屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

屋久島 白谷雲水峡に咲いた花

2005年07月20日 | 屋久島
屋久島花シリーズはこれで終わりとします。
花の名前をよく知っているようですが、植物の本や関連のサイトで調べたばかり、
一夜漬けの浅い知識しかありません。
花の名前が間違っていたときはドシドシ指摘して頂ければ有難いです。

息子のブログ( うさログ ) では新たに屋久島旅行記を掲載しております。
若者の視点から屋久島の自然や生活を捉えているので、そちらの方が面白いかも。

ヒメコナスビ(と思うのですが・・)
白谷雲水峡の遊歩道、
暗い森の中で鮮やかな黄色いは目立ちます。
小さい花をなんとかきれいに撮ろうと頑張っているけど、連れを待たせているのに、
なかなかピントが合ってくれません。(笑)
別名ヤクシマコナスビ。



シライトソウ
夏、山の中では目立った花が少なくなる時期でしたね。
やはり、白谷雲水峡の遊歩道、
時期が少し遅いようです。



ツルアリドオシ
湿った土の上を這い先端に2つの花をつけてます。
2つの花は同じ一つの基部からでていますね。


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屋久島 海辺に咲いた花

2005年07月19日 | 屋久島
永田浜とその付近の土手や林道に咲いていた野草、
ハイビスカスなど南国特有の大柄で鮮やかな花もきれいだが、
あまり目立たない野草にやさしさを感じる、今。

ウラジロフジウツギ
永田の海岸近くの土手に薄紫色の花を付けている。
暑いのに、重たげな穂先をゆらゆらしていた。



テリハノイバラ
落葉低木で、海岸線の草むらのなかに時折這うように咲いている。
花弁は純白のハート型、白くて美しい。



ミゾソバ
別名は牛の額、
川岸や湿地に生育している一年草、トゲソバ(ママコノシリヌグイ)かと思った。



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屋久島 永田浜の花たち

2005年07月18日 | 屋久島
屋久島の海岸は岩場が多く、浜が少ない。
それは、島が丸い為に入り江が少ないからといわれる。
もっとも大きい永田の「いなか浜」、
いま「いなか浜」に海亀を迎えるように咲いている花、花、花・・・

ハマナデシコ
花の色が藤色ならばフジナデシコ、浜に咲くからハマナデシコ、
白い砂浜の草むらの中にひときわ鮮やかに咲いていた。



ハマグルマ
波打ち際に近い砂浜に生える多年草、
茎は地面を這う、別名ネコノシタ、
葉は厚く、堅い毛が生えており、猫の舌のようにざらつくという。



ハマゴウ
砂地に生える落葉小低木、
茎は砂の上を這うようにして伸びる。
よい香りがするので、線香に使われたり、灰汁は染料、実は薬用となる。



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屋久島旅行記五日目 海亀の足跡、また会う日まで 

2005年07月17日 | 屋久島
4泊5日の屋久島旅行、いよいよ札幌に帰る日の早朝、
日本一のウミガメの産卵地である永田の田舎浜、
「あっ、海亀の足跡があるよ」
嫁さんの叫びに大急ぎで浜に駆け出す。
「すごい、こんな大きな足跡なんて・・」

実際の産卵は見ていないけど、足跡を辿っていくと盛り上がった砂のあたりで
足跡は消えている。
「ここに卵を産んだのか・・」
産卵の様子が眼に浮かぶ。
この静かな朝、厳粛な朝であった。





海亀の産卵場所、砂が掘れているところか、盛り上がったところか。。



いよいよ、鹿児島空港へ向う、
鹿児島空港は霧のため、着陸できないときは福岡空港へ向うかもしれないとの
ことである。
でも、無事に鹿児島空港から羽田、札幌と帰ることができた。

屋久島旅行記は、これでおしまいです。
お天気に恵まれ、息子夫婦のおかげで思い出深い旅になりました。

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屋久島旅行記四日目 大浦温泉と月見草

2005年07月16日 | 屋久島
屋久島の北部、一湊の集落の外れにある町営の温泉施設、
県道から約1kmくらい離れたところにある。
いかにも大物が釣れそうな磯・・



ひなびた温泉だが雰囲気は充分、
入湯料は300円也。



浴室は狭いけど清潔であり、休憩室もそれなりにゆっくりできる。
ヤクスギランドの帰り、そんなに汗はかいていなかったが、貸切状態なのでゆっくり寛げる。
窓から海を眺めて、風を感じて、これが贅沢なんだね。



モモイロヒルザキツキミソウ
北アメリカ原産の帰化植物で、観賞用として栽培されるが、野生化したものらしい。
海沿いの大浦温泉のまわりにたくさん咲いていたので、ハマダイコンかと思った。


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屋久島旅行記四日目 紀元杉

2005年07月15日 | 屋久島
ヤクスギランドは安房から16km地点の標高1000m~1300mにあり、
樹齢3000年の紀元杉を含む屋久島の原生林を容易に観賞できる。

