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はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

激走!!自転車 @家の近所 7

2011年10月17日 23時48分33秒 | 自転車
昨日の話ですが・・・また行ってしまいました
近所の河原です。
もう病気に近いです・・・・

土曜日の夜から日曜の朝までバンドの徹夜ライブで一睡もしていません。
家に帰って、会社の家族向けイベントに途中から参加。
家族は先に行ってるので、一人バイクに乗って会場まで。
15時まで歩きまわって、さすがにグロッキーとなり、家族を置いて一人家に帰りました。

さて、久しぶりにバイクに乗って感じたこと。
動くはずのない鉄の塊が、ものすごいスピードで走っていて、その上に乗っかっている違和感です
今までそんなこと一度も思わなかったのですが・・・

自転車を漕いで漕いで、当然漕いだ分しか走らない、それが当たり前になってきてしまったようです。
車だと何も思わなかったのに。
二輪のバイクは乗った感じが似てるから、それが違和感に繋がったのかもしれません。
かといって、バイクが楽しくないかというと、決してそうではないのですけどね

家に帰ると、しばらく乗らない間にすっかり汚くなってしまっていたバイクをきれいに洗いました。
洗っている間に・・・・
日がだんだん傾いてきて、夕日がきれいな感じ。
無性に自転車に乗りたくなってきたのでした
疲れたから、と言って、家族を置いて帰ってきたのに・・・・

でも、その時には疲れはすっかり消えてなくなってしまって、ただあの場所に行きたいばっかし

到着したときは、かなり太陽は下の方。


それでもだれ一人いない黄色い太陽の照らす河原の道で、唯一聞こえる音=砂利を踏みしめて走る車輪の音を聞きながら、静かにペダルを踏んでいると、もう言葉にならないほどワクワクするのです

目的地は土手の階段。
前回見つけた見晴らしの良い場所です。
残念ながら、太陽はもうこの場所を照らしてはいませんでした・・・・

ここでのんびりして、ちょっと寝てみたりしようかと思っていたのですが、ちょっと時間が遅すぎです

再び走り出すと、もう肌寒くなっていました。

水溜りの脇を通ると、何やら動くものが・・・


カエル君でした。
もうこんなに寒いのに、おまえはまだ水の中にいるのか?

河原の道を出ると、この前見つけた遊歩道。


前回は会社に出なければならなかったので途中で離脱しましたが、今日は最後まで行ってみます。
どんどん日は暮れて・・・


終点は山のふもとの神社でした。
そういえば開始地点も神社があったので、何かこの二つの神社は関係があるのかもしれません。
今度明るい時間帯にお参りしてくることにしましょう


激走!!自転車in台湾 37 青桐6

2011年10月13日 00時35分59秒 | 自転車
久しぶりに台湾ネタです。
もう秋になってしまいましたが、このネタはまだまだ続きます。

さて、ボクの魂のふるさと、青桐の朝6:30分。
目が覚めるとさっさと着替えてお出かけです

ここは炭鉱の町で、廃坑の跡が山の方にあるので、そいつを見に行くのです、が・・・・



廃坑跡への入り口は線路の向こうにあるのに、その前に立っている看板はどうみても「通行禁止、入ったら罰金だぞ」という警告です。
追い打ちをかけるように、英語で「入るな」と・・・

「うむむ、、、どうやって向こうに行ったらいいのだ・・・・

かなり悩んだ挙句、やはりここを渡らねば行くことはできないという結論に達しました。
罰金を覚悟の上で、ドキドキしながら急いで歩いて渡ります
大丈夫でした~

階段を登ったところに、昔の日本統治時代の建物が残っているということだったのですが・・・。
まず目に飛び込んできたのが、大きなクマ。一体これは・・・?


古い建物が見えてきました。


ところが、そこにたどり着くにはかなりの難関をクリアしなければなりません。



建物の手前に広がっているのは、がれきの敷き詰められた地帯。
かなり大きく割ってあって、ところどころ鉄筋が出てたりして、危険です。
なかなか豪快ですが、このゴツゴツの歩くのもままならない道路を通ってオートバイが・・・



よくぞここまで来た!! と拍手したくなります。



この建物の上はカフェになっていて、開いてたら入りたかったのですが、あいにく7時前では無理ですね。

さらに階段で上を目指そうかとかと思ったのですが、のどが渇きました。
飲み物を買っといた方がいいかな、熱中症になってもマズイし、、、
と、下を見ると、なにやらやってます。


なにかの撮影でしょうか?
アイドルらしき人影が・・・




だれだかよくわかりません。
男には興味無いし・・・

ジュース買いました。
ただのサイダーで、炭酸がめちゃめちゃきつくて、ふたをひねったら中身が飛び散って周囲がべたべたに・・・


ふと撮影現場を見たら、きれいな女性が!!
通りすがりざまにすかさず写真を撮ります。誰だろう、この人


階段を登って廃坑跡に到着。
赤レンガの遺構が残っていて、木々がからみついています。


密林で発見された時のアンコールワット遺跡はこんなかんじだったのでしょうか


赤レンガの上にセメントが塗られています。
今でこそ煉瓦作りの建物はカッコ良く感じますが、当時はレンガよりもコンクリート作りの方がモダンに見えたのかもしれません。


トロッコの線路跡。


石炭の産出で大いに賑わっていた当時が偲ばれますね
特に保存もされずに、廃れていくままになっていますが、当時との時間の隔たりが感じられて、これはこれでとてもリアルです。

さらに奥へ向かうと、ゴミを捨てた山があると看板に書いてあります。


この遊歩道、見るからに・・・・
この後ひどい目に会うのですが、今日はここまでです。

激走!!自転車 @家の近所 6

2011年10月11日 00時40分59秒 | 自転車
昨日の午後は祭りの当番・・・・のはずだったのですが、行ったら人は足りていて仕事がなかったので、お役御免となりました

そこで・・・
自転車で出掛けました

まずバイク屋兼自転車屋に立ち寄り、注文していた速度/距離計を取り付けます。
走った距離がばっちりわかるので、張り合いがありますね~


さて今日の行き先は・・・・
先日ミニカー屋に行くのに走った河原の道を、反対方向へ行ってみます。
こちらは以前にオフロードのバイクで走ったことがあるので、大体見当はつきますが、とりあえず走破しないと、気持ちの上で完結しないので

石がごろごろしてるところも一部ありますが、あとは走りやすい平らな未舗装路です。


ところどころ浅瀬の「さーーーー」という音が聞こえたりして、気持ちが安らぎます。
水の音や、木々が風に揺れる音って、よく似ています。
どちらも心が洗われるような感じがして、静かにじっと耳を澄ましていると、イヤなことやモヤモヤした気持ちが無くなってスッキリしますね

しばらく走ると、「おぉ!!」土手の上に階段が見えました。


土手の階段と言えば、ボクの大好きな場所です。
腰かけてのんびりと川を眺めていると、時間が経つのを忘れますね

実家は海からわりと近く(自転車だとかなり時間はかかりますが)だったので、バイクやクルマに乗り始めたころは、よく海水浴場の階段に座って、ひたすら海を眺めていたことを思い出します

堤防の上からふとみると、遊歩道がありました。
行ってみます

なんとか走れそうか・・・ 今来た道と並走していて、方角的には、もどっています・・・


かなりきついぞ

アップダウンが激しく、さらにとても狭いので、落っこちないか心配。登りは押していきます

登りになりました。どこまでいくのだろう?


