浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

大丈夫なのか?

2005年07月18日 | スポーツ

僕はサッカーが好きである。日本にJリーグが出来て、とても素晴らしいことだと思っているし、、盛り上がって欲しいと願っている。もちろん、地域密着を目標に掲げているJリーグだから、地元のサンフレッチェ広島を応援しているんだけど、正直な所、サンフレッチェだけが強ければ、他がどうでも良いわけではなく、どこにも頑張ってほしいのだ。

そう、サンフレッチェ広島が好きなんじゃなくて、サッカーが好きだから、凄いプレーは凄いと認めたいし、良いプレーヤーは認めていたいと思う。

そんな僕が、最近のJリーグで気になっているチームがある。エメルソンが抜けた浦和レッズでもなければ、大黒が活躍しているガンバ大阪でも、一応上位にいる地元サンフレッチェ広島でもない。それは東京ヴェルディ1969である。Jリーグ創設時(約10年前)はその強さは誰もが認めていた。そして、今年も天皇杯を獲り、ゼロックススーパーサッカーカップで横浜マリノスを下して、王者についている。サポーターたちは今年の活躍を期待していたはずである。

それが、7/18現在で、18チーム中17位と低迷している。いや、順位自体は大したことではない。今年は混戦模様であり、上位との勝ち点差もそれ程離れているわけではない。

問題は、あの失点の多さだろう。W杯予選のための中断期間が明け、7月に再開されたJリーグにおいて、5試合中3試合で6失点以上しているのである。これはひどい。サッカーは野球と違ってそれほど点数が入るスポーツではない。0-0の引分なんて当たり前だし、1点差で勝負を決することが半分以上の確率で存在する。

そんなスポーツで、しかもプロの試合で、この失点はひどいだろう。ただ、不思議なことに新聞やニュースでこのことはあまり触れられない。それは何か、あの読売グループだからか?

サッカーを応援する人間だからこそ、このことが気になって仕方ない。一番気にしているのは選手自身だと思うが、このままではJリーグ自体が崩壊しかねない。東京ヴェルディには現状打破のため、ぜひとも頑張って欲しい。陰ながら応援しているぞ。但し、サンフレッチェ戦はサンフレッチェを応援するけどね・・・。


花火大会

2005年07月17日 | 日常

まもなく学生にとっては嬉しい夏休みがやってきます。そして夏休みの風物詩といえば、花火大会ですね。

幼い頃、因島で行なわれる宮島さんの花火大会(本当の名前はよく知らない)に連れて行ってもらいました。最近も子どもを連れて近くのビルの屋上から見させてもらっています。子どもにはあの音が大きすぎるようで、怖がって手で耳を押さえながら見ています。あの音も花火の醍醐味だと思いますが、まあそれは僕の勝手な意見ですので・・・。

じゃらんネットで全国の花火大会情報を見ていると、この7月23日から殆どの地域で花火大会が始まって、8月の終わりまで、毎週のように各地で行なわれているみたいです。打ち上げ花火数も様々ですが、多い所では3万発以上も上がるようで、ちょっと想像できません。なにせ、僕が行く因島の花火大会がせいぜい3000発くらいですから、それの10倍なんてどんな感じなんでしょう?因島のすぐ傍、尾道でも「おのみち住吉花火まつり」が行なわれ、これは15000発くらい上がるそうです。楽しみですねぇ。

日本中でこの夏に100回以上の花火大会が行なわれることでしょう。全国各地で花火を見る人たちに夏の素晴らしい時間を提供してくれることを願っています。


海びらき&小早練習2日目

2005年07月16日 | 因島

今日は因島の「しまなみビーチ」が海びらきでした。海水浴場とそれに隣接するアメニティプールにはそれぞれ水着姿の人が沢山来ていました。残念ながら、水着姿の人を写真に撮るのは恥ずかしかったので、写真はありません。しかし、まだまだだと思っていた夏休みも、もうすぐそこなんですよね。子どもたちには楽しい想い出を作ってほしいですね。

さて、海びらきの日の今日、僕たちの第2回小早練習がありました。水着姿で楽しそうにしている人たちを見ながら、小早舟は少しばかり沖に進みます。

SA270062 SA270065

今日は練習に参加する人が多かったので、1~7番櫂まで皆います。右舷・左舷があるので、計14人います。当然、練習にも熱が入ります。しかし、今日は天気が良かったので、昼間(13:00~16:00)は暑くて、しんどかったです。

