ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

理想の高齢者とは?

2012年07月15日 | イベント
昨夜のblogを入力中にパソコンが故障し、まだ電源すら入らない状態なので不慣れなスマホからの投稿メールという形で、今日は,「高齢者の仲間入りした」自分自身がイメージする理想の高齢者像について記すことにする。

5月末から高齢者を中心に、沢山のお客様に食事を届ける新しい仕事を始めて、約一か月が経過したのでだいぶ慣れたという感じなのだが、以前からの八百屋の移動販売と言う形の延長の感じなので、全く違和感なく楽しくたくさんのお客様にお弁当の配送をしている。

そんな毎日なのだが、 お届け先は高齢者の独り住まいの方やご夫婦の家庭が多く、平日のみなのだが一週間に五日は毎日お会いすることとなるので、お天気の挨拶から始まってちょっとでも日々を楽しく過ごしていただきたいとの思いもあって、いろんなお喋りをしているのだが、とても面白いのである。

年齢はたぶん80歳を超えておられるお年寄りから、まだ私自身とあまり変らない年齢の方までおられるのだが、とても丁寧にお礼や感謝を口にされる方がおられる一方、ご本人は意識されていないと思うのだが、ちょっと失礼と感じる様なゾンザイな応対をされる方もいるもので、その方のお人柄と言うべき個性が感じられるのである。

 ご夫婦の場合も当然様々で、奥さんが主導権をお持ちの夫婦もあれば、ご主人が全て決められたり、応対される家庭もあって、なかなか味わい深いと言うべきか、人間の年輪や育ってきた環境、または人付き合いの経験など、いろんな人生を感じたりするのである。

 現在、私は健康に恵まれて元気に毎日を過ごさせていただいているので、このような仕事を続けることが出来て幸いなのだが、自分もそれなりのより高齢者の仲間入りをする時期がやって来て、仕事をする気力も体力も減退した時には、どんな年寄りになるんだろうかと推察したりすると、とっても愉しいし反面教師的勉強と言うか、教えられることが多く、いつまで出来るかわからないが少しでもお役に立つなら、やれる限り仕事として続けたいと思う仕事となりそうである。

 ご夫婦の関係も含め、他人が推察できる範囲は限られているので、断定は出来ないのだけれど、とても素敵だと感じるご高齢の奥さんに接していると、自分自身も心が洗われた様に感じるし、たぶん現役時代はとても忙しく重要なお仕事をされていたであろうと推察できるおじさんにお会いしていると、時間があればゆっくりとお話を伺いたくもなるのだが、日々の出会いはせいぜい1分から3分ほどなので、じっくりとはお喋りはできないのだが、毎日ちょっとづつ話を積み重ねると、その人となりが見えてくるものである。

 たかがお弁当を配達してくれる「おっさん」に過ぎないのだが、それなりに毎日待っていて下さる様に、声を掛けて下さったり、こちらからのお喋りだけでなく、自らご自分の経歴や若い頃のことをお話いただく方もおられて、ちょっとづつ親しい関係というか、気を許してくださる感じになっていく様で、とても感謝とご苦労様との挨拶を返していただくお客様も増えて、毎日が楽しいのである。

 昨日記した「しあわせのパン」ではないが、私が届ける毎日のお食事の一食となるのだろう「お弁当」が、少しでもその方々の日常の中にあって、楽しみな食事の演出の一助となっているのならば、私も幸せだし、その方にとってもとても幸せなこととなるのではないだろうか。

 些細な幸せを大切に、日々のお食事に関わるお弁当を、気持ちよく配達し続けたいと思っているのだが、いずれ素敵な高齢者になれる様にと、今から日々笑顔と元気をも届けられる人となりたいと思っている。
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「しあわせのパン」

2012年07月14日 | テレビマスコミ
 先日の私の誕生日に娘がプレゼントしてくれた中に、「しあわせのパン」という大泉洋と原田知世が主演した映画で、とってものどかでスローテンポな北海道の湖の畔にある一戸建てのパンカフェに纏わるストーリーのDVDがあり、以前に私が見たいと言っていたらしく、娘が覚えていてくれたのだったが、数日経って漸く見ることができた。

 ともかく素敵なカップルとして、あの北海道出身の俳優でちょっと無邪気でお茶目なところのある大泉洋と、とても清楚で顔の小さな美しい女優さんであり、若い頃と違ってあまり映画出演も最近ないなぁと思っていた、原田知世さんという、なんとなく素敵なカップルが主人公で、私の大好きな北海道が舞台ということもあって、今日八百屋の昼休みに前半を見て、今晩阪神タイガースが鳥谷ののサヨナラ二塁打でヤクルトに勝利を収めたのを見届けてから後半を見たのだが、とても満足いく素敵な空気感のある映画で、すっかり気に入ってしまった。