階段なのであきらめます。振り返ると


遊歩道からもとの道に戻ってさらに進むと、ほどなく未舗装路は終了しました。
いまさら舗装した道路をクルマに邪魔そうに抜かされながら走るのも嫌なので、引き返すことにします。

夕日に向かって走る・・・


走る・・・・


走る・・・・あっ 
通行止めの看板が・・・・


水路の工事をしているようで、道に大きな穴が掘られており、完全に分断されています!!


しかーし!!
自転車は、人が通れるところあらば大抵通れるのでした


ちょちょいのちょいで道路に復帰
うむむ、、、一時はどうしようかと思いました。
バイクなら確実アウトですが、自転車の機動性は数段上ですね
災害時には、バイクよりも機動性に優れ、ガソリンもいらないマウンテンバイクはとっても重宝しそうです。

復帰した道をさらに進むと、もうすぐ第一回目のご近所ツーリングの河原道出発点に到着しそう、というところで、無数の分岐点がありました

片っ端から制覇(走破)してやる!!
まずは左手から。

ガラガラの岩場が続きます


真ん中の草の生えているところは、比較的走りやすいので、ここから落っこちないようにバランスをとりながら走行。

川に出ました。
この道は、ここから旅立っていく人のための道なのでしょうか・・・・

激走!!自転車in台湾 36 青桐5

2011年10月02日 01時26分36秒 | 自転車
部屋に入ると、さっそくお風呂です。
洗濯も終えると、明日の予定を立てに、リビングに行きます。


広いリビングは、今日は客がボク一人なので貸し切り状態。


外を眺めると、さっきまで居た橋が見えます。


今日買った分厚い地図、これは素晴らしいです!!

昨日まで使用していたガイドブックの地図が、コレ。


同じ場所を今日買った地図で見ると・・・


もう、道路のくにゃくにゃ度合いが全然違います。
前の地図では、どんな道路なのかさっぱり分かりませんが、この地図だと大体想像できますね
もっと早くに買っておくべきでした。

明日は平渓線沿いの町を散策して、その後一気に海辺の町福隆(プールン)まで走ります

激走!!自転車in台湾 35 青桐4

2011年10月01日 01時52分48秒 | 自転車
宿を通り過ぎて、老街の入り口の方へ向かいます。

木柵から走ってきた道に出ました。
道路は老街の前で大きくカーブして、川を渡ります。

橋をとぼとぼと歩いて行くと、おや!
自分が泊まっている宿が見え、共同のリビングの明かりが見えました


暗い橋の上から眺める星空は、それはもうキレイ
黒い空に、もう隙間が無いくらいびっしりと星粒が・・・

橋の下では、さらさらと水の音がしていて、とても静かです。
ほとんど風はないのですが、全然暑くはありません。

ゆるやかに山間の夜は流れていきます。
ぼーっと遠くの山の黒い影と星を眺めていると、なんだか宿に帰りたくなくなってきます。
「このままここで寝てしまおうか・・・・
と、、、思うくらい気持ちがいい。

・・・気持ちがいいというか、、、「いい」と言うほどの刺激はありません。
なんというのでしょうか、すっぽりと自分が包まれていて、落ち着くのです・・・
すーっと前からこうやってたような、懐かしさに近い感覚です

そういえば、こんな感じの場所が他にもありました。
そんなにたくさんありません。

一つはイングランド中西部にあるアイアンブリッジ
イギリスで最も古い鉄の橋です。
早朝この橋を見に行って、なんとなく川沿いにぶらぶら歩き始めて、気が付いたらお昼になっていました
なんということはない普通の川なんですが、離れたくない、出発できない、ちょうど今回のここのような心地よさがありましたねぇ~

日本では、岩手県の遠野です。
のどかで時間がゆっくり流れていて、やはり立ち去りがたい雰囲気がありました



夜はどんどん更けてきます。
そろそろ帰りましょう

どこかで豚を飼ってるみたいで、どこからかブヒブヒ鳴き声が聞こえてきました。

ぶらぶらと、後ろ髪を引かれながら宿にたどりついてしまうと、やっとあきらめがつきます。
さぁ、風呂に入って、明日の準備をしないと

ちなみにこのジュース。ものすご~く、まずかったです

激走!!自転車 @家の近所5 ~ミニカー屋3

2011年09月30日 02時23分01秒 | 自転車
ちょっと書くつもりが、すっかり長くなってしまいました。
家の近所シリーズ、本日で完結です。

行き止まりでえっちらおっちら堤防を担いで登り、舗装路を少し走ると、また下に道が見えます。
「行っちゃれ~」
と、道のないところを下ります。(写真は降りた跡)


バイクと違って、転がっても下敷きになったりしないし、復帰も楽なので安心です。


しかしこの道も・・・すぐに行き止まりに

舗装路に戻るには、谷を越えなければいけません。


うむむ、かなり深い草むらです。
これは押して歩くより、乗ったまま突っ切った方がよさそうな気がします。
が、大丈夫か・・・?

なんとか難関を突破! (通った跡がなんとなく確認できます)


うむむ、、、、楽しい・・・


日なたでちょっと暑いですが、休憩です。


ヨメが持たせてくれた水筒には、熱いお茶。


ボクは常に熱いお茶。真夏でもそうです
ただ、のどが渇いた時の迅速な水分の補給という意味ではちょっとまずかったかなと思ったのですが、じわっと沁み込むような熱いお茶は、確かに時間はかかるものの、休憩しながら飲むにはゆっくりできてちょうどいいですね

ミニカー屋はこの少し先の橋を渡ってすぐ。
場所はうろ覚えですがなんとかなるでしょう。

思ったより舗装路は走らずに済みました。
80%くらいはダートだったのではないでしょうか?

