「カルメン純情す」
高峰秀子の魅力あふれる「カルメン故郷に帰る」の続編である。
真剣にストリップを芸術として追及しているカルメンの天真爛漫さは
相変わらず絶好調である。
この映画、まともな人物は一人も登場しない。
原爆家政婦(当然反戦)とヒゲの生えた佐竹熊子女史(右翼政治家)の激突、
そして男漁りの淡島千景(やはり美人でスタイルよい)がからんで、
三人の猛女に圧倒される。
そしてカルメンのストリップシーン、
少し不貞腐れた彼女の表情からは気だるい生活感が滲み出ていた。
池袋か浅草かでストリップをみたことがあるが、
踊り子はカルメンと同じような表情をしていたような気がする。
ただ、撮影テクニックなのか画面を不自然に揺らし、
不協和音が鳴り響き、はなはだ落ち着かない。
最後のシーンは「カルメン何処へ行く」「カルメン頑張れ!」の字幕、
そして「第二部 終」・・
ということは、さらにカルメンものシリーズを撮ろうと思ったのか。
巨匠木下恵介は「カルメン」シリーズで遊んでみたかっただけかもしれない。
今朝の藻岩山、
恵庭岳がくっきり見える。
高峰秀子の魅力あふれる「カルメン故郷に帰る」の続編である。
真剣にストリップを芸術として追及しているカルメンの天真爛漫さは
相変わらず絶好調である。
この映画、まともな人物は一人も登場しない。
原爆家政婦(当然反戦)とヒゲの生えた佐竹熊子女史(右翼政治家)の激突、
そして男漁りの淡島千景(やはり美人でスタイルよい)がからんで、
三人の猛女に圧倒される。
そしてカルメンのストリップシーン、
少し不貞腐れた彼女の表情からは気だるい生活感が滲み出ていた。
池袋か浅草かでストリップをみたことがあるが、
踊り子はカルメンと同じような表情をしていたような気がする。
ただ、撮影テクニックなのか画面を不自然に揺らし、
不協和音が鳴り響き、はなはだ落ち着かない。
最後のシーンは「カルメン何処へ行く」「カルメン頑張れ!」の字幕、
そして「第二部 終」・・
ということは、さらにカルメンものシリーズを撮ろうと思ったのか。
巨匠木下恵介は「カルメン」シリーズで遊んでみたかっただけかもしれない。
今朝の藻岩山、
恵庭岳がくっきり見える。
「カルメン純情す」とか言うことばが頭でちらちらしています。
このシリーズにあるのでしょうか?
それともこのシリーズにあやかって、別の監督が作った映画とか、別な分野(例えば小説)の作品とか...でしょうか?
この映画を見ることなしに、これ以上のコメントをすることは不謹慎のそしりを受けましょう。
我が初恋の(相当年上の姉さんです。ホント)秀子はんの、「足もまっすぐあがる」姿を見たうえで、木下はんの不協和音とアースクウェイクを経験し、しかるのちに、再コメに及ぶことにいたしましょう。
いざ、カルメン。
いざ、恵介。
「・・郷愁す」と「・・純情す」間違っていたので、訂正しますね。(笑)
高峰秀子ファンであってもカルメンシリーズは「カルメン故郷に帰る」だけで
十分のような気がします。
でも、彼女の意外な一面を見られるので、けっこう楽しい映画でした。
今年の1月に札幌で滑って転んだので、雪は何となく苦手と思いますが、雪景色は大好きです。
2月ごろの新雪の光景は感動的ですよね。
雪のお写真、期待しております。
ところで、恵庭岳という山はどの山になるのでしょうか。札幌で、あれが恵庭岳かしら・・といつも考えているのですが・・。
きょうも雪がふったり晴れたり、
いつもよりも積雪が少ないですね。
でも、もうすぐいやっというほど埋れることになりますが。。(笑)
正面は藻岩山であることはおわかりになりますね。
藻岩の山頂から右側の稜線を下って次の上りになるV字のあたりに頂きが
ギザギザしている山が見えますね。
これが恵庭岳です。
少し前にネットを引いてボンヤリリ眺めていて、やっと「なるほど!」と膝を叩きました。「カルメン...」だの「脚があがる..」だの、がどうして急に出てきたのか? という謎(私<ダケ>にとって?)の種明かしです。「大石先生」や「おおいら岬の...」と同じ木下作品だったからなのですね。鈍いねえ、俺も!!