今日はゴールデンウイークのちょうど中日の様な日だったが、全国的に好天に恵まれて、京都は27℃の初夏の陽気となった。
ゴールデンウイークとやらのマスコミや旅行会社の宣伝などで、すっかり「何の日」的祝日の意味が昨今は忘れられた「休日」となってしまっている感が強いが、4月29日は以前の「天皇誕生日」で、その後「みどりの日」となり、今は「昭和の日」となり、今日は「憲法記念日」だったのである。
昭和21年11月3日に制定された「日本国憲法」が、翌年の昭和22年(1947年)に施行されたことを記念して「五月三日」を憲法記念日としたらしいのだが、戦後も65年経ち、憲法も60年の歳月が過ぎて、忘れられかかっていたり、憲法改悪を試みようとする異見も見え隠れしている事実がある。
数年前の総選挙による自民党の圧倒的勝利で、勢いだった「憲法改正」を掲げる勢力が「国民投票法」なる「憲法改正」のための法的手段としてのルールを確立して、国会議員の2/3以上の賛成多数で、現行憲法を「自主憲法」とか「大日本帝国憲法」時代の内容に戻そうとする「復古主義者」たちの願いと狙いが渦巻いていたのであった。
幸い、先の総選挙で民主党勢力を中心とした新政権が誕生したことにより、保守派の勢力が少し後退したために、こうした「自主憲法」制定派の勢いが少し止まって、現在は「憲法改正論議」も低調なのだが、国民の世論調査では何故か「憲法改正」の意がいまだ50%近くを占めているという。
今日のテレビニュースを見ていても、あまり「日本国憲法」に関する動向やニュースは伝えられていないが、全国各地で小さな「憲法を守る集会」や「自主憲法制定の集い」などが開催されていたことだろう。
私は現行の「日本国憲法」が「自主憲法」であり、決してアメリカ進駐軍のお仕着せの憲法などとは思っていないので、「戦争放棄」と「軍隊をもたない」と宣言した第9条だけでなく、基本的人権や三権分立の制度など、まだまだ十分にその意義が浸透していない様なお題目的内容もあるが、民主主義の基本を国民が見誤まらなければ、現状の改悪は必要ないと考えている。
環境権や天皇制などについての異見や考え方もあるが、決して現行憲法を改正するといった形で、大きなムーブメントを起こす必要はないと思っている。
この「憲法記念日」に、私は孫の元気なK君と、午前中に隣町の大ホールで上映された地球の海に行き続ける動物たちを中心に撮影された「OCEANS」を鑑賞し、午後は京都市内の千本えんま堂で催された「えんま堂狂言」を見たのであった。
本当に初夏を思わせる25度を超す炎天下の下で、約300人近い観客が楽しんだ「狂言芝居」は、素人の役者たちが結構本格的な練習と演技力を身につけて演じる狂言が6作演じられ、私の知人の7歳になる男の子が「猿」を演じていて、なかなかの好演であった。
ゴールデンウイークとやらのマスコミや旅行会社の宣伝などで、すっかり「何の日」的祝日の意味が昨今は忘れられた「休日」となってしまっている感が強いが、4月29日は以前の「天皇誕生日」で、その後「みどりの日」となり、今は「昭和の日」となり、今日は「憲法記念日」だったのである。
昭和21年11月3日に制定された「日本国憲法」が、翌年の昭和22年(1947年)に施行されたことを記念して「五月三日」を憲法記念日としたらしいのだが、戦後も65年経ち、憲法も60年の歳月が過ぎて、忘れられかかっていたり、憲法改悪を試みようとする異見も見え隠れしている事実がある。
数年前の総選挙による自民党の圧倒的勝利で、勢いだった「憲法改正」を掲げる勢力が「国民投票法」なる「憲法改正」のための法的手段としてのルールを確立して、国会議員の2/3以上の賛成多数で、現行憲法を「自主憲法」とか「大日本帝国憲法」時代の内容に戻そうとする「復古主義者」たちの願いと狙いが渦巻いていたのであった。
幸い、先の総選挙で民主党勢力を中心とした新政権が誕生したことにより、保守派の勢力が少し後退したために、こうした「自主憲法」制定派の勢いが少し止まって、現在は「憲法改正論議」も低調なのだが、国民の世論調査では何故か「憲法改正」の意がいまだ50%近くを占めているという。
今日のテレビニュースを見ていても、あまり「日本国憲法」に関する動向やニュースは伝えられていないが、全国各地で小さな「憲法を守る集会」や「自主憲法制定の集い」などが開催されていたことだろう。
私は現行の「日本国憲法」が「自主憲法」であり、決してアメリカ進駐軍のお仕着せの憲法などとは思っていないので、「戦争放棄」と「軍隊をもたない」と宣言した第9条だけでなく、基本的人権や三権分立の制度など、まだまだ十分にその意義が浸透していない様なお題目的内容もあるが、民主主義の基本を国民が見誤まらなければ、現状の改悪は必要ないと考えている。
環境権や天皇制などについての異見や考え方もあるが、決して現行憲法を改正するといった形で、大きなムーブメントを起こす必要はないと思っている。
この「憲法記念日」に、私は孫の元気なK君と、午前中に隣町の大ホールで上映された地球の海に行き続ける動物たちを中心に撮影された「OCEANS」を鑑賞し、午後は京都市内の千本えんま堂で催された「えんま堂狂言」を見たのであった。
本当に初夏を思わせる25度を超す炎天下の下で、約300人近い観客が楽しんだ「狂言芝居」は、素人の役者たちが結構本格的な練習と演技力を身につけて演じる狂言が6作演じられ、私の知人の7歳になる男の子が「猿」を演じていて、なかなかの好演であった。
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