ミニカー屋で・・・。
買ったミニカーをリュックに入れようとすると

「あ、逆さまにしたり、横にしたりしないでくださいね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ど、、、どうすれば・・・

仕方ないので、リュックはできるだけ背中の上の方で、アンド、立ち漕ぎで腰の位置を上げ、リュックの水平を保持

さすがに未舗装路を走るのは無理ですね。
堤防の上の道はクルマが多いので、往路とは反対側の集落の中を通って帰ります。
こんな感じの道は大好きです


未舗装路は通る気はないのに・・・


それでも無事に家に到着!
ミニカーも無事



サンスター製のロータスエラン(1/18)です。
安くても7千円くらいで売ってるものですが、なんと!!
3700円で購入

前に行ったときにチェックしてあったのです~
すごくいい出来のミニカー、お得な買い物でした。

激走!!自転車 @家の近所4 ~ミニカー屋2

2011年09月29日 02時18分31秒 | 自転車
川沿いの道、かなり面白いです

いつ行き止まりになるか分からない不安と、角を曲がった途端に広がる全く違った風景、どこに出るかわからないドキドキ感と、道なき道を往くスリル

迷路のように入り組んだ道で、どの道を選択するかによって、それ以降の行程が全く変わってしまうことも。
行き止まりだったり、戻ったり。
まるで人生の縮図みたいな・・・・

人生ゲームやロールプレイングゲームと違うのは、ここには秋のさらっとした風と、夏の香りがちょっぴり残る太陽があります!!

そして何より、自転車をどうにかこうにか操るたのしみが・・・

これはかなり上質な楽しみです

オフロードのバイクで走ったこともありますが、これほど濃厚ではなかったです。
あっという間に走り去ってしまうので、何かを感じたり考えたりする時間が無いのだと思います

それに、どうしてもガタイがでかいので、取り回しに苦労します。
自転車なら担いで通れる倒木も、バイクだと無理。
行き止まりで、降りてUターンするのもちょっと手間ですね

ちょうどバイクだと気軽に細い路地や山道に入って行けるのに、車だと躊躇してしまうのと似ています。

こんな細いダート路は自転車に限りますね~





激走!!自転車 @家の近所3 子供の反応

2011年09月28日 02時01分07秒 | 自転車
ふらっと行ってみることにしたミニカー屋ですが、子供の反応は、というと・・・・

ミニカー屋まで行くと言ったとき。

「あんなところまで、絶対無理」
と言ってたのですが、それでも行く、というと、今度はお母さんに報告に行きます。

子供「ママ、パパがミニカー屋まで自転車で行くって。絶対無理やよね?」
ママ「ヒーヒー言って帰ってくるんじゃないの?」

こちらに向かって
子供「ほら、無理って」
ボク「なんでー、山もないし、ずーっと平地やから楽勝やん」
子供「えー・・・・?」

子供「本当に行くの?」
ボク「行くよ」
子供「ふ~ん・・・・」

子供は15時から村の祭りの準備があるので一緒には来られません。
一緒に来たいのでしょうか・・・?

ボク「いってきま~す」
子供「無理やって」 ←まだ言うか

途中のコンビニに寄ったときに、自転車のロックを忘れたことに気付きました。
これがないと、ここのコンビニはもちろん、ミニカー屋でゆっくり店内を見て回ることもできず、一人で行く意味が無くなってしまいます・・・

仕方なく家に取りに戻ると・・・
家に入ったとたん
子供「あ、パパ帰ってきた。パパ、行くのやめたん?」


どうやら、とっても行きたいみたいです
今度は一緒に行ってみようと思います


激走!!自転車 @家の近所2 ~ミニカー屋

2011年09月26日 20時59分14秒 | 自転車
午後からの話です。
午前中子供と自転車で出掛けて気持ち良かったものだから、午後も自転車です

大体20kmくらい離れたところにあるミニカー屋に、ロータス・エランのでっかいミニカーが超激安で売っていたのですが、見に行った時はヨメと子供が一緒だったので買いづらくて買ってなかったのでした。

そいつを自転車で買いに行こうという訳です。
ここで、ただ買いに行くだけだと面白くないので、自らノルマを課すことにしました。
そのノルマとは・・・

舗装路をできるだけ通らない」です

ノルマというか、テーマ?、目標?、コンセプト?
とにかく、せっかくのマウンテンバイクだし、オフロードが走りたいですよねぇ~

舗装路を走るときは、できるだけクルマの通らない静かな道、田んぼの真ん中とか、集落の中を通って行くことにします。

最初にバイク屋兼自転車屋に寄って、距離計を購入。
走るからには、今日何キロ走ったのか知りたくなるのが人情ってものでしょう

あいにく店主が不在で、在庫もなかったので帰りに寄ることにしました。

さてまず最初に向かうのは・・・・川です
川は河原や堤防の道や、ダート路が多そうなので。

それに川沿いに走れば、かなりショートカットできます。
川からミニカー屋まではほんの数キロ、ほとんどの行程は川沿いです。

バイク屋から果樹園を抜け、川の堤防へ。
結婚前にヨメとよく星を見に来た未舗装路です

・・・草ボウボウでした
毛虫でもいたら、確実にアウトですが、この際気にせずに走ります。

河原の道


岩がゴツゴツしていて、ぴょんぴょこ跳ねます。
走ってて何も面白くない・・・

脱出してしばらく堤防の舗装路を走りましたが、すぐにいい道発見!!


