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札幌に帰る―白老日帰りの旅その9

2024年08月06日 20時49分51秒 | つれづれ日録
(承前)

 慰霊施設の滞在時間はわずか10分。
 白老駅まで戻らなくてはなりません。

 午後4時45分、門を出ました。
 特急「すずらん9号」は午後5時11分発です。
 
 ときどき小走りになりながら、駅までの道を急ぎます。

 ウポポイの手前、左手に、もう使われていない公衆便所がありました。
 ウポポイを整備する前、旧博物館があった時代のものだと思います。
 入り口に石でできた置物がありました。抽象彫刻のようにも見えますが、題名などはどこにも見当たりません。

 ウポポイ入り口と白老駅の中間あたりにある観光案内所「ポロトミンタラ」前から、時間を節約するため、道路を歩かず、草地の中を突っ切ります。
 駅構内から、すずらん9号の接近を告げる放送が聞こえてきます。
 跨線橋を全力で駆け上がります。
 
 
 特急券を買う時間がありません。
 ギリギリでホームに降り、切符は車掌から買い求めました。

 あー、走った。
 ぜえぜえぜえ。
 こういう若者みたいな旅はいいかげんに卒業しようと思っているのですが。

 すずらん9号の車内には一桁の客しかいませんでした。
 もともと「すずらん」の客は多くなく、各種の割引切符を出して都市間高速バスに対抗していたのですが、全席指定化と割引切符の廃止に伴い乗客は減っているようです。考えてみれば、あたりまえの話です。

 列車は午後6時16分、札幌に到着しました。
 

 これで2024年7月5日の、胆振管内白老町への日帰りの旅は終わりです。
 ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

 なお、シリーズ2回目で國松明日香さんの彫刻展について書きましたが、國松明日香さんの野外彫刻が町内にあるので、番外編として紹介します



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