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安田完「枯草 花群」と置戸町のパブリックアート一覧 寒い連休(29)

2021年06月24日 05時54分36秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 置戸町中央公民館の壁にかかった作品の最後として、オホーツク管内美幌町の画家、安田完さんの100号ほどありそうな油絵を紹介しておきます。

 安田完さんは、春陽展、道展、オホーツク美術展の会員です。

 荒縄やむしろでぐるぐる巻きにされた人物を描いた作品と、やや戯画的な筆遣いで聖書の場面に題材を得た作品の2系列があり、いずれにしても、人間の根源を問うような実存的な厳しさが伝わってくるのですが、この作品はもっと前(1990年代以前)でしょうか、名も無い草花をじっくりと丹念に描写しています。

 なお、以前に取材しましたが、公民館には、福岡幸一「静物」も掛かっています。
 いまは石狩市厚田区で、アンモナイトや巨木を題材に写実的な銅版画を制作しているベテランの福岡さんが若い時分に原色の絵の具をたたきつけるように描いた初期の油彩です。


 さて、この後、ぽっぽ絵画館(旧置戸駅2階)で絵を見ながら、北見行きのバスを待ちました。 
 

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