ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「おじいちゃん、おばぁちゃん」

2013年10月01日 | 感じたこと
 早くも10月になった。

 九月は「敬老の日」と「秋分の日」が国民の祝日としてお休みの旗日であった。

 しかし、敬老月間であるはずの九月も、世間はさほど高齢者に優しくしたり、高齢者を敬うなんてことはなかった様に感じている。

 以前は「60歳」を過ぎれば、立派な「たが、年寄り扱いむをされた時代があったが、昨今は60歳を過ぎただけでは社会的には「高齢者」扱いされない時代に突入したと言っても過言ではあるまい。

 いたるところで、「シニア割引」とか言う、高齢者対象の割引制度も多くなったが、たいていは65歳以上だし、なんとラジオで聞いたのだが、切り絵作家で有名な藤森清治さんの美術館がては最近オープンしたらしいのだが、ここの入館料は藤森清治さん自身の年齢を超える人だけがシニア割引、入館料が安くなるという情報もあり、なかなか普通の高齢者にとっては、費用がかさむ場合もあって、必ずしも高齢者優先や割引にはよくしない場合もある。

 今日、仕事帰りに寄ったコンビニには、高齢者マークのついた自動車の優先駐車スペースが表示されていて、障碍者マークのついた駐車スペースと同様の配慮がされていた。

 ところで、このブログこをご覧いただいている方々の中にも、高齢者の仲間入りを意識せずとも世間的には高齢者扱いをされだしている方々もおられると思うのだが、気軽にご年配の方々を「おじいちゃん」、「おばぁちゃん」などと呼ぶのは避けた方が良い場合が多いと思われるので、ここに記すこととしよう。

 数年前のことだが、ご近所の顔見知りの「おばぁちゃん」にお会いした時に、何気なく最近いつもご一緒たった「おじいさん」をお見かけしなかったので、つい「おじいさんは?」と気軽に尋ねてしまったのであったが、よほど機嫌が悪いタイミングだったのかもしれないが、とんでもない顔で「あなたのおじいさんではないでしょう!」、「私の主人ですから・・・」とタシナメられたのであった。

 あぁ、悪いことをしたと反省しきりで、とても落ち込んだのだが、数ヶ月後に再びそのご婦人と郵便局で会ったので、今回はちゃんと「ご主人様はお元気ですか?」と尋ねようと思っていたら、先方の方から何気ない感じで近寄ってこられて、「主人の書いた和歌の本ですが、どうぞ受けとって下さい!」と丁寧にお話いただき恐縮したことがあった。

 たぶん、前回の場合はご主人がご病気療養中で、少し疲れておられたのかもしれないのだが、はっきり言って確かに私は、そのご婦人の孫でもないので、他人様のご主人を「おじいさん」と呼ぶのは失礼だったことは間違いないのだが、普通に「おじいさん」と声をかけること全てが失礼にあたるのかどうかは疑問である。

 「おじいちゃん」や「おばぁちゃん」だけでなく、普通のご家庭でも子供が出来てしばらくすると、子供が呼ぶ呼称としての「おかぁさん」や「お父さん」が日常的に使われている場合が多いと思われるのだが、ご他聞にもれず我が家でも子供たちが結婚し家を出てからも、女房のことを「おかぁさん」と呼び、妻は私のことは「お父さん」と呼んでいて、いつもは問題ないのである。

 しかし、何にか妻の機嫌が悪くなっている時に、私が女房に「おかぁさん!」と呼んでしまうと、とんでもない返答が返ってくることとなり、「私はあんたのおかぁさん」ではない!!!。

 敬老月間だけでなく、十月になっても遅くないし、年中高齢者を労わりつつ、できるだけ「おばぁちゃん」や「おじいちゃん」と呼ばずに、出来れば「お名前」を気軽に呼び合える関係性をつくって過ごせればと思うのだが、孫から「じいじ」や「ばぁば」と呼ばれるのは嬉しくとも、子供や他人から「じいさん」「ばぁさん」と呼ばれたくないと思っている高齢者が多いのではないかと思うので、十分注意し配慮したいと感じでいるのである。

 

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