 何とも静かで自然な雰囲気が映画全体に流れているのだが、私が気に入った理由がいくつかあると言えば、ともかく手で丁寧に形成し焼いた美味しいパンが、何人ものお客さんに元気を与えたり、勇気、愛、生きる力を授けているのだろうと推察できるストーリーそのものの背景と言うか、狙い目的構想がいいということに尽きるのだが、私自身にとってはそれ以外に気に入ったわけがあるのであった。

 その第一は、私も自然食八百屋とでもいうべき小さな八百屋さんを18年近く、自営とはいえほぼ全国にはないと思える、週末だけの移動販売と言う形でやり続けているのだが、その営業用でもあり自家用でもある私の愛車がスバル・サンバー・ディアスのクラシックで車体の色も映画に登場したのと同じグリーンということであり、北海道の雪景色の中を大泉洋が運転して走っていたから、たぶん4WD仕様車だと感じたので、そっくり私の車と同じだったからである。

 そして、その2は、いろんなパンが焼かれていたのだけれど、後半に登場した「カンパーニュ」というヨーロッパタイプの本格的なパンが、なぜ「カンパーニュ」という名で呼ばれているのかという質問があって、その答えが「仲間」であり、仲間と一緒に食すると、とても幸せに感じられるという、この映画のテーマに通じる大切な重要なパンであったことで、私も毎週このカンパーニュが大好きなお客さんに、ベッカライ・ヨナタンのカンパーニュを届けているという偶然が重なっていたからでもあった。

 その3は、実は原田知世さんという女優さんの映画はほとんど観たことがなかったのだが、テレビコマーシャルでは、ブレンディというメイカーのインスタントコーヒーの宣伝をづっと続けていて、その清楚でかわいい笑顔がとても気に入っていたので、今回の映画が公開された時に、近くの映画館で観ることができれば見たいなぁと思っていたのだが、なぜか上映館が少なく見る機会がなかったために、たぶんある時に娘の前で、この「しあわせのパン」を見たいと言っていたのだろう。

 映画に登場する失恋の女の子、ちょっと不登校気味の離婚した母を思う小学女子児童、そして長患い中の奥さんを労わりつつ、旅の途中に立ち寄った老齢の夫婦、いつも何故か店に座っている、あがた森魚演ずる不思議なおじさん、そして原田知世が演じる奥さんが大好きな郵便配達の青年と、バイクに乗ってやってくる失恋した彼女をゲットした青年、近くに住む移動販売の八百屋を営む子沢山の夫婦など、誰もがのんびりとユニークな生き方をしつつ、立ち寄る場所としている「カフェ・マー二」であり、何とも心癒される場所としての、「マー二」は、奥さんのお気に入りの絵本「月とマー二」からの屋号であり、とても落ち着いた感じのいい店となっていた。

 素敵なパンと自然と仲間に囲まれて、大泉洋が演じる彼は、一番ほしいものとしての彼女をゲットし、赤ちゃんに恵まれるところでお話は終るのであった。

 
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阪神タイガース、頑張れ!

2012年07月12日 | プロスポーツ
 今夜のタイガースは久々の快勝であった。

 甲子園に戻っての9連戦でオールスターになり、その後は夏の高校野球のための「死のロード」で毎シーズン苦戦している我が阪神タイガースなのだが、今シーズンは和田新監督で本来の調子がなかなか出なくて、先週までは何と6年ぶりの6連敗で借金が9でがけっぷちの5位という成績になっていて、監督の休養話まで出たという噂であった。

 そんな阪神タイガースの窮状を見るために、私の誕生日に今年二度目の甲子園球場へと家族全員で行ったが、梅雨空の真っ最中にも関わらず試合は開始した直後、中日一番平田にイキナリ私たちが見ているライトスタンドの目の前にホームランが飛び込んで、ヒゴックリするやら呆れるやらで中日の2点リード、岩田はその後は踏ん張ったが阪神は1回裏に1点を返しただけで、結局1-2で惜敗してしまった。

 そして、一夜明けた今夜は鳥谷、新井良太、大和などの活躍でメッセンジャーが好投し、ようやく中日戦3勝目、初めての3連戦勝ち越しとなった。

 春先に前売り券を自分の誕生日に甲子園へとの願いで買っていたので、雨天中止の危惧もあった昨日だったが、こうも負け続けていたら、せっかくだが娘は行きたくないとまで思っていたらしいが、まぁまぁの試合運びで少しは浮上の兆しを感じる試合となって、今夜久しぶりに中日に快勝したのでとても喜ばしい限りであった。

 そういえば、野村新監督の一年目は6位だったし、星野監督も1年目は4位、そして真弓監督も1年目は4位だった様な気がするのだが、岡田監督も初年度は勝てなかったと記憶していて、和田監督も初年度は苦戦を強いられていると考えれば、少しファンとしても大目に見なければと感じるのだが、やっぱりファン心理としては、何はともあれ勝ってほしいと思ってしまうのは当たり前なのだろう。