開けたところに出ました。


と思ったら、かなりボウボウです。

先日の大雨で増水したようです。道が・・・・


草がみんな同じ向きに倒れています。


のどかな道に復帰


突然コンクリートの舗装路?が出現!! でもすぐ行きどまり。


公園に出ました


橋のたもとを通り過ぎ、その向こうの舗装路。
どっちに行くか・・・もちろん下(左)です。




とうとう道が分からなくなり、断念。


今日は、ここまで。眠い・・・















激走!!自転車in台湾 34 青桐3

2011年09月23日 18時51分15秒 | 自転車
ご飯は唯一の食堂、駅前のお店で。


頼んだのは、やはり陽春麺。
大渓で食べたあの味が忘れられません

来ました


が、、、、あの味じゃない・・・・。とても味が薄いですね
でも不思議と、どんどんお腹に入っていきます。

当初はできるだけ多くの種類の台湾料理を食べようと思っていたのですが、とても愚かなことに思えてきます。
だって陽春麺だけでこれだけの味があるのだから。
こんなのが入っていました。


ごはんを食べたら、アイスが食べたくなりました。
横の売店にはアイス売り場があって、中を覗くといろんなのが・・・
日本に無いようなのをリスク覚悟で食べてみるか、どんなのか想像がつくのを無難に食べるか悩みます。
でも今日は、無性にアイスが食べたい、こんなときに外すとホントに寂しくなるので、無難にマンゴーアイスを選択。


駅のホームに行って食べようと、無人の改札を通り抜けると、ガタンゴトン音がして電車が動き出しました。

「あっ! 電車が行っちゃう!!」

特に鉄道が好きな訳ではありませんが、名物は写真に収めねばなりません。
袋を開けかけたアイスを地面に置き、急いでカメラを取り出します。



うぬぬ、、、、残念。
鉄道好きな知り合いに自慢しようと思ったのに、とても見せられるようなモノではありません

気を取り直してアイスを!! いただきます~


右がマンゴ、左がミルク味。
なかなか美味~
しかしながら、かなり温度がゆるくて、食べてるうちにドロドロと・・・・
もっと味わって食べたかったのですが、ガツガツ食べざるを得ない状況でした。
でもおいしかった~

ホームの前の池では、カエルが変な鳴き方してます。
暑くもなく、とても過ごしやすくて気持ちがいいので、ぶらぶらと散歩することにしました。
ついでに電車の写真でも撮ってやろうと、電車の到着時間はチェック済みです

線路沿いに歩いて行くと、小さな博物館や(当然閉まってますが)、蒸気機関車が走っていた時代の設備なんかが残っています。
日本人の観光客も多いのでしょうか。


線路沿いの、ところどころ街灯のある細い道を歩いていると、夜風がとっても気持ちいい。
銭湯に行って歩いて帰るときのような、のんびりとした気分です

線路の向こう側には家があって、道路にはこの家の一家でしょうか、道路に出て夕涼みをしています。
小さな子どもたちは、三輪車に乗ったり、走りまわったりして楽しそう

ここは線路が少しカーブしていて、電車の写真を撮るには良さそうな場所。
もう少し先まで歩きましたが、道路と線路以外何もなくなって、真っ暗だし、引き返して結局この場所で電車が来るのを待つことにしました

しばらくぼぉーっと立っていましたが、一人物陰に立ってたら、やはり怪しいですよね・・・・
子供のいる一家に不安を与えないように、なにか話しかけることにしました。

「電車は何時に来ますか?写真を撮りたいので」
ガイドブックでそれらしい言葉を見つけて適当に文を作り、メモに書いてお母さんらしき人に見せます。
この質問なら、何をするために突っ立ってるのか理解してもらえるでしょう

「△○●□、△△●□×%%」
なにやら教えてくれていますが、こちらが分からないでいると、今度は子供に何か指示をしました。

元気な4人の子供らが、こっちに来いと言ってます
どうやら駅に案内しようとしてるみたい

しまった。。。。。変な質問をしてしまいました

せっかくなので、子供たちについていきます。

5歳くらいの男の子、何か話しかけてきますが、よく分かりません。
黙っている訳にもいかないし、適当に日本語でペラペラ話すと、
男の子は「聴不慬(ティンプトン)」


おぉ!! ティンプトン!!
数字や金額以外で、初めて相手の言うことがわかったぞ!!

「こっちこそティンプトンじゃ!!」と応酬します

女の子たちはおとなしくついてきます。
が、カメラを向けると逃げ出してしまいました


駅に到着して、ほどなく電車が到着。



子供らは引き返します。
ありがとう、元気な子供たち!!


しつこく電車の写真を撮り続ける・・・



それでもやっぱりあの線路がカーブしてる場所で写真が撮りたくて、また舞い戻りました。
今度は怪しまれないでしょう。

来た来た!!


あれ、あれ、シャッターが切れない、おいおい、ちょっと

ボクはフラッシュが嫌いなので、フラッシュ無しにしていたのですが、暗過ぎてピントが合わず、シャッターが切れません。
シャッターをオンにして、かろうじて後ろ姿の撮影ができました。

うむむ、、、、全然ダメです・・・・

写真を確認していたら、あの男の子が寄ってきたので写真を見せてあげました。
ついでにそれまでに撮り貯めた写真も見せていると、お母さんも寄ってきます。
台湾語で自信無さげに解説を入れると、お母さんが発音を訂正してくれました
ぼくは復唱します。
ちょっと勉強になりました、、が、ほとんど忘れました(ダメじゃん・・・

おばあちゃんが呼びに来ました。
8時半です。子供は寝る時間かな?
さよなら、ひとなつこくて元気なボク
ありがとう、お母さん

さて宿に戻りましょうかね。
ボチボチと来た道を戻ります。

ジュースを買って


宿に戻ろうかと思ったのですが、なんだかもったいなくて・・・そのまま通り過ぎてしまいました

まだまだ散歩は続く・・・



激走!!自転車in台湾 33 青桐2

2011年09月22日 23時45分53秒 | 自転車
青桐の町は何もない山の中に、何の前触れもなく突如として現れました。
日は暮れてはいましたが、まだまだ明るい時間です。

細い路地に入ると線路がありました。


そう、ここは平渓線という路線の終点駅のある町。
実家の裏を走っているローカル線と、どこか似た雰囲気があって、なんだかとても懐かしいようなホッとする感じがしました。


古い列車の周りに、竹のお札のようなものがたくさん下がっています。
願い事がかなう??