ホウロクイチゴ
本州では暖地に生えるイチゴとして知られているらしい・・
標高1000mの山で見るとは、やはり南国だからなんだろうね。




ヤクスギランド近くになって細かい雨が降ってきた。
屋久島は雨の島と思っていたので、いままで晴れていたのだから、せめて豪快なスコールも
体験してみたい、と勝手な願いである。
しかし、期待?に反して、けっきょく霧雨で終わってしまった。

ヤクスギランド入口からさらに6km、標高1230mにある紀元杉は樹高19.5m、
胸高周囲8.1m、樹齢は3000年と言われている。
江戸時代の伐採を免れた貴重な屋久杉。

樹齢3000年の木肌は岩のようである。


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屋久島旅行記三日目 永田浜

2005年07月14日 | 屋久島
「ひと月に35日雨が降る」こう言われるほど雨が多い屋久島であるが、晴れ女(嫁さん)の
おかげで、いまのところ雨合羽のお世話になっていない。
世界遺産文化センターから、一路島を左回りに海亀の産卵で有名な永田浜に向う。
はじめて永田浜をみたとき、輝くような白砂に驚いた。
北海道では絶対に見れないものね。
しかし、この砂は花崗岩の粒子なので、裸足で歩くと少し痛い。

浜辺にはハマユウ、ハマナデシコ、ハマゴウ、ヒメヒオウギズイセンなどの花がいっぱい、
ハマユウは盛りをすぎていたが、それでもじゅうぶん浜辺に潤いを与えている。



向こうの建物が宿の「送陽邸」のテラス、
波と風をじかに感じながらの食事は数倍おいしい。
古い民家を移築した情緒溢れる宿、
波しぶきが入ってくる岩風呂は雰囲気満点、夕陽が見られるぞ。


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屋久島旅行記三日目 トローキの滝

2005年07月13日 | 屋久島
「トローキの滝」へ、
屋久島の川はほとんど渓流のまま海へ流れ込むそうだ。
「トローキの滝」は鯛の川が直接海に流れ落ちる。
落差は約6m、道路から海側の林の中に入ったところから眺めた。
雨が降った時は、大量の水が直接海をたたき、その音がとどろくことから
トローキの滝「轟の滝」と呼ばれている。

林の木立のなかから海が見えてきた。
轟音が聞こえそうな雰囲気である。



「トローキの滝」に向う林のなか、ところどころにカニの穴がある。
しばらく見張って?いたが、酒の肴にされると思ったのかあらわれなかった。



「千尋の滝」「大川の滝」と比べて、スケールでは劣るというものの、
背後にモッチョム岳をひかえた景観はダイナミックである。
晴れているときは、滝つぼはエメラルドグリーンとなって、白い水しぶきが
眼に眩しそうだ。
男性的な「トローキの滝」を見ていると、知床の「フレベの滝」を思い出す。
「フレベの滝」は地下水が湧き出て海に流れ出す、「乙女の涙」という優雅な別名があって
こちらは女性的な滝である。


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屋久島旅行記三日目 中間のガジュマル

2005年07月12日 | 屋久島
ガジュマルは熱帯性のクワ科の常緑高木、
多くの気根をたらし、巨木になると、どれがもとの幹か区別が出来ない。
「中間のガジュマルは屋久島の中でも最大級のもので、樹齢700~800年経って
いる」と90歳になるご老人の説明である。
ただ、要らぬ護岸工事のため、かなりガジュマルの枝が伐採されたと憤慨していた。



これは、先のご老人が挿し木をして育てたガジュマルとのこと、
40年経っているらしい。



永田浜に向う途中、茶屋「ひらの」で昼食、
これで前菜ですぞ。。
全部まで食べ切れなかった。なおその食事内容は うさログ で掲載されるので、
そちらをご覧下さい。
南国の雰囲気を味わえ、美味しいのでおすすめのお店です。



食事のあと、先に店をでて林道を歩いていたら、こんなきれいな花を見つけた。
「屋久島の植物」で調べたが名前がわからない。
まあ、わかるまで、「ヤクシマフウロ」にしておく。


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屋久島旅行記三日目 大川の滝

2005年07月11日 | 屋久島
落差88mの大滝、大川(おおこ)の滝、
なにもかも吹飛ばすような迫力の水流は豪快そのものである。
圧倒されて感嘆の言葉しかでない。
きょうはいつもより水量が少ないらしい、
右側の滝も豊かな水の太い束となって落ちてくるそうだ。
水と岩と高さ、この単純な造形が、自然の力と深さなのか。

華厳の滝から投身自殺した藤村操の辞世の句を思い出す。
(憶えていたのは最初の2行と、「曰く不可解」だけだが)

   悠々たる哉天壤、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て
   此大をはからむとす。ホレーショの哲學竟に何等の
   オーソリチィーを價するものぞ。萬有の
   眞相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」・・・


華厳の滝がいまだ自殺の名所として知られるのは、彼の死ゆえであるそうだ。
華厳の滝でなく大川の滝を眺めたとしたら、やはり死を想うかどうか。



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