 昨年と一昨年、ともかくセリーグの安打製造機として大活躍した、マートン選手がまず調子がでないままペナントレースも早や半ばという、今夜が78試合目という中盤戦で、やつと調子が上昇してきた様子なのだが、四番新井も鳥谷も金本も打率が2割5分前後と言う寂しさであり、他のレギュラー選手も絶好調という感じの打者がいないという状態が続いていたので、いくら先発投手が好投してても、なかなか勝てないという今シーズンの阪神タイガースとなっていたのである。

 そんな元気のない負けが込んだ阪神ベンチの中で、新井良太と今成亮太の両RYOTAだけが出場機会や打席数はまだまだ少ないのだが、阪神のチーム内では、3割を超すアベレージを出す活躍をしていて、今夜も好投のメッセの隣に、ヒーローインタビューのお立ち台に新井良太が立つという活躍を見せていて、後半戦もこの二人が活躍してくれれば、少しでもタイガースの勝利は増えると思われるので、球場でもファンはよく知っていて、この二人の選手に対する拍手や歓声が非常に多い現実があり、最近の阪神ファンの期待を一心に集めている様である。

 シリーズ序盤の開幕直後は、最低の状態であった読売巨人軍は、最近めきめきと勝ちだしていて、今夜も勝って二位中日とのゲーム差が3となっていて、阪神にとっては現在の巨人は雲の上的位置であるのだが、是非少し出てきた阪神らしさと、最低の調子だったレギュラーの先発選手たちの復調で、きっと後半戦は見せてくれる試合がどんと増えるだろうと期待しているのである。

 今絶不調の平野やブラゼルの復調と、男前藤井のキャッチャーとしての早い復帰が今後絶対的に必要なのだが、オールスター明けの後半戦では、きっと調子を上げて、少なくとも5位から4位へと上昇させて、八月半ばにはやはりクライマックスシリーズへの挑戦権に入るAクラス、3位を獲得できると信じて疑わないほど、後半戦の巻き返しを期待しているのが、ほとんどの全国3000万人の阪神タイガースファンだと確信している。

 久しぶりに勝利の美酒?として、テレビ観戦していた試合終了後、家内と城陽酒造の梅酒をサイダーで割って乾杯できたのだったが、これからの夏真っ盛りに、是非美味しいビールで勝利を祝える乾杯を何度も出きることを祈って、今後の阪神タイガース、がんばれ!のエールを送りたいと思います。

 まだまだこれからが、ペナントレースの中盤から後半に掛けての見所の多い、プロ野球ゲームだと思うので、阪神ファンは決して諦めないで、熱狂的な応援を続けたいと思い、全国の阪神ファンにもエールを送ります。
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夏だ!ビールで乾杯。

2012年07月10日 | 季節の話題
 まだ梅雨は開けていないのだが、昨日も今日も京都は30度を超す真夏日となって、いよいよ夏到来という感じで、たぶんビール好きの人々にとっては、「まずはビール!」という掛け声とでも言うべき毎夜のシーズンがやって来たと言ってもいいと思うのだが、私自身はとてもアルコールには弱くて、生ビール中ジョッキ一杯は付き合えても二杯目はめったに飲めない感じなのである。

 しかし、有機の八百屋をやっている関係で、実はとても評判のいいビールメーカーとのお付き合いが続いていて、昨日FAXで「お取引先各位」というご案内が送付されてきたのである。

 7.8月限定特定小売店様限定、先行販売と銘打って送られて来た商品は、「よなよなリアルエール」というビールで、これまで本格ビアパブでしか飲めなかった「よなよなリアルエール」が遂に440ml缶として登場し、アルコール度5・5%で希望小売価格498円という、とっても珍しいヒールのお薦めであった。

 実は、このビールメーカーは、信州軽井沢にある「ヤッホー・ブルーイング」という会社で、とてもユニークで美味しいと評判の地ビール的ビールを国内メーカーとして製造販売している会社で、ご存知の方も多いとは思いますが、キリン、アサヒ、サントリー、サッポロなどの国産ビール会社と外国産ビールしかご存知ない方々に紹介したいと思います。

 この「よなよなりアルエール」というビールは、未ろ過、非加熱で、ビール内の炭酸を減らす伝統的な製法により、爽やかな香りと芳醇なコクを出していて、まさに「タンクで熟成された味わい」を目と舌で、そして喉越しで味わえる一品なのです。

 ここのビールは、国産ビールとしては初の技術によって生まれたビールで、「とろけるように滑らかで踊る泡」が特徴だと言われていて、コクと香りを楽しみたいというビールファンには、ともかく一度お試し下さいと、自信を持ってお薦めするビールなのです。

 ビールと言えば、爽快さと喉越しを楽しむという人が多いようだが、この「よなよなリアルエール缶」は、香りとコクも楽しめるという、とっても美味しくお得感のあるビールだと言えると思います。

 このビールの最大の特徴は、「ウエジット方式」という、缶の底に気圧を調節する特殊なカプセルを置くことで、きめ細かでクリーミーな泡を作り出すという、英国などの海外ビールメーカーの一部が採用している方式で、国産ビールでは初めてのビールなのだそうです。