2時間ほど練習して、しばし休憩。用事のある人がいたので、桟橋につけて5人くらい帰りました。そこで事件が起こりました。

なんと!あの”ごんべ”(去年の優勝チーム)のメンバー二人が乗り込んでくるではありませんか!し、しかも二人のうち一人はあのカリスマ小早人、賢司さんではありませんか!僕はすぐさま帽子を深くかぶり、身を隠しました。(笑)

一応、最初のうちは一緒に漕いでもらっていたのですが、あまりのレベルの差に、途中は二人が漕ぐ姿を皆んな口を開けて見ていました。それくらい凄かったです。そして嬉しいことに二人が指導者となり、個人レッスンが始まりました。その指導が素晴らしかったのか、見る見る間に皆んな上達していきました。しかしね、彼らの漕ぎ方は本当に全身を使って漕ぐので、今までと比較にならないくらいしんどいわけですよ。今日はさすがに身体的にも辛かったですね。

しかし、彼らは一人ひとりに親切に指導してくれていい人でした。賢司さんはブログで見るとおり物静かな笑顔の素敵なナイスガイでした。でもね、一つだけ不満があるんです。賢司さん、皆んなに指導してくれたのに、僕には一言も話しかけてくれなかったんですよね。あれはどういうことだろう?下手すぎてアドバイスできないってことですか?僕はすぐ後ろから見つめられて緊張していたのに・・・。(笑)


島の定義

2005年07月15日 | 因島

日本という島国の、そのまた小さな島である因島で生まれ育ったにも関わらず、僕は「島の定義」を知りません。

瀬戸内海には数百とも数千とも言われる島があるんだと小学生の頃、教えてもらった記憶があります。なぜはっきりした数字ではないんでしょう。それは満潮時と干潮時に島の数が変わるからだと教えてもらいました。またどれだけの面積を持っていれば島とするのかも不明だからとも教えてもらいました。

なるほど、確かに八重子島なんて満潮時には二つの島(大島・小島)だけど、干潮時には一つの島になっている。さらに大潮の干潮時には因島と陸続きになってしまうので、これだとどう数えたら良いんだろう?因島と陸続きになるから一つの島でしょうか。それとも満潮時は三つになるからそれで良いんでしょうか。

では全く「島の定義」が無いかというと、そうではありません。「国連海洋法条約第121条」によりますと「自然に形成された陸地であって、水に囲まれた高潮時においても水面上にあるもの」と決まっているそうです。

さらに国土交通省の通達では、これに「外周が0.1Km以上の島」という条件が付くみたいです。その条件で瀬戸内海の島を数えると727あるそうです。日本全国では6852あるそうです。誰が数えたか知らないですが、凄い数です。

でももしかしたら、外周が100メートルなくても人が住んでいる島が存在するかもしれませんね。その場合は島として認めてもらえるんでしょうか?

なかなか面白いページがありました。見てみてください。「瀬戸内海には島がいくつあるかな?

ただ、それがどんな定義で括られていようと、自分が大好きな島はここに存在します。もし世界の基準で「因島は島ではない」と言われても、僕たちは変わることなく、この因島を大切な島として守っていくのでしょう。


貯金箱

2005年07月13日 | 日常

我が家には貯金箱があります。(どこの家でもあるかな?)

財布の中にある1円玉や5円玉、10円玉がその貯金箱に入れられていく。たまに100円や500円を入れるときもあり、恥ずかしながら、そんな時は少し心の大きな人間になった気がします。(笑)

本来なら、貯金箱がいっぱいになってから、中身を出したりするのだろうけど、堪え性のない僕は小銭が必要になるとすぐに其処から出してしまいます。なかなか貯まらないわけです。

幼い頃、親戚の叔父さんがお年玉としてポチ袋ではなく貯金箱に小銭を沢山入れてくれました。合計額を考えれば2000円くらいだったと思いますが、普通に3000円のお年玉を貰うよりずっと嬉しかった記憶があります。沢山の1円玉・10円玉の中から100円玉を見つけたときのあの嬉しさったら無いですね。

今、うちの貯金箱は息子(6歳)が管理しています。まだお金の価値すら理解できていない彼ですが、貯金箱の中にお金が貯まっていくのは、子供心にも面白いようです。来年のお年玉は貯金箱にしてみようかなぁ。


