが強いです
ジリジリと肌が焼けるし、頭も熱い
そろそろお尻がなんとなく痛くなってきた気がします。


橋が見えてきました。
「おぉ、そろそろ目的地が近いか?」

第一の目的地、三峡(サンシャー)は川のほとりにある街。
橋を渡ると、対岸に第二の目的地、鶯歌(インクー)があります。
どちらも旧い町並み「老街(ラオチェ)」があって、これが見どころです

通り過ぎたらえらいことだ、と、橋の下で地図を見ると・・・・

まだ、ここ・・・・・?

サイクリングロードに出てから終点までの、まだ1/4くらいのところでした

つ、、、つらい・・・
これがあとどれだけ続くのか?
こんなにツライものとは思わなかったぞ


それでも走るしかないので、ひたすらペダルを漕ぎます。
お尻が・・・・
やはり黄緑袋を落としたのはまずかったな

それでもなんとか終点近くまで来まして、一息。


近くにいたおばちゃんに、三峡の場所を聞くと(というより地図を見せると)、なんだか言ってることはよく分らないが、指さしてくれたのでわかります。
自分の持っている袋をしきりに指さして、なんか言ってます。
クロワッサンのような食べ物のようですが、どうやらこれがお勧めのようです。
「ハオツー(おいしい)」と聞くと、そうだ、と笑ってうなずいたので、どうやらそうらしい。
袋には「牛角」と書いてありましたので、覚えとこう。

車道に出てしばらく走ると町中に出ます。
看板とおり走ると、正面にお店の並んだ橋があり、行き止まりに。

「ふう~・・・」
やっと着きました

角に飲食店を発見!!
念願のかき氷を食べるために、自転車を停めました。
メニューは字ばかりで写真がないので、身振り手振りで確認してから注文。

ずーっと食べたかったマンゴーかき氷(マングォピン)です
確か300円くらいだったと思います。
屋内ではなく、あえて外で食べます。

氷の上にマンゴーが盛りつけられ、てっぺんにマンゴーのアイスが・・・


うまそぉ~


ガツガツ食べます。


なんだか音楽が鳴ってうるさいので見に行くと、いきなり爆竹が!?



なんだかよくわかりませんが、悪戯の類ではなさそうです。

隣に、おばちゃんに教えてもらった「牛角」がありました!!
すごい偶然です~
(あとから知りましたが、この店、いたるところにありました・・・


せっかくなので、ひとつ買ってみましょう


どうやら、この形が牛の角に似ているというのが店の名前の由来でしょうか?


かなり甘いです。
ぎっしり詰まったクロワッサンというった感じ。
モサモサして、飲み物がないときついです・・・・

さて、すっかりくつろいでしまいましたが、本当の目的地は「老街」です。
かき氷をおかわりしたい気持ちを抑えて、出発です。

激走!!自転車in台湾 18 出発!!

2011年08月24日 01時04分24秒 | 自転車
出発前夜。
とうとう自転車を手に入れましたので、早速準備にかかります。
悔やまれるのは、ふらりと立ち寄った本屋で買った本。
一冊千円弱で、ガイドブックや旅館本が買えます。

旅先で宿を探すのに必要であろうと買った本(台南、台東)、地図は必要だろうと買った地図付きのガイドブック、自転車乗りのための台湾一周ガイドブック。
あとから考えると全て不要だったこれらの本だけでかなりの重さになります
宿に置いていこうか考えたのですが、再び戻ってくるかどうかもわからないし、この時点ではこれらの本は使う可能性があると信じていたので・・・・ 持っていくことにしました。


翌朝、午前6時。
自転車を担いで階段を降り、荷物をセットします。


これから始まる未知の旅、期待に胸は膨らみます
同時にちょっと心配でもあります。
異国の地で初めての自転車旅行・・・・

まぁなんとかなるでしょう

さて、必殺技の登場!!
お尻にクッションの入ったパンツを買わなかった理由は、これだ!!


自転車のサドルは固いので、お尻が痛くなるらしい。
その対策用品として売られているのが、上述のパンツ。
日本の自転車屋の店員に聞いたところによると、マウンテンバイク用はズボンの下に履き、ロードバイクに乗る人が穿くパッツンパッツンのスパッツは、それ自体にスポンジが入っているようです。

そのパンツを買わなかった理由は、たまたま百円ショップで買ったこの黄緑袋をサドルに被せれば、対策になると考えたためです。
この袋、ただのスポンジではなく、かなりの力でないと潰れない、ゴムに近い感触の緩衝材でできています。
当初はカメラを入れようと思っていたのですが、いちいち出すのが面倒なのでやめたのです。
これが、まさかこんなところで役に立とうとは・・・・

記念撮影して、さぁ出発!!