 缶のプルトップを開けると、ウイジェットから微細な窒素が放出されて、キュルキュルという音が聞け、その窒素が周囲のビールを巻き込みながら上昇していき、なめらかな泡を作り出すという優れものなのです。

 実はこのビールの一般市場での発売は、9月12日からの「楽天市場」での限定販売だそうで、この二ヶ月間は限定されたヤッホーブルーイングのビールを取り扱っている限られたお店だけの特典なので、是非ご注文は「やおやガリバー」までという宣伝もしておきたいと思います。

 大して飲めない私が力を込めて、このビールを宣伝しているのには、実は「よなよなビール」「有機ビール」をはじめとして、とても気に入っていただいているビールファンのお客様がおられるために、自信を持ってお薦めできるのですが、もう一種独特なビールがあり、その名は「インドの青鬼」というホップを三倍効かせたという、とてもユニークなビールが評判なのです。

 この「インドの青鬼」は、昔インドが英国領だった頃に、インドに滞在していたイギリス人が母国の美味しいビールを飲みたいと本国に注文したところ、赤道を渡って船便で数ヶ月経って着いたビールは、ホップが抜けていて、あまり美味しい状態ではなかったために、長い船便と赤道直下の熱さにも耐えて、本国のビールの味を保つためにと考えて、ホップを三倍にしたビールを製造し、とても喜ばれたそうで、その技術と発想を活かして製造されたという経緯のビールなのです。

 他にも多様なユニークなビールを製造販売している、ヤッホーブルーイングに、今夜も乾杯と行きましょう!
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認知症の母

2012年07月08日 | ちょっと可笑しいよ
 数年前から認知症の傾向が出だした母なのだが、四人兄弟で相談して実家に近い有料老人ホームに入居して以来、早いもので四年と数ヶ月が経った。

 現在なんと95歳6ヶ月を過ぎ、心身ともこの年齢にしては健やかで過ごしているのだが、私が毎週大阪のホームに母を訪ねると、その都度母の様子は異なって見える場合があり、介護職員の方々といろいろと情報交換しつつ、少しでも母の日常生活が改善される様にと相談をしている。

 今日もいつも日曜日にはおられる顔なじの男性職員と、食事のこととかトイレのこととか大切な物事について、少しでも本人の残存能力や意思を尊重した上でのサポートを前提に、長いスパーンでの目標とでも言うべき方針、または期待を込めての道筋をお願いしたり、相談したりしたのであった。

 ドキュメンタリー映画で、「毎日がアルツハイマー」と題するご自分の母親の認知症だと感じた頃からの家庭での映像を中心に取り出した娘さんである関口祐加監督が、2009年9月の母の79歳の誕生日を祝う場面から始まって、2年数ヶ月の間に撮影し続けた映像をまとめた映画として、東京、横浜などで公開されるという。

 テレビのワイドショーだったと思うのだが、その一部の映像が紹介されていて、ご本人とお孫さんも交えた認知症を患ったと思われる監督自身の実母の姿が写っていて、どうしても家庭内のことやプライベートな難題として捉えられがちなテーマなのだが、明るくユーモアたっぷりに展開するドキュメンタリーとして出来上がっている様で、多くの視聴者の中にも同様の認知症の方を家族として見守っている方々や医療、介護の関係者にも反響を呼んでいるという。

 80歳を前にして発症したと思われるアルツハイマー型認知症の母を、現在55歳になる娘の映像作家が撮りつづけてきたわけだが、彼女は「一番苦しいのは母」だと察しつつ、「認知症になった母が好き」だといい、懸命に自分自身を保とうとしている実母と、いろんな失敗や事件が起きる日常生活を、魅力アル被写体を見つけたと自覚しつつ、彼女は天職の映画監督として完成させたのである。

 私の場合は、母と同居しているわけではないので、以前の実家に住んでいた当時に始まった認知症の発症時期には、よく私が訪ねると、「○○持って帰ったら困る!」とか「あんたをそんな悪い子に育てたつもりはない」とか、ともかく息子である私は毎回ドロボウの様に言われ続けた時期は、とても困ったのだが、その時期が過ぎて数年が経った現在は、ホームの玄関を入ってロビーの食堂に座っている母は、私が手を挙げて挨拶すると、少しニコッと笑って迎えてくれるようになっている。

 まだ私が自分の息子であるということは分かっているので、私自身はとても行き涯があるのだが、中には娘や息子もわからない様になってしまっている認知症の方もおられる様なので、幸いだと感謝しているのだが、いずれ症状が変る可能性もあるので、全てを受け入れることが出来るようにと、また自分も高齢者の仲間入りをしていずれ同様の痴呆症になるケースもなきにしもあらずと思うので、理解と共に素直に受け入れたり、聞いてあげるようにと心がけている。

 しかし、私の母は娘時代から片方の耳が聞こえなかった上に、高齢化が進んで聞こえていた反対側の耳も聞こえにくくなり、数年間は補聴器のお世話になっていたが、現在はほとんどが筆談で会話するという形になっているのだが、ゆったりとのんびりと会話と言うか、必要な確認すべきことだけを伝えるようにしている状態である。