「うぷぷぷっっっ!! なんだこれ??」 
目を疑いました、誰がこんなことを・・・



ライオンのような犬がいました・・・・。
女性が向こうのお店からサングラスをとっかえひっかえ持ってきて、犬にかけさせては「キャーキャー」喜んでいます。
確かに・・・・


途中で水が切れて、ものすごく喉が渇いていたので飲み物を購入。
いつもは水ですが、なんだかジュースが飲みたくなって買っちゃいました。CCレモン。
日本とおんなじパッケージ。味も一緒でした、多分。


通りには鉄道関連の土産物屋が2~3軒あって、鉄道好きの人たちが喜びそうなものがたくさん売っていました。
買ってこうかな、と思いましたが、素人では分からない深い世界がありそうなので、やめときました

さらに奥に行くと駅舎があります。
日本統治時代の駅舎らしく、昭和の匂いがぷんぷんしてきます~。なつかしい・・・


平渓線は、石炭を運ぶために作られた鉄道で、昔はそれはそれは大変賑わっていたそうです。
今では・・・

だんだんと暮れゆく日の中で、取り残されたようなゆったりとした時間が流れていました
ただの通りすがりの観光客でも、この町の一部として無条件に受け入れてくれるような空気があって、こちらにまでそののんびり感が移ってきます
この懐かしい感じは何なんでしょうね

子供のころを思い出す・・・・そう、子供の頃ってこんな感じでした。
未舗装の家の前の道路が遊び場で、日が暮れるまで遊んでましたっけ・・・・

ブラブラ駅舎を歩いて、解説なんかを読んだりしていると、すっかり時間の感覚を失ってしまいました・・

宿は・・・平渓の町まで行けばあると思います。
もう人里まで下りてきたし、最悪モーテルでもいいや、なんだか全然心配にはなりません

もうかなり薄暗くなってきていました。
自転車の写真を撮るときに、原住民系と思しき女の人が近くに居て、写真を撮る間通るのを待っててくれたのかと思って、手をあげてお礼をしたのですが、どうやら違ったらしく、なにやら言ってます。
また筆談したりするのは面倒なので「あ、いいです、いいです」と両手でバイバイしながら頭を下げてやりすごし、珍しい緑のポストの写真を撮っていると・・・


その人が英語で話しかけてきました!!
目鼻立ちのくっきりしたキレイなお姉さん
しかも、とても賢そうなしっかり者って感じで、英語もかなり達者です。
自転車に乗るらしく、ぼくの自転車に興味を示していました。
自転車乗りは自転車乗りに親切ですねぇ~

「今日どこまで行くの?」と聞くので「特に決まってないんだけど、ここらに宿はないかな?」と聞くと、すぐそこの宿を紹介してくれました。
老街の入り口にある民宿で、鍵が閉まっていたので、電話をかけて話をつけてくれました。
中に入って部屋を確認させてもらうと、かなり広い。
共同のリビングは、客が一人なので独占状態です
これで確か500元でした(もうかなり時間が経ってしまってうろ覚えです)。
即決定!!

キレイなお姉さんは、宿のオーナーと話している間に帰ってしまったので、お礼も言えず
せめて写真だけでも一枚・・・撮りたかった・・・
こんな人里離れた小さな町に(と言ったら失礼かもしれませんが)、あんなキレイな才女がいるのって不思議な感じです。


荷物を置いて落ち着いたら、さぁご飯を食べにお出かけです



激走!!自転車in台湾 34 青桐

2011年09月16日 22時17分18秒 | 自転車
深坑から平渓(ピンシー)まで、直線で14kmくらいの山道です。
実際の距離は20kmちょっとくらいでしょうか

登りがメインですが、涼しくて全く苦になりません。
とっても気分がいいので、音楽を聴くことにします

今回持ってきたのは、宇多田ヒカルの「ULTRA BLUE」。
トヨタのWISHのコマーシャルに使われていた曲が入っていました。
特に彼女が大好きという訳ではありませんが、とてもいい歌い手だと思います。
今まで真剣に聞いたことが無かった2006年のアルバムですが、台湾で聞くのはこれだ!!と思って

惜しむらくは、ボクが持っているプレーヤー。
Victorのalneoです。


ヨメにフェルトでカバーを作ってもらって、首にかけて聞きます。

これについてきた充電器は先がUSBになっていて、パソコンが無いと充電できない・・・

それで、いつも聞いてる訳にはいかなくて、ここぞという時に聞かないといけません。
その「ここぞ」が、この時だったのですね~

宇多田ヒカルの曲は夕暮れの午後に聞くといいと思います。
この時の景色や空気にぴったりでした

山の中の川沿いのワインディング、日は照っていますが、はちみつみたいに濃厚な黄色い夕暮れ前の太陽です。

周囲はひぐらしの声で満ちていて、時たま乗用車やスクーターが通り過ぎていった後は、かえってとっても静かに感じます。
宇多田ヒカルのハスキーでやさしい声が、心の隙間に沁み入ります


なんでこんなに気持ちいいんだろう・・・・

色が、音が、空気が、五感で感じる全てが心地よい。
こんな中を、日本から遠く離れたこの素晴らしい道を自転車で走れるなんて・・・・
普通なら味わえないこの幸せを、心からかみしめます。

思えば、無謀なことをしたと思います。
ろくに調べもせず自転車を買って、乗ったこともない自転車に乗って、行ったことのない外国を走るなんて・・・
ツライ思いもしました。
暑くて苦しくて、来るんじゃなかったと後悔したことも

でもそんなことは、もうどうでもよくなりました。
この瞬間、この道を走れた、それだけで全てのマイナスは帳消しになり、感じたことのないほどの幸福感に満たされました。
目をつぶると、今でもあの時肌で感じた空気や音や景色と、満ち足りた心の状態が、ある種の郷愁を伴って再現されます


だんだん日が傾いてきます。
でもなぜか焦ったり心配になったりはしません。
とてつもなく大きな安心感に包まれていたような気がします。


登りがきつくなってきて、さすがに汗がポタポタ落ちます。
それでも苦痛は感じません。
ただ宇多田ヒカルの声に押されるように、黙々とペダルを踏みしめます


かなり登ってきました。


さっき通ってきた道が、かなり下の方です。


さらに登り、6時30分。
深坑を出てから1時間半が経過しました。
お寺の前で休憩、現在地を地図で調べてみました、、、
が・・・このお寺、地図に載ってない・・・・

もしや・・・・ 

恐ろしい考えが頭をよぎりました。

道を間違えたか? 
何も考えずに一本道を来たと思っていましたが、途中で看板を見落としたとか・・・
いかんせん現在地が分からなければ、せっかくの詳細地図も用を成しません。

バス停に時刻表があれば、終点の駅名が書いてあるかも・・・と思って見てみましたが、無し。
今こんなところで違うといわれても、どうしようもない。
先に進めば良いのか、戻った方がよいのかすら分かりません

ふとバス停の看板を見ると・・・・
木柵 平渓 と書いてありました!!