新しい自転車は軽やかに動き出します。
まずは南へ、約20km先の三峡(サンシャー)に向かいます。

角を2~3個曲がったところで、気づきました。
「あっ!! 黄緑袋を被せてない・・・!!」

急いで戻ります、が・・・・無い
どこを探しても見当たりません。
この1~2分の間に、忽然と姿を消してしまったのです。

茫然と立ち尽くす・・・・

誰かが持ってってしまったのでしょう。
たかだか100円のモノなので、金額的にはたいした紛失ではありません。
が、今この場合、とてつもなく大きなものを失った気がしています。

せっかく せっかく せっかく
せっかくお尻に敷こうと思っていたのに、どうしたらいいのだ?
でもどんなに見回しても、もう黄緑袋がその姿を見せることはないでしょう

仕方ない、出発するか・・・・


少しショックな門出となりましたが、気を取り直して自転車を漕ぎます。
新しい自転車は、暗い気分をさらさらと振り落とすように、やはり軽やかに進むのでした

コンビニに寄って日焼け止めとタオルと雨合羽とブーツカバーを購入。
顔と手足に日焼け止めを塗って、タオルは・・・・

タオルはお尻の下に

ズボンの股の所に入れて座ると、サドルの痛みはかなり緩和されます。
ただ歩くときに困りますね~

まずはこれで出発です。

ところが、西に向かい川沿いのサイクリングロードに行くつもりが、南下してしまい、町中を走ることに・・・
何度も地図で確認しながら、慣れない異国の道を走りますが、信号につかまって、なかなか町中を抜けられません。

台北市を後にする大きな橋を渡る頃には、太陽も昇り、交通量も増えて、すでに暑くなっていました。


橋から下を見下ろすと、南下するサイクリングロードが見えます。

道を間違えてなかったら、爽やかにあの道を走って、もっと涼しい時間帯にここを通り過ぎていたでしょうに・・・

橋を降りて川沿いの道に出る前に、コンビニで朝食を調達。
おにぎり2個と飲み物。

しかし川に出るまでに一苦労です。
中央分離帯のある車道が邪魔をして、渡れません。
しばらく反対車線の歩道を走り、やっと自転車も走れる歩道橋を発見!


しかし・・・らせん状に登っていて、そのまま上がろうとするとガリガリタイヤをこすります。


仕方なくフロントを持ち上げながら登ります。

遂に川沿いのサイクリングロードにたどり着きました。
そこはちょうど広場になっていて、自転車乗りたちがあちこちでくつろいでいる場所でした

激走!!自転車in台湾 17 台北の朝2 中山堂ほか

2011年08月23日 01時03分57秒 | 自転車
急に涼しくなりました。
タオルケットでは寒いので、肌布団を出したくらい。
もう秋がすぐそこまで来ている気配がします

しかし、このブログでは、依然として台湾の暑い夏が続きますよ~

総統府を見たあと、まだ時間はあります。
それなら近くにある主だった見どころはまわっておこう、ということで、ガイドブックの地図に載っているところに行くことにしました。

本日は、その写真を一挙大公開!! と行きたいところですが、このところパソコンの調子が悪く、昨日からいろいろいじって悪戦苦闘しています。
画像の方はまた後ほど。

ブログも漢字の変換に数分かかったりしますので、今日はこれにて。

では~


激走!!自転車in台湾 16 自転車購入 11

2011年08月20日 23時51分33秒 | 自転車
今日の晩ごはんは、初サンマです!!

うむむ、、、おいしそうですねぇ~
この澄んだ目を見てください、とっても新鮮そうに見えます。


焼き始めてすぐに、お尻から内臓がドボドボ出てきてしまいました。

もったいな~い~
でもどうすることもできません。

七輪が小さすぎますね。
四角くて大きいのが欲しいのですが、金属製のは売っているのに、一時期売っていた珪藻土のが全然見つかりません
どっかに売ってないですかねぇ・・・

半分ずつ焼きましたが、それでもおいしかったです~
内臓も全然苦くなくて、子供もペロリとまるごと一匹食べてしまいました。
サンマ大好き!!
フグよりも鯛よりもマグロの大トロよりも、サンマが一番うまい魚です!!


さて、リスクを承知で買ってきた、聞いたこともないメーカー「Dorcus」の自転車

ドイツのメーカーということでしたが、実は台湾のメーカーでした。
それでも別に後悔はしていなくて、これから伸びていけば、「無名時代のモデル」ということになって先見の明があったとなるし、廃れてしまえば希少な「幻のモデル」となります

どちらにしても、珍しいメーカーということで、希少価値だけはありますからねぇ~
少なくとも、日本広しと言えども持ってるのは、何人も居ないことでしょう(こんなバカなことする人は少ないということ・・・)。

GIANTのXTC2を買っていたとしても、満足していたと思いますが、あと10年、20年経って、どっちが持ってて嬉しいかというと、Dorcusなのではないかと思うのです。