 今仕事で出会うお年寄りの中にも、認知症と思われる方が数人はおられるのだが、私はボケてるからわからないと仰る方や、突然助けて下さいと言われる方、また同じことを私如きに何度も訴えられる方など、それはそれは千差万別なのだが、いろんな性格や人間性があるものだと、逆に失礼かもしれないが楽しんで会話していて、今度は何と仰るかと期待している場合もあって、関口監督の様に四六時中ではないが、時折の出会いを楽しみに出かけて訪ねているのである。
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「自殺の練習」?いじめ死。

2012年07月07日 | 感じたこと
 滋賀県大津市で昨年10月に起きた、市立中学二年生の男子生徒のいじめによる自殺死をめぐって、今頃になって学校当局と市教育委員会は、その背景やいじめの事実、そしてこの自殺に至る環境でのアンケート調査の結果が一部公表されて、なんとショッキングな「自殺の練習をさせられた」との証言まで飛び出し、今年2月に就任したばかりの若き女性市長である、越直美市長が記者会見し、涙ながらに事実の調査のための外部委員会を市長直轄で設置して再調査する方針を発表した。

この事件についての詳細は定かではないが、インターネット上には自殺した少年と思われる写真や書き込みも多くされている様子であり、真実を巡って自殺した少年の両親がいじめたとされる中学生と市教育委員会、学校を訴えられている状況下で、次々と学校側が行ったアンケート調査の一部が公表されたりしているらしいが、学校側も教育委員会も結局は責任逃れともとれる状況で、保護者が真に望んでいる真実の背景や、彼が自殺に至った過程でのあらゆる問題点について知る権利があると思われるのである。

 よくわからないのだが、学校側が行ったアンケートの回答を内容別にA~Dの4段階にランク分けし、全体の8割にも及ぶA以外の回答の真偽を、加害者とされている同級生たちにはほとんど確認もしないでいたことがわかったほか、市教委が公表しなかったB以下の回答の中には、男子生徒が自殺の練習をさせられていたとする、他の生徒16人の回答や、脅して銀行の口座番号を教えさせてお金を取っていたなどの金品の要求に関する13人の回答もあったというのである。

 このアンケートのランクは、回答した生徒が記名か無記名か、実際に見聞きした伝聞かなどで分類されていたらしく、Aランクは記名された上に実際に見聞きしたとする内容のものとされていて、アンケートは無記名でも可としていたので、全体の6割弱にあたる無記名回答はその後の調査には活用していなかったという。

 また、いじめによる自殺と言われているのにも関わらず、いじめたとされる同級生や家族らへの聞き取りはたった一度だけで、その際も多くの情報を確認もせず、時間に限りがあったしので確度の高い情報だけを聞き、その後は聞き取りを拒否されたと言い訳しているのである。

 つまり、アンケートでは生徒15人もが、いじめを先生も見ていたが、見て見ぬふりをしていたと回答しているという実態からすると、教員自身がいじめを見逃していた可能性が高く、「先生は一度は注意したが、その後はいじめを見ても一緒に笑っていた」という回答もあり、先生に泣きながら電話で言ったそうだが、あまりちゃんと対応してくれなかった」という回答もあり、結局は教師がいじめの実態を知りながら、適切な対応を取らず、見て見ぬふりをして放置していた可能性が大なのである。

 市教育委員会は、「教員には確認したが、何か重大なことを見て見ぬふりはしていない」と答えていて、教師を庇いながら、教育委員会も責任逃れの「知らぬ存ぜず」をきめようとしているのが明らかなのである。

 昔から教育現場だけではないと思うが、特に学校、教育関係者は自分たちの落ち度や失敗、生徒指導に関するイタラナイ点があっても、決して責任を認めず、同僚を庇うという護身の方策だけを考える性格になっていて、私も以前は小中学校などのいじめや管理教育の実態に触れて、問題提起を何度かしたケースがあったが、全て現場の教師は一生懸命やっているので、落ち度なんかはないとの管理的教師や校長、教育委員会などの回答となっていた。

 真実は明らかであり、一人のまだ14歳の少年が飛び降り自殺をしてしまったという悲しくしかも痛々しい事実に対して、いまだに「白を切る」、学校関係者と教育委員会行政関係者の無責任振りがイラ駄々シイ限りである。

 
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梅雨は梅の季節。

2012年07月05日 | 季節の話題
 沖縄地方はとっくに梅雨明けしているのに、京都はまだまだ梅雨明けとは行かず、今日も気温はさほど高くはなかったけれど、梅雨空で時折の雨が降って、ともかく鬱陶しい季節が続いている。

 先日、私の自営している八百屋ガリバーでもお客さんたちに、南高梅という一番有名な品種の梅の実の中でも有機栽培された綺麗な梅の実を仕入れて購入していただいたのだったが、お客さんはそれぞれの好みに合わせて、梅干つくり、梅酒作り、そして梅醤油にとすぐさま楽しみにされながら台所でのガラス瓶などに入れて、それぞれのレシピを参考に作られたことだろうと推察している。