ふぅ、良かった~
焦りました。もう日は暮れています。


この後すぐ、道は下りになり、ほどなく青桐の老街に着いたのでした


激走!!自転車in台湾 33 新店2

2011年09月15日 20時12分56秒 | 自転車
新店から木柵まで、7kmくらいでしょうか。
ガイドブックの地図では粗すぎて道が分かりません。
とりあえず、最短の3号線沿いに行ってみることにしました。
元来た道を戻ります。
3号線は自転車は走れないので、3号線の高架を見ながら並走するつもりだったのですが・・・・
行く先は山に阻まれて、先に進めません。道が無いのです

うむむ、、、この新店の街中をガイドブックの超粗い地図で走りぬけられる自信はありません。
どこかで地図を買わないと

今居る広い通りは地図に載っている道で、今なら現在地も分かっています。
でも一旦この道路から外れると、たちまち路頭に迷うことになるので、この道はキープしないと・・・

とりあえず木柵方面に走ると、おや、、、GIANTショップがありました・・・・
ここ、通ったはずなんだけど、気付かなかった。

でも閉まっています

「書店」がありました!!
と、思ったら、売っているのはおもちゃとか花火でした・・・・
「なんだ、書店って台湾じゃおもちゃ屋のことか・・・?」

じゃあ本屋はなんていうの・・・?

うむむ、地図を買おうと思っても、本屋が分からなければ、一体どこで買えばいいのだ?!

そうだ!! 百貨店に行こう
百貨店には日本語が分かる女の子がいるし、しかもこの先の通り道にあります。
本屋は台湾ではなんて呼ぶのか、さらに本屋の場所を教えてもらえるかもしれません

再び百貨店へ。
そしたら本屋はやっぱり「書店」でした
さっきの書店は一体なんだったのでしょうか・・・・

ついでに本屋の場所も聞きました。
そしたらまた・・・・
あーでもないこーでもない、こうじゃない?あぁじゃない?・・・が、始まりました
いやぁ、面白い。
本屋一つでこれだけ盛り上がれるなんて、若いってうらやましい・・・

お客が傘を買いに来て、雨が降り始めているのに気付きました。
自転車を軒下に移動します。

さらに議論は続く・・・

やっと意見がまとまったようです
「あのセブンイレブンの道をあっちに行くとマールー(馬路)に出て・・・(おそらくそう言ってる)」
わざわざ店を出て、教えてくれました

日本語が話せる女の子はYuiさん(日本語名?)。

謝謝、Yui-san & her friend !


雨がやみません
百貨店の横は料理店。Yuiさんが「おいしいよ」、と教えてくれたので、ここで昼食です。

定食の排骨ランチ。


肉はもちろんのこと、小皿の料理も全部ウマイ!!
一品一品どれも手抜きせず、それぞれ味に明確なポリシーがあり、どれをとっても料理のメインを張れるだけのポテンシャルを持っています これで確か100元(350円)くらい。
あっという間に完食

それでも雨はやみません。
夕立ならすぐに止むだろうと、しばらく待っていましたが、あきらめて出発することにしました

それほど強い雨でもないし、上はカッパを着て、足はビーサン、カッパ丈が長いので下は無しで良かろう。



教えてもらった通りに出発!!
あっという間に行き止まり・・・・

うむむ、、、何か聞き間違えたか・・・

仕方なく広い通りに戻り、看板だけを頼りに木柵に向かいます。
すると・・・雨がものすごい土砂降りに!!




ズボンがべたべたになる前に、なんとか屋根の下に避難しました。
バイク用のカッパを出すのが面倒なので、カッパのズボンを買いにコンビニに入りましたが売ってません。
スクーターは足がカバーされてるし、そういえばみんな短パンで乗ってるのは、こんな理由からか??

仕方なくバイク用のカッパを取り出し、履きました。
これだけ装備すれば、雨もへっちゃらです
出発!!

カッパを着て暑いかと思ったら、意外や意外、かなり快適です。

太陽が出てないと、台湾は涼しい・・・

炎天下の中を汗だくになって自転車漕ぐより、雨が降ってくれた方がよっぽどありがたい、そう思います

木柵の看板にしたがって走ること1時間、猫空を通ります。
猫空といえば、台北から地下鉄一本で気軽に来れるところ。
こんな台北近くまで戻ってきてしまった・・・・
なんだかすごくもったいない気がしました。

ミニを発見!!


台湾はあまり古い車をみかけませんね
スポーツカーもいないし、珍しい外車もほとんど見ないです。
外国に来るとクルマを見るのが楽しみなだけに、そういう意味では台湾は興味を惹くものがありません。
バイクもスクーターばっかりで、あまり乗り物を趣味にする人は(自転車以外で)居ないのかもしれませんね

途中何度か人に道を聞きながら、やっと台北動物園横を通過。
この頃には雨は上がっていました。

ここから老街のある町深坑(シンクォーだったっけ?)まではすぐ。
街中に入って、後ろに積んでいるカバンがやたら重いので、要らない荷物を郵便で日本に送り返そうか、と考えていたら、ふと横を見ると郵便局が!!

なんというタイミングの良さ!!
こういうときって、今の自分のやってることが正しい方向だという証明のような気がします。
ドラクエで、あるもの探して草原をさまよっているときに、町を見つけた!! みたいな

この日本からわざわざ持ってきたバイク用のカッパも、かさばるし重いだけで、とっても邪魔くさい。
持ってくるんじゃなかった
100円のコンビニカッパのが涼しくてよっぽど快適です。
コンビニでカッパのズボンを買って、バイク用のは送り返してしまおうと思ったのですが・・・・やはり売ってませんでした。

代わりに・・・・ 地図を見つけました。
分厚くてデカくて重いですが、もうこれは必需品です。
台湾で買ったガイドブックやらは日本に送り返してしまいましょう

コンビニを出て、買った地図を見ていると、話しかけてくる人がいます。
「日本人? どこに行くの?」(日本語です!!)


「あ、ここに行きたいんです、老街」
「じゃあ付いておいでよ、近くまで行くから。この先のコンビニで新聞を届けるために何回か停まるけど」
「あ、ありがとうございます!!」
ぶるるるる~

あらら、もう行っちゃいました。
地図をしまって、自転車の鍵を開けて・・・・
郵便局は今日はあきらめましょう。
全速力で追いかけると、行く先々のコンビニで停まって新聞を置いているので、ちょうど一定の間隔でついていけました

そしていくつ目かのコンビニの先に老街の入り口が!!

謝謝、新聞配達の人!!

ここ深坑の老街は煉瓦作り。
最近のブームにのっかって、町の整備が進んでいます。



あちゃー・・・・もったいない!!

