
昨日、久しぶりに夫婦で映画「ガリバー旅行記」を鑑賞したことはお伝えしたのだが、この際私が「ガリバー」と呼ばれるようになって丸30年にもなるので、「ガリバー」について続けて記したい。
「ガリヴァー旅行記」なる作品を著したジョナサン・スウィフトは、世界の文学史に名をとどろかすような超一流の作家ではないのだが、日本では多くの人が「ガリバー」のことを巨人として知っているのである。
彼が記した「ガリヴァー旅行記」とは、今から約300年も前の1726年に発表された作品で、正しくは「ルミュエル・ガリバー著・世界のさまざまな遠方民族への旅」というタイトルであり、四部作となっていて、第一部が「リリパット国渡航記」で、これが所謂多くの人が知っている「小人の国に行ったガリバー」の原作なのだ。
続けて第二部は、「ブロブディンナグ国渡航記」、第三部は「ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリップおよび日本への渡航記」、そして第四部は「フウイヌム国渡航記」となっている。
ややこしい難解な名の国々への訪問記となっているのだが、一般的には渡航したそれぞれの国の特徴をとらえて、「小人国渡航記」、「大人国渡航記」、「空飛ぶ島渡航記」、「馬の国渡航記」と呼ばれているのである。
原作には、出版社より読者に宛てた解説も添えてあり、形式的にはルミュエル・ガリバー氏は実在の人物であり、数奇な渡航記も全て実話であるという体裁を装っているのである。
しかし、この名「ガリバー」とは、語源は「愚か者」の意だそうで、ちょっとガッカリするのだが、私の場合は子どもたちの遊びと遊び場のリーダーとしての存在感が、「背が高く、声も大きく、おまけに態度もデカイ」の三拍子揃った「大きさ」から名づけられたニックネームだと信じているので、「愚か者」ではないと思っていたが、やはり「愚か者」なのかも知れない。
著者スウィフトの寓意はいたるところに感じられるのだが、いずれの渡航記も船が難破したり海賊に出会ったりした結果、心ならずとも「不思議な国」にたどり着いてしまうという形式をとっていて、ガリバーとは「よく災難にあう人だなぁ」と感じている人も多いと思うのである。
なにしろ、初めて「ガリバー旅行記」が出版された18世紀初頭は、航海そのものが大冒険の時代であり、現実にも何度も遭難を経験した船乗りも多いだろうし、港では実際以上に数多い遭難体験やまことしやかな冒険談や不思議な国や地域の話を語る、雄弁な旅行家もいたであろう。
「ガリバー旅行記」の内容をフィクションというのは容易いが、イギリスで同じく七年前に発表されていた「ロビンソン・クルーソー漂流記」も大航海時代を象徴する虚実の入り混じった旅行記、旅行譚として有名である。
いずれにせよ、私のニックネーム「ガリバー」は、いろんな災難?によく遭遇する「愚か者」なのだということを改めて自覚したと言えよう。
「ガリヴァー旅行記」なる作品を著したジョナサン・スウィフトは、世界の文学史に名をとどろかすような超一流の作家ではないのだが、日本では多くの人が「ガリバー」のことを巨人として知っているのである。
彼が記した「ガリヴァー旅行記」とは、今から約300年も前の1726年に発表された作品で、正しくは「ルミュエル・ガリバー著・世界のさまざまな遠方民族への旅」というタイトルであり、四部作となっていて、第一部が「リリパット国渡航記」で、これが所謂多くの人が知っている「小人の国に行ったガリバー」の原作なのだ。
続けて第二部は、「ブロブディンナグ国渡航記」、第三部は「ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリップおよび日本への渡航記」、そして第四部は「フウイヌム国渡航記」となっている。
ややこしい難解な名の国々への訪問記となっているのだが、一般的には渡航したそれぞれの国の特徴をとらえて、「小人国渡航記」、「大人国渡航記」、「空飛ぶ島渡航記」、「馬の国渡航記」と呼ばれているのである。
原作には、出版社より読者に宛てた解説も添えてあり、形式的にはルミュエル・ガリバー氏は実在の人物であり、数奇な渡航記も全て実話であるという体裁を装っているのである。
しかし、この名「ガリバー」とは、語源は「愚か者」の意だそうで、ちょっとガッカリするのだが、私の場合は子どもたちの遊びと遊び場のリーダーとしての存在感が、「背が高く、声も大きく、おまけに態度もデカイ」の三拍子揃った「大きさ」から名づけられたニックネームだと信じているので、「愚か者」ではないと思っていたが、やはり「愚か者」なのかも知れない。
著者スウィフトの寓意はいたるところに感じられるのだが、いずれの渡航記も船が難破したり海賊に出会ったりした結果、心ならずとも「不思議な国」にたどり着いてしまうという形式をとっていて、ガリバーとは「よく災難にあう人だなぁ」と感じている人も多いと思うのである。
なにしろ、初めて「ガリバー旅行記」が出版された18世紀初頭は、航海そのものが大冒険の時代であり、現実にも何度も遭難を経験した船乗りも多いだろうし、港では実際以上に数多い遭難体験やまことしやかな冒険談や不思議な国や地域の話を語る、雄弁な旅行家もいたであろう。
「ガリバー旅行記」の内容をフィクションというのは容易いが、イギリスで同じく七年前に発表されていた「ロビンソン・クルーソー漂流記」も大航海時代を象徴する虚実の入り混じった旅行記、旅行譚として有名である。
いずれにせよ、私のニックネーム「ガリバー」は、いろんな災難?によく遭遇する「愚か者」なのだということを改めて自覚したと言えよう。
ガリバーって愚か者の意味があったのですか!知らなかったです。あとガリヴァー旅行記で日本が出てくるのも初めて知りました。