 昨年もそれぞれのお客さんが梅の実を買ってくださったのだったが、私自身がトライした「梅醤油」がなぜか失敗し、どんよりと黒くなっただけではなく、少しかび臭くになってしまって、せっかくの梅の実を上手に食する手立てには至らなかった部分があったのだが、今年は奥さんが早くも梅シロップを作っていて、まださほど浸かっていないと思うのだが、梅ジュースの様にしてサイダーで割って飲ませてくれた。

 私の住む京都府京田辺市にも梅の実を栽培している農家があるかも知れないのだが、木津川を挟んで東北に位置する城陽市寺田青谷地域は、とっても梅の実が多く栽培されていて、春先の梅祭りも人気があって、梅の花を楽しみつつ春を感じている住民の方が多い地域なのだが、この梅雨時はまさしく「梅の実」の収穫の集中期であり、京都府内でも最大の21haの梅林が収穫真っ最中ということである。

 梅と言っても素人にはなかなか品種の違いが分かりにくいのだが、青谷の梅では「城陽白」、「南高」など四品種が栽培されているそうで、今年は冬がとても寒かったために梅の花の開花が遅れたために、梅の実の収穫も少し例年よりは遅くなったらしいが、見事な梅の実がたくさん収穫されているという。

 その梅林のお膝元とも言うべき、JR奈良線の山城青谷駅近くを、仕事の関係で私は毎週の様に車で通るのだが、駅の西側に地元では有名な造り酒屋の「城陽酒造」さんがあって、この時期は暖簾の横に、仕込んだ梅酒を絞った後の「梅を差し上げます!」との貼紙がしてあって、私は昨年からちょくちょく訪れては、この絞った後の梅をビニール袋に入れていただいて帰っているのである。

 今年も早速先週に立ち寄って、無料で絞った後の梅だけいただくのは少し恐縮なので、あまりアルコールは飲めない口の私だが、小さな梅酒のボトルを買っては、遠慮なく酒の臭いがぷんぷんの絞った後の梅の実をたくさんいただいて帰ったのであった。

 まだ絞った直後ということもあるのか、今年のいただいた梅は少し硬くて、口にほおばってもなかなか食するのは困難なのだが、少々口の中でころころと転がしていると、柔らかくもなって程よい梅酒を飲んだような気分にもなり、間違いなく二三粒食すると酔っ払ってしまうほどの心地よいものである。

 この城陽酒造さんは、以前にも冬場の「酒粕」を求めて数回伺ったことがある地元では知る人ぞ知る地酒のメーカーでもあるのだが、こじんまりした佇まいの工場と入り口付近の売店と事務所からなる小さな造り酒屋さんなのだが、とても雰囲気があって、近くを通ると、お酒を飲めない私なのについ立ち寄ってしまいたくなるのであった。

 梅雨時のむしむしした季節には、ちょっとしたさわやかな梅サワーや梅酒を氷で割って飲んだり、また体調を整える必要を感じたら、やはり昔から日本人は「梅干」を上手に食してきた民族だと思うし、梅醤油を上手に使えば食卓の食材も少し変化アル食感や味になって楽しめることになるし、お子さんたちにも梅ジュースや梅サイダーは最適の飲み物となのので、やはりこの季節の贈り物でもアル「梅の実」を感謝していただこうと思っているのである。

 「ウメー梅」を食する季節が、今梅雨のの真っ最中でもあるのである。
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コミュ力、コミュ障って?

2012年07月04日 | 感じたこと
 最近の景気の動向や世界経済の不安もあって、全国的に学生さんを中心とする所謂「就活」と呼ばれる、就職活動は益々大変になっていると言われているが、先日近所に住む現在大学3回生の女子学生である20歳の就活にともかく一生懸命の娘さんに話を聞く機会があった。

 彼女は普通のデザインや美術系の四年生大学に通学しているのだが、幼い頃から知っているよしみで、たまたま乗り合わせた大阪方面に行く電車の中で隣りあわせに座ったので、約30分間いろいろと現在の就活状況を聞くこととなった。

 彼女自身の就活の具体的な話はさておいて、一般的には昨今の就活に於ける面接と言う大切な関門で、一番求められているのが「コミュニケーション能力」、つまり「コミュ力」なのだというのである。

 つまり、現代の社会人として一番期待されているのが、他人とのコミュニケーション能力だということで、短い面接時間内に的確にその会社に就職したいと思った動機や期待感、そして自分の抱いている希望など、初めて出会った面接官に分かりやすく、しかも積極的に伝えることが出来るかどうかが、就職面接においては一番大事なのではないかということであった。

 一方、このコミュ力と言われる能力と言うか実力を面接官に認識して貰うという技術とでも言うべき、話し方や話しの内容などについても、最近の就職セミナーなどではレッスンされたり講義があるというのだが、なかなかつけ刃では、このコミュ力と言う様な力がつくとは思えなく、自信を失いかけた学生や求人に応募した人々の間では、自分は「コミュ障」、つまりコュニケーション障害だとの劣等感とでも言うべき認識がされることが多いというのである。