古い煉瓦を取り壊して、新しい煉瓦作りの建物を作っています。
煉瓦は古臭いのが雰囲気があるのに・・・新しい煉瓦にしてしまったら、新築と変わらなくなっちゃう・・・


木の扉はさすがに重厚感が・・・・と思ったら、どの家もみんなそろって同じ色。
うむむ、、、塗料が塗ってあるのか・・・・

深坑は豆腐で有名な町で、豆腐屋さんがいっぱい並んでいます。
その中でも一番おいしそうだったのがこれ。
店先で大量にグツグツ煮ているのを見て、どうしても食べたくなってしまいました。



麻らー臭豆腐


ちょっとピリ辛で、豆腐と厚揚げの中間みたいな感じ。
見て「こんな味なんだろうな」と想像できる、そのまんまの味でした

涼しかったので、ここではかき氷は無しです。

さて、この時点でもう5時前。
急がないと。。。と、思うのですが、涼しくて快適で、なぜかしら気分は酔っ払い的な楽観論者に・・・

特に焦るでもなく、のんびりと出発~

途中、橋の上で写真を撮っていると、


正面になにやら不思議な町が・・・・


建物の色や形が統一されていて、どうしても行ってみたくなりました(山の上だけど・・・)。
観光地なら看板があるはず・・・と思って、交差点に近付くと、「○△×□△」と書いてある看板を見つけ、はたと気付きました。
「あぁ、あれはお墓だ」(山登らなくて良くなった・・・・
沖縄で見た墓地と良く似ています。

ところが・・・もう一度その看板を見直すと、「霊」なんて文字はどこにもありませんでした!!
不思議です、何かが教えてくれたのでしょう
ここでも、今の自分の行動が正しい方向なんだと肯定されている気がしました


ここから先はこの旅の中で、いや、自分の人生の中においても、とても印象深い、素晴らしく気持ちいい場所への道のりとなります

激走!!自転車in台湾 32 新店1

2011年09月14日 20時56分39秒 | 自転車
ギアの不調は前側のギアが原因と思われます。
リアはカチャカチャと軽快に動き、すこぶる調子がいいのです。

フロントのギアの必ず内側にチェーンが外れるので、変速のワイヤを少し引っ張れば治るのでは? と考えたのです。

使用する工具は、六角レンチ一つ、特に難しいことはありません

バイク屋で工具を借りないと。
口ではとても言えないので、紙に書いて頼みますが、六角レンチは台湾語が分からないので「絵」です。
店の主人に見せると、無い無い、と首を振るのですが、絶対わかってない(絵がかなり下手だった・・・
という確信があったので、自転車まで連れて行って、六角のねじを指差すと、「あぁ」と言って貸してくれました

まずワイヤを留めているねじを少し緩めておいて、ワイヤが抜けないようにワイヤを指でつまんで引っ張りながら、さらに緩めます。
ワイヤが動くようになるまで緩めたら「はぁ、うぅ・・・・」

ねじを緩めてワイヤがフリーになったとたん、かなり強い力で引っ張られました
「い、、いかん・・・」
急いでねじを締めましたが、ワイヤがちょっと緩んでしまった気がします・・・

うむむ、、、、失敗した・・・・
こんなにばねの力が強いとは、考えてませんでした。
でも、もう治すしかありません。

再びねじを緩め、ワイヤを引っ張りながら、ねじを締めます、、、、が、工具が使いにくくて(何本かのレンチがセットになってる折り畳み式のゴツイやつ)思うようにねじが回せません。

指先が痛い・・・でもここで離したら、もう取り返しのつかない事態になる、と渾身の力を込めて引っ張ります

トライすること5回ほど。
なんとなく緩んだ分くらいは引っ張って戻したような気がします。
気がするだけで、もうこの時点では、現状が良いのか悪いのか、手を加える前と同じなのか良くなったのか悪くなっているのか、さっぱり分かっていません
指先の感覚はすでに無くなっていて、これは10日間くらい続いたのでした・・・

チェックしたら、一応変速OK、なんとか走れそうです。

これ以上店先で、借りた工具で作業するのも申し訳ないので、とりあえす退散します。
工具を返して、お金を払おうとしたら、「いい、いい(おそらく)」と言ってくれました

自転車を止められるところまで行って、買った店に電話します。


新店のGIANTショップを探してもらいました。
住所を電話で言われても難しいので、どうしよう・・・と思っていたら、メールで届きました

ただ、今持っている地図ではとても探しきれないので、さっそく露天商の女性に聞いてみますと・・・
一生懸命教えてくれるのですが、何を言っているのかさっぱり分かりません
方向だけ確認して、お礼を言って立ち去ります。

広い通り、百貨店があったので入ってみました。
百貨店と言っても、店の感じは日本の金物屋、売っている内容はホームセンターです。

工具を買おうと思ったのですが、あったのはドライバーだけ。
レジのお姉さんにGIANTショップの住所を見せて場所を聞いてみました。


二人ともとても熱心に考えてくれます。
英語はまったく通じません
一人は日本語を勉強していて、少し話せます(ありがたい・・・)

二人であーだこーだペチャペチャ熱心に話しているのを眺めていると、なんだか楽しそうですねぇ
一向に話がまとまらなくて、地図を何回も書き直して、それでもあーでもないこーでもない・・・永久に続きそうな感じ
でもなんだか見てるのが面白くて、ずーっと待っていました。

すると、買い物に来たオバチャンが「どうしたの?(推定)」と話しに入ってきて、「それならあたしが連れてってあげるわよ(おそらく)」と言ってくれて、スクーターについていくことに

スクーター速いです。
全速力で追いかけて、走ること5分。
GIANTショップのあるマールー(馬路)という通りに出て、あの二人が話していた地下鉄の駅があり、
「あっ!!自転車屋」


ついに自転車屋を発見!!
このままオバチャンについていってGIANTショップに行きつける保証もないし、自転車屋なら同業者の場所くらい知ってるだろう、と、スクーターのオバチャンにお礼を言って別れます。
オバチャン助かりました!! 謝謝オバチャン!!

