「カルメン純情す」
高峰秀子の魅力あふれる「カルメン故郷に帰る」の続編である。
真剣にストリップを芸術として追及しているカルメンの天真爛漫さは
相変わらず絶好調である。
この映画、まともな人物は一人も登場しない。
原爆家政婦(当然反戦)とヒゲの生えた佐竹熊子女史(右翼政治家)の激突、
そして男漁りの淡島千景(やはり美人でスタイルよい)がからんで、
三人の猛女に圧倒される。
そしてカルメンのストリップシーン、
少し不貞腐れた彼女の表情からは気だるい生活感が滲み出ていた。
池袋か浅草かでストリップをみたことがあるが、
踊り子はカルメンと同じような表情をしていたような気がする。
ただ、撮影テクニックなのか画面を不自然に揺らし、
不協和音が鳴り響き、はなはだ落ち着かない。
最後のシーンは「カルメン何処へ行く」「カルメン頑張れ!」の字幕、
そして「第二部 終」・・
ということは、さらにカルメンものシリーズを撮ろうと思ったのか。
巨匠木下恵介は「カルメン」シリーズで遊んでみたかっただけかもしれない。
今朝の藻岩山、
恵庭岳がくっきり見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a2/78512d46c36304b0bb4d979ddc0f1921.jpg)
高峰秀子の魅力あふれる「カルメン故郷に帰る」の続編である。
真剣にストリップを芸術として追及しているカルメンの天真爛漫さは
相変わらず絶好調である。
この映画、まともな人物は一人も登場しない。
原爆家政婦(当然反戦)とヒゲの生えた佐竹熊子女史(右翼政治家)の激突、
そして男漁りの淡島千景(やはり美人でスタイルよい)がからんで、
三人の猛女に圧倒される。
そしてカルメンのストリップシーン、
少し不貞腐れた彼女の表情からは気だるい生活感が滲み出ていた。
池袋か浅草かでストリップをみたことがあるが、
踊り子はカルメンと同じような表情をしていたような気がする。
ただ、撮影テクニックなのか画面を不自然に揺らし、
不協和音が鳴り響き、はなはだ落ち着かない。
最後のシーンは「カルメン何処へ行く」「カルメン頑張れ!」の字幕、
そして「第二部 終」・・
ということは、さらにカルメンものシリーズを撮ろうと思ったのか。
巨匠木下恵介は「カルメン」シリーズで遊んでみたかっただけかもしれない。
今朝の藻岩山、
恵庭岳がくっきり見える。
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