 こうした現代の就職戦線の真っ只中にあって、急遽求められているという「コミュ力」なるものを身につけるというのは、非常に困難なことであって、簡単なマニュアルやシュミレーションをするだけで達成したり、会得できたりすものではないと思われるので、とても厄介な課題となっているとも言うのである。

 話はとても変るが、私がここ数年感じている多くの他人または仕事で出会う初対面の人との会話や世間話で感じるのは、一般的に言う「お天気」や「ちょっとした誰でも知っている話題」について、それとはなしにお互いが和める様にと話題にしたりした時に、必要最小限のことしか話さない人とか、全く世間話的な話が出来ない人がいるもので、特に私もそういう年代になりつつあるが、仕事を辞めたり定年を迎えたおっさん連中の中には、結構長年の仕事仲間や家族とは会話が出来ても、ご近所の奥さんたちや突然訪ねてきた他人とは、ほとんど話せないという人も多いのではないかと感じているのである。

 それでは若い世代はどうかと言えば、性格の違いもあるのだが、やはりそうした他人との世間話的な会話が「チョー苦手」という人もいる様で、そういうタイプの人にとっては、とっても就職活動での面接を中心とする「コミュ力不足」を感じたりしている様で、自分は「コミュ障」だと自認している人もいるらしいのである。

 これらの課題は、確かに簡単には克服しがたい面もあるのだが、やはり日頃から誰とでも無駄話と言ったら失礼かも知れないが、いろんな他人でも家族でもいいから話す機会があれば積極的に、その人の性格や趣味、年齢などに応じて推察しながら、当たり障りのない話から初めて、所謂「世間話」と言われる会話を楽しめる様に試みるしかないのではないかと思っている。

 自分の殻に閉じこもっていたり、自分と相性のいいと思う人としか話さないという人では、世間にはいろんなタイプの人、つまり多種多様な性格の人がいるのだから、とっても興味を持って、その人がどんな人かとの関心と共に、いろんな話題を共有できるようにと話を展開するという「空気感」とでも言うべき「感」を働かせて、楽しく会話を続けることが、所謂「コミュ力」を身につけるための練習にもなり、いつのまにか「コミュ障」を脱する糸口が見つかることとなるだろうと確信している。

 若者よ、就職戦線で頑張っている学生諸君、大いに話をし、多くの他人と世間話をしようではありませんか。、
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かじられたアップル!

2012年07月03日 | とんでもない!
 昨日のニュースで、アメリカの大手電子機器メーカーであるアップル社が中国の広東省の高級人民法院、日本では高等裁判所にあたるところで、中国企業でシンセンにある台湾グループの唯冠科技という企業から訴えられていた「iPad」を巡る訴訟が和解し、なんとアップル社は中国企業に対して、日本円で約48億円にも及ぶ和解金を支払って、中国国内での「iPad」という商標登録を買い取ったことが報じられたのである。

 とんでもないことだと思うのだが、世界の電子端末機器のトップでもある、あのスティーブ・ジョブズ氏がはじめた、ユニークかつ大胆なアイデアと技術力で、世界の情報ツールを中心として、現在に至るまでの世界的商品化も含めリードしてきた、アップル社が中国の一企業の商標登録と言う、とても嫌がらせ的で詐欺的な手法に負けたとでもいのか、今後の中国国内でのアップル社の情報交信端末の「アイパッド」の販売に支障を生じていた問題に対して、アップル社側が譲歩したというか、訴訟された裁判が長期戦になると、企業利益が大きく損なわれるとの見通しから、和解と言う道を選択し、多額の支払いに応じたというのである。

 広東省の地裁にあたる中級人民法院が昨年12月に、アップル社の中国国内での販売が出来なくなる、アイパッドの商標権を認めない判決を言い渡したために、アップル社が上訴していたのだが、中国の商標権を管轄する国家工商行政管理総局と称する国家組織の幹部は、今年4月に、アイパッドという商標登録は中国側の企業に寄って登録済みのため、合法でありアップル社の「アイパッド」は使用できないとの見解を示していて、アップル社は長引く交渉で中国国内での販売が出来なくなることよりも、和解金で一件落着させて、一気に販売攻勢に出ようと決断したらしい。

 しかし、現在に至るまでに日本の企業も含む世界的な企業が、または行政機関が数多くの中国国内での商標登録などの商行為に関して、明らかに迷惑かつ邪魔になる様な、勝手な商標登録をされていたために訴訟や紛争になったケースがあり、その都度世界的なビジネスや商道徳から見れば、中国特有の嫌がらせか詐欺的商法ではないかとさえ思う手法で、国際的にも批判される問題を起こしているのである。

 日本について言えば、いつのまにか先手必勝とでも言うべきか、日本特有の有名ブランド化した食品や農産物、または技術を伴った画期的な商品のネーミングなどに関しても、中国国内で先に商標登録をしておいて、その商品や物品が売れ出すと、あたかもその商品の如く作られた偽物あるいはコピー商品を、その商標登録名などで販売するという、とても信じがたい手法で売りさばくというケースが続出していたのである。