自転車屋でGIANTショップの場所を聞くと・・・
「あそこよりも腕はいいよ、ここでみてあげるよ」

うむむ、、、面倒なことになってしまいました。
正直、町の自転車屋よりGIANTショップのが信頼できます。
技術もそうだし、いくら取られるか分からないし

買った店の主人が「こんなヤツが行くからよろしく」と、電話の一本くらい入れてくれているかもしれないので
「いや、GIANTショップで予約してあるのでダメダメ」

と言ってみると、なにやら電話をかけ始めて、ぺらぺら話しています。
さらに面倒なことになった・・・・

多分この店の主人はGIANTショップに電話をかけているに違いありません
そんなことしたら、予約なんかしてないのがばれてしまう・・・

ビクビクしていると、店の主人が「英語話せるか」というので「少しなら」というと「GIANTショップの人が話があるので電話に出て」というのです

GIANTショップの人いわく「あんた、自転車屋にいるんだからわざわざウチまで来て治すことはないよ、そこで見てもらいなよ」
「はい、そうします・・・

そこで「いや、ボクはGIANTショップを信頼しているので、おたくで見てもらいたいんです!!」って言えば良かったのです。
ここの自転車屋の主人はきっとこう言っていたに違いありません
「今ここに日本人の自転車乗りがきているんだが、自転車が壊れててかわいそうでね。ここで見てやる、というと、けなげに「予約があるからオタクヘ行かなくちゃいけない」っていうんだ。でもなにも無理に壊れた自転車でわざわざそこまで行かなくちゃいけないってことないと思うんだけどな。本人もかわいそうだよ。」

でもまぁ、ここの主人も悪い人ではなさそうだし、まぁいいか、と素直にあきらめました。
売ってる自転車はあまり知らないメーカーですが、メリダがありました。
スポーツ自転車も扱ってるようです

「で、どこが悪いの」
「なんかチェーンが外れるし、動きが渋いし・・・」
「どれどれ」

車輪を上げて、ギアをガシャガシャ変えてチェック。
回転を止めようとして「あれ?」

ちょっと、自転車屋さん。ブレーキ反対ですよ~

ん・・・ちょっと待てよ
この自転車は僕にとってはブレーキが左右逆だけど、台湾の人には正常なはず。
とすると、この店の主人、日本人の自転車は左右逆だということを知っていた訳か・・・・
うむむ、、、なかなかこの主人、侮れません。

で、チェックの結果は・・・・
「どっこも悪くないよ」
「えぇっ!?
「ほら自分でやってみなよ」
自分でガシャガシャ変速する。
「どうだ、別に問題ないだろ」
「はぁ・・・そうですね・・・」

どうやら一応なんとか治っていたみたいです。
壊れるのが怖くて、ここまで前はシフトチェンジを一切してなかったので分かりませんでした
ただ症状は、普段は良くて、ふとした拍子にチェーンが外れるのと、前のギアがシブイ、というものだったので、これで心配が払しょくされた訳ではありません。

でも症状が出ないモノを「いや、だめなんだ」とも言えないし、もうこれで「良し」とします。

あと、さっきの百貨店に無かった六角レンチを買っておきましょう。
店の主人に売ってくれ、というと、あちこちいろいろ探して、最後は手近にあったこれを渡してくれました。



「これ新品じゃなくて、ボクが使ってたもんだけど」
「いい、いい、これで十分ですよ」
「じゃあ100元(350円)で」
「えぇ? いいの? ありがとう!!」

よく見るとMERIDAの工具でした。
パンク修理やチェーンの修理や、かなりの機能を備えていて、これで安心です

「水はあるかい?」
「あ、すみません」

水筒に水の補充までしてくれました。


最初は強引な人だと思いましたが、悪い人でないのは分かったし、現にとってもいい人でした

ありがとう、陳さん


さて自転車は走れるようになりました。
ただいつ壊れるか心配なので、台北の店にすぐ運べるように、海に抜けるのはやめにします。
台北近辺をぐるりと周るコースに変更しました

本日の目的地は平渓(ピンシー)。
平渓線という鉄道が走っている山の中の町です。
老街がそこここにあるので、ちょっと楽しみ

とりあえずここから木柵を目指します





激走!!自転車in台湾 31 烏來6

2011年09月10日 23時20分17秒 | 自転車
烏來(ウーライ)の朝・・・・
なんだか調子悪い。

昨日食べすぎたか、でもそんなに食べてないし。
とにかく気分は最悪です。

6時過ぎに起きたのに、グダグダしているうちに朝飯の時間7時。
朝食つき、ということで、差し入れられたのは、肉まんと温かいジュース?


食欲が全然無いけど、何か食べておかないと、山の中で「腹が減った」といってもどうしようもできません。
肉まんは全部無理やり押し込みました。


多分、調子の良い時なら無茶苦茶おいしいんでしょうけれども、吐き気を我慢しながら食べたので、コメントできません。。。


飲み物は「げんこつ飴」をドロドロにしたようなの。
なので、原料はきな粉と黒糖でしょうか?
体に良さそうだし、体力もつきそう、、、だけど・・・・


全部は飲めずに残してしまいました・・・・
ごめんなさい きらいじゃないんだけど、今日はこれ以上は無理です

食堂の奥で出発を待つ愛車。


泊まった宿。最後まで残っただけあって、外見はぱっとしませんが、ここらでは一番安いです


さて出発。
昨日は登りでへとへとになりましたが、今日は下りなので楽勝です。。。。と、思ったら・・・
なんだかやたら登りが多い
確かに昨日も「登りだけ」、という訳ではなかったけど、こんなに多かったっけ?

けれど、昨日と違う条件はもう一つありました

涼しい・・・
涼しいって、イイ!!
どんなに登ってもイヤにならない。
太陽が高い時間帯に、山に登るのは辞めた方がいいですね。
昨日はまったく姿を見なかった自転車乗りたちに、たくさんすれ違いました~

なんだか変なものを発見!!


何でしょうか? 何かのフン??
とりあえず、ここで休憩です


昨日お昼御飯を食べた店を探しながら走っていたつもりなのですが、気付いたら新店の町に着いていました
約1時間弱・・・やはり下りは早い

ところで、どうも自転車の調子が悪い。
少し前からなのですが、漕いでいた足を急に止めるとチェーンが外れます。
前のギアをチェンジする時にも、気のせいかなんだかシブイ気がします

新店の町から海に向かう道は、山の中を40~50kmは走りますので、途中で何かあったら・・・
一応パンク修理キットは持っているのですが、ドライバーやその他工具は現地で調達するつもりで、持っていません

うむむ、、、これはなんだか心配になってきました・・・

要はチェーンの位置を少し調整すればいいだけだと思うので調べてみると・・・
構造は簡単、ねじ一つで調整できます。

ちょっと心配ですが、このまま山の中に入るのはなんだかリスキーな気がしますので、意を決して自分で調整することにしました。
町にはそこら中にバイク屋がある訳なので、六角レンチの一本くらい貸してくれるでしょう

しかし、、、、これが大きな判断ミスだったと気づくまでに、それほど時間はかからなかったのです・・・・