人生の岐路

2005年07月12日 | 日常

人にはそれぞれ人生の岐路というべき分かれ道があったに違いありません。

小さな岐路は日常生活の至るところで起こっているわけで、これはなかなか意識することはありません。しかし、大きな岐路というのは自分の選択によって行なわれます。例えば僕なら進学であり、結婚であり、離婚であり、まあ様々なところで人生の大きな岐路がありました。

今、僕が指導しているサッカークラブの中学3年生が進路について悩んでいます。それぞれがサッカーを続けたいと思ってくれているようで、これは指導者冥利に尽きます。嬉しいことです。ただ、どこで・どのような形で続けるかが問題です。

今年の3年生は公式戦や練習試合でも結果を残してきたので、いくつかの学校からスカウトもきています。それも1人や2人じゃなく、6人くらいに声がかかっています。彼らにとって、それが元々の行きたい学校であれば、それほど悩むことは無いかもしれません。しかし、第一志望と違う学校からの誘いをどのように判断したら良いのか迷っているようです。あくまでも自分の行きたい学校に行くのか、それとも必要だと請われた学校に行くのか、悩みますねぇ。

このことに関して、僕たち指導者はアドバイスくらいは出来るでしょうが、強制することはありません。しっかり悩んで、自分で答えをだして欲しいです。きっとどのような結果であっても、それは彼らの財産になるでしょうから。

そして、誘いを受けていない3年生の中にも将来性の豊かな選手が数人います。僕が高校の指導者だったら、「この選手が欲しい」と思いますが、彼らはどのような進路を選択するのでしょうか。

人生の大きな岐路の一つで彼らが、自分の意思でその道を選択しようとしています。僕が出来ることはわずかですが、彼らを応援したいと思います。


語り継がれてこそ

2005年07月11日 | 因島

手元に案内文があります。そこにはこう書かれています。

「三庄空襲を想い語る会」~戦後60年にあたって~ 開催ご案内

この催し自体は今年で4回目だそうです。僕は戦後生まれだし、日本に生まれ育ってきているので、実際の戦争を知りません。ニュースや映画でその映像を見ることがあっても、心のどこかで別世界の出来事だと感じている自分がいます。そのことを批判されても仕方ないとは思いますが、それは現在の日本が平和だという証明でもあると思います。

ただ、間違いなく自分の住んでいるこの地も戦争と無縁なわけではありません。それを知らせてくれるのが、この催しだと思います。自分が立っているこの場所で戦争があったとすれば、それは他人事ではありません。戦後60年を経て、語り継ぐべき事実がそこにはあります。

戦争を知らない世代。彼ら(僕ら)は戦争の醜さを知らないからこそ、間違いを犯す危険があります。そんな彼ら(僕ら)に伝え続けてください。語り続けてください。それこそが戦争を経験したものでなければ出来ないことですから。

先日、テレビ局が取材に来ていたので、催しの前にニュースなどで紹介されるのでしょうが、案内に書いてあることを載せさせてもらいます。

日時  7月23日(土)13:30~15:00

場所  しまなみ苑(因島市三庄町7区)

だそうです。時間のある方は参加してみてはいかがでしょうか?


小早初練習

2005年07月10日 | 因島

このブログからリンクさせてもらっている賢司さんあゆさんのブログに紹介されているので、小早(こはや)についての説明は不要でしょう。もし、小早を知らない方がこのブログを見ているとしたら、賢司さんのブログで勉強してきてください(笑)

たしか、水軍祭り自体は僕が中学生の頃に始まったように思います。(その当時は因島大橋記念公園の方で行なわれていました。)最初の2年間くらいは準備と後片付けの手伝いをしに行っていた記憶があります。

さあ、因島に住んでいながら、今まで小早に乗ったことがありません。そんな僕が職場の先輩に声をかけられ(半強制的)、参加することになりました。昨年も誘われたのですが、怪我のため参加できませんでした。だから今回が初めてです。

今日は初練習。雨が降る中、緊張しながら小早舟に乗り込み、周りの人たちに指導してもらいながら、一通り漕いでみました。難しい!