 青森県や讃岐という日本の国内の地名や地域名は、当たり前の如く日本国内では、青森の場合はリンゴやにんにくなどではトップブランドとして有名でもあり、他県の生産物とは違う差別化とも言うべき商品価値を持っていて、日本国内だけでなく全世界的にも良品として売れているのだが、中国国内では青森という県名までもが商標登録されていたり、讃岐うどんの「讃岐」も勝手に商標登録されていたというほど酷い話もあったのである。

 今回のアップル社の訴訟に関する和解は、日本的に言えば苦渋の選択とでも言うべき判断を、現在のアップル社のトップが企業としての中国国内での販売をスムーズに進めるためにやむを得ず選択した結果だとは思うのだが、アップル社の創始者であるスティーブ・ジョブズ氏が生きていれば、どの様に対処しただろうと思うのである。

 いずれにしても、中国側の今回の和解は、決して勝利ではなく妥協の産物以外の何物でもないと思われるのだが、今後同様の訴訟や商標登録裁判に関しての、良くない前例を作ったのではないかと、とても危惧してならないのである。

 多くの全世界の企業が、当然日本の企業の進出も中国では盛んであるのだから、今後の中国側の同様もしくは類似の商行為違反とも言える、訴訟や勝手な商標登録という行為に対しては、厳しい批判と共に、世界からの監視と罰則をも伴った是正がされることを大いに期待したいと思うのである。

 

 
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当たり前の大人

2012年07月02日 | 感じたこと
 当たり前の大人って、どういうこと?と思われた方もいると思われますが、今朝の毎日新聞の朝刊の「みんなの広場」と称する投書欄に、14歳の男子中学生の「あいさつもできない大人」と題する投書が掲載されていたので、これに纏わる感じている問題を改めて記したいと思ったのである。

 東京都立川市に住むI少年の投書は概略すれば、彼の住んでいるマンションは11階建てで一日に必ずエレベーターなどで誰か他人に会うことがあるのだそうですが、自分が挨拶をしても挨拶を返さない大人がいるそうで、大人なのにあいさつも出来ないのかと思ったそうなのです。

 当たり前のことを当たり前にできない大人がいることを彼は信じがたく、挨拶と言う当たり前のことができる大人はカッコいいと思うし、挨拶ができるととても気分が良くなり、一日が素晴らしく感じるというのですが、実際は挨拶の出来ない大人がいる現実に対して、彼は大人になっても恥ずかしくない、当たり前のことが当たり前にできる格好良い大人になるために、今の内から当たり前のことができるようにしたいとの決意を記していました。

 当然のことだと思うのですが、世の中には他人であっても挨拶された場合は挨拶を軽くても返すという常識とでも言うべき礼儀があると思うのですが、意外と誰か分からない人とすれ違ったりした場合でも相手が挨拶された場合は、軽くても挨拶を返すという形が常識だと思うのですが、彼の言うように挨拶が出来ない人は確かにいるものです。

 実は、以前にもガリバー通信で記したことがありますが、挨拶のできない大人だけではなく、電車やバスに乗った場合の、例の優先座席に何の躊躇もなく座って、しかも堂々と携帯電話やメール、もしくはスマホのゲームやインターネット接続など、場所を構わずしている大人がとっても多いのです。

 優先座席とは、言うまでもなく障害者や高齢者、そして小さな子供連れや妊婦さんなどに対しての優先的に座っていただくための座席ですし、しかも携帯電話の電源はお切りくださいと明確に表示と共にアナウンスもされていても、全く気付かないのかシカトーで座っているのかは分かりませんが、私は気付いたらイエローカードかレッドカードを、その人の肩か腕に貼り付けたい気分になることが多いのです。

 また、スーパー、銀行、その他の多数の人たちが利用する駐車スペースにある「障害者用」、もしくは譲り合いを推奨するゾーンの表示があるにも関わらず、堂々とどう見ても健常者の大人が他のスペースより入口に近い場合が多いためもあってか、ともかく一般の大人の利用が多く見られるのを目撃していて、当たり前のことが出来ない、自分勝手な大人が増えたなと感じています。

 ともかく、それ以外にも自転車での歩道の激走や自動車による行き違いの難しい道での譲り合った場合の簡単なお礼を込めた挨拶なども含め、私の思う常識的他人への対応や挨拶が出来ない大人が多い現状に、最近は特に苛立ちさえ感じることもありますが、直接注意をしたり指示したりするとカドが立つとでもいうのでしょうか、中にはとても不愉快な気分にこちらがされてしまう様な怒りや罵声を浴びることもあるので、心の中でずっと我慢して、当たり前のことが出来ない大人を見守っているだけなのです。

 投書をしたI君が大人になる頃には、日本中の大人も子どももちゃんと挨拶が出来たり、社会的ルールを常識的に守れる大人たちが増えることを願っています。

 
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