ただし、それはDorcusが「いいモノ」を作っている、というのが前提です。

ホームページを見て見ると、2007年にできた新しい会社のようです。
4年経って、経営も軌道に乗ってきて、いいモノを作って一流メーカーになろうと野心的になっている時期でしょう
そんなメーカーが出す売れ筋の中堅モデルです。
会社の技術を結集して自信を持って出してきているモデル、いいモノで無い訳がありません。

・・・と、推測していたのですが・・・・

先日の朝、近くの公園にあるマウンテンバイク用のコースに行って見ようと自転車を出してみると・・・
こ、、、これは・・・・


なんだかサドルに貼られている皮が浮いているようです。

(写真は今日撮りました。子供が「サンマが焦げてるよう、早く、早くぅ!!」と呼ぶので、ピンボケですみません)

ホッチキスごと取れていました・・・

というか、皮をケチったのか、そもそもホッチキスで皮がきちんと留まってない



うむむ、、、、、




なんか、ボクって間違えましたかね?



激走!!自転車in台湾 15 台北の朝1 総督府

2011年08月20日 02時35分29秒 | 自転車
自転車も買ったことですし、さぁ出発!!

と、行きたいところですが、その前に台北観光のレポートを。

2日目の朝、早く目が覚めてしまいました(5時起床)。
せっかくなので、総督府の衛兵の交代式を見に行きました

総督府は宿から見て、台北駅の反対側。
てくてく歩き始めましたが、すぐに躓きます。

地下街が閉まってる・・・・


仕方なく地上を歩きます。
日が高くないので、過ごしやすくて気持ちいい。
歩いている人もほとんどいません。
昼間はあれだけうじゃうじゃいるスクーター達も居ませんね
さすがにこんなに朝早いと、まだみんな寝ていますか、、、

野良猫発見!


ほどなく総督府に到着。
なかなか荘厳な感じの建物。
日本統治時代に、日本が作った建物を、そのまま使用しています。

写真を撮ろうと思ったのですが、黒ズボンに白いシャツという、微妙にラフな格好のお兄さんが複数立っています。
これって警備の人だろうな・・・?
と思って、写真を撮っていいか聞いてみました。
・・・なんだかよく分かりませんでしたが、端っこならいい、と言われたようなので、正面からの撮影はやめて、軍楽隊の音がする方(向かって左)の端から撮影することに。

手頃な高さの塀に腰掛けて待っていたら、守衛のお兄さんに注意されてしまいました

道路を挟んだ向こう側(東)からなら、駐車場になっていてさえぎるものも無いし、正面から撮れるかなぁ、と思ったら、パトカーが一台停まっていました。
無理なんでしょうね・・・・

ふと見ると、軍用車があります。
うむむ・・・クルマの下に青いオイルの受け皿が・・・ (向こう側のクルマにも2つ!)
しかも路面には、多数のオイルの染みがあります。
ウチの旧いクルマみたいですねぇ~


さて、軍楽隊の音が動き出しました。


ん・・・?
こっち側から向こう側に向かって歩いていきます。
当然後ろ姿しか見えませんし、だんだん遠ざかっていきます
あまり迫力がありません。

あ・・・・やっぱり、衛兵たちも向こうに行ってしまうのね?


まぁでもこっちに帰ってくるかもしれませんし。

交代式は、軍楽隊の演奏があって、衛兵は立ってる、あまり動きのないものでしたが、早朝の静かな中で音楽や銃を取り扱う音が響き渡って、なかなか面白かったです


・・・・・が。。。。。
向こうに去っていってしまいました・・・



うむむ、、、向こう側に居ればもっとよかったのに、残念

衛兵たちも行ってしまったので、もういいだろう、と思って正面から写真を撮ろうとしたら、再び守衛のお兄さんにダメ、と言われてしまいました。
うむむ、、、、常時ダメだったのか・・・

次の場所に移動しようと、総督府の北側の道を歩いていたら、「タカタン、タカタン・・・・」という小太鼓のリズムに合わせて、軍楽隊が行進してきます。

そんなに広くない歩道上なので、すれ違う時間近で見れるなぁ、と期待してしまいます。
5mほど前に来たので、少し左によけた途端・・・!?

「タン、、、タカタン、タカ タンタン タカタカ タン!!」
小太鼓の合図と同時に、隊列が停止して不動となりました。

え、、、どうしたの? ボクのせい?? 一般人とすれ違う時は停まるのか・・・?
さまざまな憶測が脳裏を駆け巡ったその時・・・

バラっと急に緊張の解けた隊列は、ぞろぞろと脇に停められたバスに乗り込んで行きました・・・・


なんだ、、、早く言ってくださいよ~ ものすごくビビってしまった・・・

でも、面白いことを知ってしまいました。
今度来るときは、この軍楽隊の後ろにくっついて、一緒に行進してやろうと思います