屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

石狩灯台を歩く

2009年06月30日 | 札幌の風景


石狩浜のはまなすの丘公園、
せめてあと二週間前であったら、ハマナスやハマエンドウの群生が見られたのだが、
ちょっと時が遅かった。

小学生の遠足なのかな、
たくさんの子供達が石狩浜の木道をつらなって歩いている。

灯台のすぐそばにエゾスカシユリや浜昼顔が咲いていて、
耳を澄ませると、風の音と海鳴りだけが聞こえてくるようだ。





マウ二の丘で美味しい珈琲が飲めるとか、
そこで昼飯でも食べようかね。

 はまなすや今も沖には未来あり       中村草田男


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緑陰の通し鴨

2009年06月29日 | 札幌の風景


赤レンガの池に初夏の空が映りこみ爽やさが倍増してくるようだ。
そんな景色をもう一日だけ。



 緑陰のわれを無視せる通し鴨

幼馴染に投稿しようと、掲出句を詠んでみたが、
緑陰と通し鴨、いずれも夏の季語なので、これは季重なり・・

 緑陰のわれを無視せる鴨とゐて

鴨は冬の季語、でもそれはちょっと賛成しかねるが、
夏の季語として使う場合は「通し鴨」というそうだ。

赤レンガに棲みついている鴨は人馴れしており、
近くまで寄っても逃げる気配はない。

シカトしている鴨の表情を観察していたら、
身体はじっとしていても、目だけは白目になったり黒目になったり、
なにかせわしない。
鴨にとって白目になるときってどんなときかね、
そんな鴨はちょっと不気味である。


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赤レンガと初夏の色

2009年06月28日 | 札幌の風景




 空の色とも
 水の色とも
 初夏の風    高山敦子


旧道庁赤レンガ前の池の畔・・

北海道の六月は一年でもっとも爽やかな季節、
みどりの風とみどりの木々の葉、それが北国の初夏の色なのである。



ウインドウズ7が発表になった。
Microsoft Store のHPを見ると、6月26日~7月5日までにWindows 7 Home Premiumを予約すれば、
定価16、590円が7、777円で購入できるとか・・

といっても、パソコン(ビスタ)は新しくしたばかりだからね。
ハードディスク500Gメモリー4Gのマシンは軽快に動いているので、
ウインドウズ7に替えることもない。
あと二台はサブだからXPのままで充分充分、
それにプリンターやフォルダの共有など設定のやり直しはいささか面倒である。

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レキシントンの幽霊

2009年06月27日 | 


富士フイルムフォトサロンで写真展、
いずれも感性豊かな作品にため息をつくばかり・・
そうはいっても、無理して真似することもなく背伸びすることもないわけで、
自分は自分なりに写真を楽しめればいいなあと思っている。

とにかく六月、とにかく暑いよ。

テレビ塔の真下で汗をながしてラーメンを食べる、さあこれからどうするか。
ギャラリー大通で油絵をみて、紀伊国屋書店で本を買って、珈琲を飲もう!
百円のサービス券もあるし・・
そう思ったら元気になって大通り公園を五丁目まで歩くことにした。

一枚目の写真、背景にぼんやりとテレビ塔が写っている、
もう少しだけそれがわかったほうがよかったかもしれない。



村上春樹の「1Q84」上下巻が平積みしてあった。
驚異的な売れ行きはペースダウンして、やっと普通に戻ったので安心である。
熱病のようなブームはどこか不自然でまともでない。

”われわれの心に潜むものとの対話”そして”過去の記憶と現実のずれ”・・
そんなテーマに興味があったわけでもないが、
「レキシントンの幽霊」を買ってしまった。
短編集なので珈琲タイムには丁度いいのかもしれない。

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オペラ座の怪人

2009年06月26日 | 映画


「オペラ座の怪人」をみて・・
19世紀パリのオペラ座を舞台に、歌姫をめぐってオペラ座にひそむ怪人ファントムと貴族ラウルとの争い・・

主要キャストの歌は吹替えなし!
なんといってもクリスティーヌのやわらかな美声が素晴らしくて、すっかり魅入られてしまった。
それも其のはず、
ヒロインのエミー・ロッサム(クリスティーヌ)は幼いときからオペラを学び、
カーネギホールにも出演した実力派なのである。

