浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

語り継がれてこそ

2005年07月11日 | 因島

手元に案内文があります。そこにはこう書かれています。

「三庄空襲を想い語る会」~戦後60年にあたって~ 開催ご案内

この催し自体は今年で4回目だそうです。僕は戦後生まれだし、日本に生まれ育ってきているので、実際の戦争を知りません。ニュースや映画でその映像を見ることがあっても、心のどこかで別世界の出来事だと感じている自分がいます。そのことを批判されても仕方ないとは思いますが、それは現在の日本が平和だという証明でもあると思います。

ただ、間違いなく自分の住んでいるこの地も戦争と無縁なわけではありません。それを知らせてくれるのが、この催しだと思います。自分が立っているこの場所で戦争があったとすれば、それは他人事ではありません。戦後60年を経て、語り継ぐべき事実がそこにはあります。

戦争を知らない世代。彼ら(僕ら)は戦争の醜さを知らないからこそ、間違いを犯す危険があります。そんな彼ら(僕ら)に伝え続けてください。語り続けてください。それこそが戦争を経験したものでなければ出来ないことですから。

先日、テレビ局が取材に来ていたので、催しの前にニュースなどで紹介されるのでしょうが、案内に書いてあることを載せさせてもらいます。

日時  7月23日(土)13:30~15:00

場所  しまなみ苑(因島市三庄町7区)

だそうです。時間のある方は参加してみてはいかがでしょうか?