ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

携帯台数人口を超える

2012年05月19日 | ちょっと可笑しいよ
 日本の人口は現在1億2千数百万人だそうだが、2011年末の携帯電話の契約数が1億2820万件で、なんと人口を上回って、携帯の普及率が100%を超えて、赤ちゃんから百歳を超える高齢者まで全てが一台は所有していることとなったらしいのだが、ここ数年のスマートフォンの飛躍的な普及で一人で複数台所有する人が増えたためだともいうのである。

 果たして携帯電話を何台も所有する必要があるのか否かはそれぞれの理由があったり、考え方の違いから来る価値観の違いとも言えるのだが、今日昼過ぎにお会いしたご年配の女性二人は、携帯電話を持っていないと仰っていたし、電磁波があるからとか必要がないからとか様々な理由で大人でも携帯を所有したいない人もいるし、赤ちゃんから少なくとも中学生くらいまでは携帯なんか必要ないのではないかと私は思うのだが、世の中には3台以上所有している人もいる様で、結局平均値で日本国内の人間が一人一台は持っている勘定となっているのである。

 数日前の新聞報道では、ともかくスマートフォンの普及が急ピッチで、携帯電話所有者の五割を既に超えたそうなのだが、我が家と娘家族の中ではまだスマホ所有者はいないし、当然孫の小学生と幼稚園児は携帯など持つ必要もなく、我が家族の所有率は息子夫婦を入れても75%であり、全国平均よりは低いといえよう。

 いずれにせよ、国内ではドコモ、au、ソフトバンク3社を中心にテレビ、新聞、雑誌とあらゆる広告媒体を通じて、主力商品のスマートフォンを販売するための商戦が盛んで、本当にインターネットに直接接続する必要の有無を問わずに、この多機能携帯電話(スマホ)を何故か時流に乗り遅れまいとしているのか、ファッションの一部として持ち歩いているのか定かではないが、多くの人たちがCMや話題性に乗せられて購入されているのではないかと私は思ってしまうのである。

 ともかく、電車に乗ると座席に座っている人の半数以上が携帯かスマホを手にしながら、何やら画面を見続けている場合が多いし、電話やメール機能だけでなく、ゲームに興じてたり、インターネットに接続し、多様な情報を見続けておられる様に感じる状況が何処でも見られるし、自動車運転中の相変わらずだが携帯使用も後を絶たない様で危険である。

 毎週私の場合は大阪へ老いた母の顔を見に出かけているのだが、電車車内での携帯電話使用に関するマナーは最悪で、とにかく優先座席にどっかと座った若い人たちを中心に、窓際に立っている人たちも含む多くの人たちが、携帯依存症とでも言えるのではないかと思うほど、最近はスマホをイジッテいて、周りの乗客の様子も優先座席であることもお構いなく、ずっと指を動かせているといった実態を見ることが恒常化していると言っても過言ではないのである。

 欧米諸国やアジアの国々の携帯電話所有率などは全く知らないのだが、ひょっとしたら日本人ほど、携帯電話もしくはスマホに魅せられている国民はいないのかもしれないと思う程、異常な状態ともいえるのではないだろうか。

 これほどまでも普及したと言うべきか、携帯電話に毒されたと言うべきかはどちらとも言えないのだが、本当に必要なアイテムだとしても、女子高校生たちの一部が語る様に、携帯もしくはスマホ命みたいになってしまっている依存症とも言うべき病状は、当分治らないのかもしれないが、せめて電車車内だけではないが、公共的マナーやルールを守って使用するというモラルだけは、徐々にでもいいから徹していただき、他人や金銭的にも迷惑をかけたり身の丈を超えた負担にならない様な節度が必要だと思うのである。

 
コメント (1)
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