自分の思ったように櫂が動いてくれません。人の櫂にぶつけるわ、リズムが悪く海面に櫂がさらわれていくわ、動きがぎこちなく、どうにもなりませんでした。約2時間の練習でしたが、うまく漕げたかなと思う瞬間は、ほんの数回だったように思います。すごく迷惑で足手まといでしたね。

体力的にはどうなんでしょう?今日は大丈夫でしたが、それはきちんと役に立つ程、出来ていないからであって、練習を重ねて知れば知るほど、大変になるような気がします。

でも、小早を一度体験した人が、皆んな夢中になる気持ちはすごく分かりました。とにかく、楽しい。自分の力で舟が動くわけですよ。それもしっかりと漕げれば、なおしっかり動いてくれる。これは楽しいです。

とにかく練習あるのみ。上級者になれば様々なトレーニングが出来るのでしょうが、初心者の僕は実際に舟に乗って漕ぐことが一番だと思うので、練習に頑張って参加してみます。しかし、船酔いする僕には結構きついんだけど・・・・。


オリンピックから消える競技

2005年07月09日 | スポーツ

僕のブログにはスポーツというカテゴリーがあるのに、最近、スポーツネタから遠ざかっていたので、このあたりでスポーツについて。

先日、2012年のオリンピックがロンドンで開催されることが決定しました。現在のオリンピックは大規模なものになっており、運営できるのは大都市じゃないと難しいということで、今回の候補地も大都市(パリ、マドリード、ニューヨーク、モスクワ)が中心でした。その中でロンドンが選ばれたのは、有名人などの宣伝効果も大きかったのではないでしょうか。どうやらロンドンでオリンピックが開催されるのは3回目(1908年、1948年、2012年)で、同一都市では初めてのことらしいです。

さて、これに伴って、実施競技の見直しも行なわれました。その結果、野球とソフトボールが除外対象となったようです。日本のマスコミは、これでメダル獲得数が減ると騒いでいます。たしかに今までの成績を見てみると野球は1992年バルセロナオリンピックから正式採用されて、日本はアテネオリンピックまで銅、銀、4位、銅のメダルを獲得し、ソフトボールは1996年アトランタオリンピックから採用されて、これまで4位、銀、銅のメダルを獲得してきているわけだから、言いたいことは分かります。

ただ、問題はそこだけではないのです。そのスポーツの存続・普及という意味で重要な決定打と思うからです。

野球に関しては、たしかに世界的な認知度は低いですが、日本のプロ野球にしてもアメリカのメジャーリーグにしても、既に文化として定着し、ビジネスとしても成功しています。それほど心配する必要もないでしょう。(あくまでもこれはプロ選手がオリンピックに出場することを考えた時です。もしアマチュアの選手が出場するなら、その損失はソフトボールと同様に計り知れないと思います。)

気になるのはソフトボールです。この競技はまだ発展途上だったので、この除外決定は大きな衝撃だと思います。今までのオリンピックでの活躍で、日本の中での注目度は上がりつつあります。ただまだスポーツ文化として定着していなかったのです。そこに来て、この決定は、競技者の目標を奪うだけでなく、競技をしようと試みる人さえも奪うことになるのです。

オリンピックの規模が大きくなりすぎるのも問題ですが、世界最高峰の大会に参加できなくなることは、その競技の死活問題なのです。オリンピックではあと1回しか見られませんが、ソフトボールがこれからも皆に愛される競技であってほしいです。


脳死女性の出産

2005年07月08日 | 日常

今日、何気なくニュースを見ていたら、考えさせられるニュースがありました。それが、脳死女性の出産でした。

共同通信によると、「妊娠早期に脳腫瘍(しゅよう)のため脳死と診断された米バージニア州の女性(26)とその家族に、米内外で支援の動きが広がっている。赤ちゃんを出産させようと夫らは人工呼吸器装着の継続を決断したが、がんは既に肺などに転移しており、子宮に広がる前に胎児が十分に発育できるか「時間との闘い」になっているためだ。女児とみられる胎児は今のところ元気な様子で、医師団は今月中旬にも人工的に出産させる計画。妊娠17週だった5月7日に自宅で突然倒れ、呼吸が停止。当惑する夫ジェーソンさんと2歳の長男に告げられた診断は、極めて悪性度の高いがんの一種メラノーマが脳に広がり、脳死になった」とのこと。

僕には想像したことがありませんでした。脳死の診断を受けた人が出産するなんて。それは、つまり医学上で死者となった人が子どもを産むことになるのです。少なくとも、現在の医学では「脳死」は「人の死」ですから。

調べてみると、今回が初めてのことでは無いようです。今までにも同じようなケースがあり、またその度に議論にもなっているようです。

新しい生命の誕生という嬉しい気持ちと人の死とは何ぞやと問うこのニュースは人々にどのような思いを残すのでしょうか?