屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

いざゆかむ ゆきてまだ見ぬ

2009年04月30日 | 日常


「昭和の歌人 古関祐而」BSの番組を何気に見ていたら
なんと”白鳥は哀しからずや・・”のメロディが流れてくるではないか。
そうか”白鳥の歌”の作曲は古関祐而であったのだね。
もっとも原曲があって、それをアレンジしているそうだが・・

若山牧水のことは「屯田物語」に二日続けて書いたばかりなので、
われながら不思議な偶然にとらわれたわけである。
久しぶりに三番の歌詞まで聴くことができて、懐かしかったね

 白鳥は 哀しからずや 空の青
  海のあをにも 染まずただよふ

 幾山河 越えさかり行かば 寂しさの
  終えてなむ国ぞ 今日も旅ゆく

 いざ行かむ 行きてまだ見ぬ 山を見む
  このさびしさに 君は耐ふるや


これは百合が原の白鳥ならぬ白鷺である。


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白鳥は哀しからずや

2009年04月29日 | 日常




NHK BS「日本全国短歌日和」の番組で、若山牧水の歌が紹介された。
酒の歌三首はそこで知った。
牧水の歌といえば、次の二首が有名だね・・

 白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ

 幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく
 

誰もがこの歌を諳んじており、哀しい調べにのせてこれを唄えば、
心に沁みとおるような感動をおぼえる。
これほど美しい歌を詠む牧水であるが、実は日々一升酒を呷るのんべいで、
ついに肝硬変で亡くなったとは想像も出来なかった。

わたしの体調がもどって、久しぶりの外出である。
百合が原のエゾムラサキツツジはそろそろ終わりなのかなあ・・

きょうは風が冷たい、今春は梅が先に開花したそうだ。

 北国の梅は桜の先に咲き


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酒はただひとつの道づれ

2009年04月26日 | 日常


若山牧水はひときわ酒を愛した歌人であった。
朝に2合、昼も2合、夜は6合、一日一升飲み干したというから、すごい酒豪である。
しかし、彼は43歳のとき肝硬変で亡くなる。
暑い季節なのに、死後しばらく経っても死臭がしなかったそうで、
過度の飲酒で遺体がアルコール漬けのようになっていた所為といわれている。

若山牧水は酒の歌を約300首詠んでいる、そのうち三首を・・

白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり

寂しみて生けるいのちのただひとつの道づれとこそ酒をおもふて

足音を忍ばせて行けば台所にわが酒壜は立ちて待ちをる


”・・ただひとつの道づれ・・”
彼は生涯の道づれに妻でなく酒を選ぼうとしていたのだろうか、
まあ、この歌は本心とは思えないが。
”足音を忍ばせて・・”
もしかしてアルコール依存症であったかもしれない。
ほんとうであれば、酒をやめられなかった心の弱さに哀れみを感じる。

草薙君!
君は肝硬変や依存症に陥らないため、
そして破滅的な人生を歩まないためにも、
酒はやめたほうがいいよ。


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酔って全裸とは

2009年04月24日 | 日常


「SMAPのメンバー、草なぎ剛が泥酔して全裸・・」

なんせ人気者ゆえ、マスコミ報道が騒々しい。
まあ、”泥酔のうえ全裸”では恰好の標的にされても止むを得まい。
そうはいっても、彼のキャリアは一瞬にして失墜したのだから、
これ以上責めるのは可哀相である。
これからは完全に酒を断って、もう一度頑張ってもらいたい。

それにしても、鳩山総務相の傲慢な発言にびっくりした。
「最低な人間で絶対に許さない」 とは、なんと冷酷で無慈悲なもの言いか。

中川元財務相の酔っ払い会見こそ醜態の極まりであったが、身内に甘いのは政治家も同じようである。

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膀胱癌との仁義ある戦い

2009年04月23日 | 日常


抗癌剤ワンクール(週一で8回)の治療がおわった。
取りあえずひとつの山を越えたので、少しほっとしている。
でも、薬注入のすぐあとで激しい頻尿におそわれて、昨夜はほとんど眠れなかった。
いま少し落ち着いてきたけど・・