台詞はすべて歌、それがまったく違和感なくて、
怪奇とロマンスが絡み合うミステリアスな展開にドキドキしながらみていた。

「よき妻でよき母であったクリスティーヌ・・」
彼女の墓碑とそこに置かれてあった一輪の真紅なバラ、
三人の男女のあれからの人生を語っているようであった。

「マイフェアレディ」でイライザを演じたオードリー・ヘップバーン、
彼女の歌は一部を除いて吹替えのため、
アカデミー主演女優賞を受賞できなかったといわれていた。
「ティファニーで朝食を」のシーン、窓辺でギターを爪弾きながら「ムーンリバー」を歌うホーリー・・
ヘップバーンの囁くようなやさしい歌声を聴いていると、
「マイフェアレディ」ではどうして口パクを受け入れたのであろうか。



百合が原に花が増えるにつれ、緑が少しづつ夏色になってきたようだね。


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カンパニュラの季節 

2009年06月25日 | 風のガーデン



「風のガーデン」の再放送をみて・・

全てのがんの中で膵臓癌は生存率がもっとも低い癌のひとつで、
膵臓癌と診断された人のほとんどは・・


昨年から同期の仲間が相次いで亡くなって、今春亡くなった友は膵臓癌であった。
「風のガーデン」の白鳥医師は末期症状といわれるステージⅣBであるが、
彼の場合は”手術は無事済んだ”と聞いていた。

札幌、旭川、そして富良野の美しい風景と友の死という現実が織り交じって、
ドラマのなかについ自分自身を投影してしまいそうになる。



カンパニュラの恋・・
ベルの形をした花というからね、百合が原のなかを探しまわったが、わからない。

”白く白く咲いた カンパニュラの季節”

カンパニュラではないけれど、
白い白いマーガレットを癌で亡くなった友たちに捧げたい。

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梅花空木の危険な香り

2009年06月24日 | 百合が原


いつのまにか初夏・・
そういえば、わたしは白樺花粉症のはずだが、今春はそれらしい症状はない。
二月に手術、八週にわたる抗癌剤、
そして副作用治療のためステロイド剤をいまも服用している。
この薬はアレルギーにも効くそうで、花粉症を抑えてくれたのかもしれない。

午後から雨の予報・・
でも少し晴れ間がみえたので、百合が原を歩くことにした。
ご自慢の百合はまだまだ蕾、
わずかにチョウセンヒメユリ?の小さな花が可愛いね。



「とてもいい香り!」
「・・」


ご婦人が梅花空木の香りに酔うように呟いていた。

彼女の真似をして優雅な気持ちで匂いをかいでみたが、ほとんど香りなんて感じない。
もしかして、嗅覚も衰えてきたのか。


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ユマ・サーマンの魅力

2009年06月23日 | 映画


今夜からBSでミュージカル映画特集
初日の作品は「プロデューサーズ」

当たらないミュージカルをつくればかえって儲かるとばかり、
最低最悪の脚本、演出、俳優をそろえて資金横領を画策する・・


馬鹿馬鹿しいほど面白かったが、後半になると間延びした感があった。
あと20分だけ上映時間が短ければよかった。
それでもヒロインのユマ・サーマンの見事な肢体に眼はクラクラ!

わたしがいちばん思いで深いミュージカルは「艦隊は踊る」かな。
なんといってもデビー・レイノルズ が可愛いからね。

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伏古公園の近く

2009年06月22日 | 札幌の風景


伏古公園の近く、
背の部分が丸くなっているベンチが面白い。
その個性的な形をみても、子供たちの格好の遊び場になるようで、
ここは落ち着いて座っていられないかもね。

 緑陰のベンチに眠る未来かな

そういえば、恐竜展の帰途、上野公園にたくさんのホームレスが集まっていた。
何事かと思ったら、
どうやらボランティアによる慰問コンサートが始まるらしい。

 囀りのベンチを占めるホームレス        北さとり



画像を油絵風に塗ってみた。

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鶴沼ワイナリーと神内ファーム

2009年06月21日 | 旭川東高校


  青葡萄
  男ならば
  荒野をめざせ

   塩見恵介




翌日、鶴沼温泉から「鶴沼ワイナリー」へ

日本最大120haの葡萄畑から生まれた浦臼ワイン・・
畑の広さは東京ドームのグランド(13,000平米)約100面分と考えればわかりやすい。

毎年8月の最終日曜日、このワイン畑でワイン祭りが開催され、
雄大な自然の中でワインと焼肉の味を楽しむことができるという。

前夜もワインを戴いたが、これぞ北の大地の恵みだね。

葡萄の実はまだまだ小さいけれど、
これから暖かくなると、地平線の向こうまでたわわなる房が大地をおおい尽くしてゆくのだろう。



「神内ファーム」を見学・・

神内ファームの理念は”克冬制夏”

【克冬】施設内で野菜や果樹を栽培又農産加工も冬場の時間を活用
【制夏】冬場水を凍らせて作った氷を夏場の冷房に利用

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