ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

弁当配送ボランティアが出来ない。

2007年05月14日 | 地域の話題
 今日から私は新しい仕事。と言ってもパートの如き存在だが、ともかく選挙後の身の振り方を考えるためにも、じっとしては「おまんまが食べられない」ということで、友人の誘いもあって仕事に就くこととなった。

 月曜から木曜日まで一週間に4日間のパート仕事とは言え、基本的には休むことは出来ないと思っている。

 そこで今まで20年近く、たぶん議員になる前からやっていた、社会福祉協議会がやっている事業の「ふれあい給食」、つまり無償で独り暮らしの高齢者に、地域の民生委員さんがお届けする「手作り弁当」を配送するボランティアが、月に二度とは言え、毎月の第一と第二水曜日の午後だったので、出来なくなったのである。

 ほとんどは地域の民生委員さんへ届ける形だったのだが、直接高齢者の手元へと、やはりボランティアグループの人たちが作られた「お弁当」を届ける役割は、直接的ではなくても、いろんな地域の問題や高齢者、介護保険、家族、病気、医療、コミュニティなどのあり様とあり方を、実際に感じたり考えたり出来る機会として、私自身は続けてきたつもりである。

 今日からはじめた「仕事」のために、長年続けていた「お弁当の配送ボランティア」を休止せざるを得なくなったので、社会福祉協議会に電話を入れて、担当者に「今週水曜日から出来ない」との断りを言いつつ、「大変お世話になりました」と言う自分に対して、社協の職員が「いいえ、こちらこそ長年お世話になりました」と返事をされたのを聞き、少しだけ感慨があった。

 走馬灯の如くとは、ちょっと言い過ぎかもしれないが、考えてみれば議会や、どうしても止む得ない事情で、水曜日の弁当の配送ボランティアが出来ない日もあったのだが、ほとんど20年間、欠かさず運んだ「民生委員」さんや「高齢者」の方々の「顔、かお、カオ」が浮かんできた。

 その中で、やはり筆頭は、この「ガリバー通信」のブログにも一度は登場した「河村愛さん」である。

 「河村愛」とだけ書くと、今の若い人たちのポップス音楽の中で活躍する「川島愛」や「大塚愛」みたいなのだが、年の頃なら八十過ぎのおばぁちゃんなのである。

 独り暮らしだが至って元気で、耳は遠いけど働き者の「面白い高齢者」なのである。

 夏は、いつもシャツ一枚の「夏姿」で、玄関先は開けっ放しで、畑や近所に出かけている、明るい名物ばぁさんなのであった。

 いつも「兄ちゃんすまんな!」と私に言ってくれて、夏場は「コーヒーでも飲んで行きや」と缶コーヒーを勧めてくれる、気のいいおばあちゃんであった。

 ちょっぴり寂しさを感じるのは、そうしたおばぁちゃんと会えなくなることである。

 この20年間に運んだ「ふれあい給食」は、ざっと平均一回に10食として、一年に200食程度なので、何と4000食となる。凄い数だが、一度だけ給食の「お弁当」を食べたことがある。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「男って、別な生き物?」 | トップ | お連れ合いの死。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ライラック)
2007-05-15 05:47:58
本当にご苦労さんでした。本当に何かを止める時って淋しいですねそれに勇気も要ります。でも0近い将来必ず復帰を願っています。何年か前からポストに入ったガリバー通信読ましてもらっていました。今回の選挙前から熱心にこのブログ楽しみに読んでいます。頑張ってください。
返信する
ありがとうございます。 (ガリバー)
2007-05-15 22:00:46
 ライラックさんって誰ですか。

 でも、見ず知らずの人に「ガリバー通信」の議会報告と「ブログ」も読んでいただいて、コメントをいただいて、心から感謝します。

 いろんなメールやコメント、そして激励の手紙や直接のお言葉に、どんなに励まされたことでしょう。

 ほんとうに、ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

地域の話題」カテゴリの最新記事