「トラック野郎」の菅原文太さんも膀胱癌の手術を受けていた。
悪性度(グレード3)、深達度(T2)、腫瘍の大きさ3cmというから、
膀胱摘出必至の症状といえるが、
経尿道的腫瘍切除術のあと、筑波大学で放射線治療を受け、
温存療法に成功したそうである。
これは、膀胱癌患者にとって明るいニュースに違いない。
(興味のあるかたは文芸春秋5月号「膀胱癌との仁義ある戦い」をご覧ください)

というわけで、今週はどこも出かけられそうもないから、
一週間前の百合が原のチューリップで春を演出することにします。


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動機がないからといって・・

2009年04月21日 | 日常


なにかないかと早春の百合が原を歩きまわる・・
クロッカスやチオノドクサはわかるけど、まったくわからない花もあって、
それでも、思わぬところで花が見つかると嬉しい。



和歌山カレー事件の真須美被告の死刑が確定した。
「動機が解明されていない」
これが真須美被告無罪とする弁護側の主張の一つであるが、
”ムシャクシャした”こんなことで無慈悲に人を殺傷する世の中、
犯罪者はいつもそれなりの動機をもって凶行に及ぶわけではない。

真須美被告はどうして一審のとき完全黙秘をとおしたのだろうか、
もし、冤罪ならば必死になって無罪を叫ぶはずと思うのだが・・

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チオノドクサ

2009年04月20日 | 百合が原


しばらく遠出できないが、もしかしてチオノドクサが見られるかも、
そう思って百合が原へきてみた。
丘珠空港へ着陸態勢にはいった旅客機が真上をとおる。



ああ、やっぱり咲いていたね。
もうすぐエゾムラサキツツジが見られるころ・・
それから、コブシもそろそろかなあ。


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狸の里

2009年04月19日 | 日常


奈良にお住まいのHさん(高校の同期です)から、愉快な狸の写真とメールをいただいた。
信楽焼といえば、日本の伝統陶磁器では日本六古窯のひとつといわれているが、
狸の置物が名物とは知らなかった。
狸小路のタヌキ君 (←クリック) も信楽生まれかもしれない。

Hさんのメールから・・
先日久しぶりに信楽へ行ってきました。陶器の里ですが狸の焼き物の置物が名物です。
信楽の里のはずれに添付のような「タヌキが鈴なりの木」があります。
陶器の販売をするお店ですが、このようにユーモアのある看板(?)もなかなかです。
滋賀県の南東部にあります。


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星置緑地の水芭蕉

2009年04月18日 | 札幌の風景


今春の星置緑地シリーズの締めは水芭蕉・・
札幌の市街地の中に早春の花で満たされている場所があって、
この湿地帯が埋め立てられることなく、
自然のままで残されいてよかったと思う。



これも、ご近所にお住まいの方々が協力して大事な自然を護っていたからだろうと思う。
ゴミなんか落ちてないし、もちろん野花の盗掘なんてありえない、
いつ訪ねても素晴らしい環境であった。



おたまじゃくしの卵をみているようで・・



小樽行きの電車が通過しているところだよ。

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星置緑地の谷地蕗

2009年04月17日 | 札幌の風景




まさかヤチブキが咲いているとは・・
星置緑地は札幌市内の住宅地にありながら、水芭蕉、エンレイソウ、ヤチブキ、
キクザキイチゲなど春の花に出逢えるから不思議なところだね。

ヤチブキといえば、やはり旭岳の麓の湿地帯を思い出す・・
昨春、ここで詠んだ句があった。

 やちぶきの谷とも知らず迷いけり



そして水芭蕉・・
お互いの存在を横目でみながら、白と黄色の花が早春の景色に溶け合って、
やさしい時間を与えてくれる。


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